真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

NHKのテレビ番組、100分de名著、渋沢栄一の著書、「論語と算盤」の二回目を視聴しての感想

NHKのテレビ番組、100分de名著、渋沢栄一の著書、「論語と算盤」の二回目を視聴しての感想。
今回のテーマは、「信用」。ということで、私は、この自分のブログで書いて来た864本の記事の中で、信用という言葉を用いた本数を調べてみた。31本あった。
所で、信用とは何だろうか。相手の言動が本当だと信じることである。うそ偽りがないと受け入れることである。
私のブログの中で信用を扱った記事の中で、紙幣、貨幣を取り上げて、1万円という紙切れを貰って、1万円分の商品を渡すのは、そこに信用(信頼)が確立されているからだと述べた。
話は変わるが、信用という言葉で私に思い浮かぶ語句は、「短期と長期」である。
信用は短期間では獲得できない。商売で、短期ならば、博打的な一か八かの勝負も良いかもしれないが、長期となれば、相手との何回もの取引回数が必須となる。そうなれば、取引の基盤が信用である。
例えば、共産主義国となってからまだ若い中国。中国は、まだ世界から信用を勝ち得ていない。そのせいか、安定した信用・信頼に基づいて外交をするのではなく、力(軍事力、経済力)で短期決戦的に相手と対峙しようとする。
これは、上下関係に持ち込むやり方であり、必ず内外に敵を生み出す。相手を圧倒する力差がある間は、関係が成り立つ。
日本もかつては若くて、今の中国のように、世界からは信用を勝ち得ていなかった。だから、力に頼らざるを得なかった。力で敗北した日本は、経済力で世界へと進出して行った。この時も今の中国のように、経済力に物を言わせて、世界を敵に廻した。
今は、文化を携えて世界へと進出している。今回は、余り摩擦もなく上手く成功しつつある。歓迎されている。これは相手に脅威を感じさせ、恐怖心をだかせていないからだろう。
時間をかけて、互いにwin-winの関係に持ち込むことが、信用確立の極意なのだろう。

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