真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

NHKの番組100分de名著」「華氏451度」の四回目を視聴しての感想

参考)「NHKの100分de名著、「華氏451度」の3回目を見ての感想」
私は、前回の三回目への感想で、この著書のテーマは「時間の加速化」だと述べた。
四回目を視聴して、やはりテーマは時間の加速化だと再確認した。
人々は、時代の変化の速度に追いつけなくて、刹那刹那の楽しみに浸っている。でも、心の底では、それはダメだと気づいている。
答としては単純だが、ゆったりとした時を過ごす。
物質な豊さよりも、心の豊かを選び取る。
ここまで書いて来て、これは最近書いたなあ、と感じた。なので、自分のブログ記事をたどってみた。そこで、「100分de名著」、「100分de災害を考える」の三回目、「セネカ」の「生の短さについて」を視聴しての感想」に行き当たった。
そこでは、時間と時について述べていた。
そこで述べていたことと同じだ。
心の豊かとは、深さである。表面的な浅さではなく、深く活きる。
深く知る。深く愛する。深く味わう。深く考える。
深さを求めるためには、ゆっくりした時を生きなければならない。
ゆったりとした時を生きることによって、深さを得られ、広さを得られ、長さを得られ、高さを得られる。