真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

大前研一を読む

[コラムの紹介]
◎今日は皆さんにぜひ読んでもらいたいコラム(大前研一氏の執筆)を紹介したいのです。私はこのコラムすべてを読むのに4っ日もかかってしまった。しかし、費やした時間への代価は有り余るほどにどっさりと帰って来た。
[新しい提案]
◎このコラムは経済という方向から、現代日本に、新しい光(時代を、社会を、経済を読み解く体系)を投げかける、新しい提案である。それは同時に今でも引きずっている、過去の価値を吹き飛ばす、爆弾でもある。
[新しい視点を提供]
◎私にとって、彼は、私の前に突然現れた、新しい"師"である。導きの"グル"である。新しい視点を提供してくれる、彼のレポートは合計49回にも及ぶ。それがただ読みできるのだ。
[知識体系が雪崩を打って崩れ去る]
大前研一のコラム、"産業突然死の時代の人生論"、を読むと、あなたの持っている、今まで積み上げてきた、知識体系が、雪崩を打って崩れ去るかもしれない。
[日本の教育の古さ]
◎しかし、それはあなたの知識体系が、築数百年も経過したものになっているからだといえる。それはあなたの責任ではなく、日本の教育の古さから来るものだ。今の日本の教育は時代遅れである。過去の遺物である。博物館で展示されるべき代物だ。
[無心に読み進めよ]
◎そうであっても、とにかく、大前氏の理論が、あなたの知識体系というお城を壊す。あなたが無心に読み進めるならば。心閉ざして読めば何ら益するところはない。あなたのお城は崩壊することもないが、さりとて古いまま取り残される。
[キーワードを受け入れよ]
◎が、同時に、彼の提示する、"キーワード"、を呑み込めば、受け入れれば、新しいコンセプト、新しい設計図の下で、最新の建造物(知識体系)が、しかもかなり洋風なものが、その同じ素材を使って、立ち現れる。
[時代を読み取る]
◎そして、その建造物は、時代を判断する機能(暗号の解読機械)を持ったものとなる。今まで、見えていなかったものが、今まで読み取れていなかったものが、見えて来たり、読み取れてきたりする。
[破壊の跡に創造が]
◎新しいものの創造には、古いものの破壊を通じてしか行い得ない。破壊のない創造はあり得ない。しかし、一から出直しではなく、素材はそのままで、新しい建造物に生まれ変わるのだ。しかし、その破壊だけであるなら誰でもがなしえるかもしれないが。
[廃墟を残す破壊は悪]
◎破壊の跡に創造をもたらさない、廃墟を残すのみという破壊は、悪である。ホリエモンや村上(ファンド)氏は、時代にくさびを打ち込んで、早々と退場してしまった。まだ、新しい道具を使いこなせなかったのだろう。見よう見まねの猿まねだったのかも。
[新しいコンセプトとキーワード]
◎あなたの知識体系をいったん破壊した跡に、新しいコンセプト、新しいキーワードで、建設し直されることを願う。必要なことは、新しいコンセプトとキーワードを、そこから抜き出して自家薬籠のものとすることだ。猿まねではなく。
[人生観を転換させる本物の師]
◎あなたの知識体系にほんの少しだけ知識を付け足す(一石を投じる)だけでしかないような、人物、書物はたいしたものではない。あなたの人生観、哲学観、思想を転換させてしまうほどの人物が本物の師である。とはいえ、そのような師に巡り会うのは希有といわざるを得ないが。
[読む価値のあるすばらしい内容]
◎そういう意味で、大前研一氏のこのコラムを通読されることを提案する。徹夜してでも早急に読む価値のあるすばらしい内容です。別段、私は彼の回し者ではないが。すばらしいものは人に紹介したくなるのが世の常である。
[彼の眼力に感嘆]
◎私も、彼のような、広い視野で、空高く舞い上がった鷲(ワシ)の眼のように、鋭く的確に、ものを読み取る、読み解く能力がほしいものだと、彼の眼力に感嘆する。
[社長の眼を持たせる]
◎彼は指導者で、学生に、社長の眼を持たせる。つまり、高い志を持って、ものを見るという態度を植えつれる。課長の目と、社長の眼とでは、見えてくるものがまったく違う。平社員であっても、社長の眼を持って、仕事に当たる人間は出世する。
[目先の欲に捕まった]
◎そういう面では、ホリエモンは世界一を目指した。この高い志はすばらしい。しかし、実際にやったことは、その志に比べて、目先の欲に捕まってしまった。眼ははるか未来を見据えておかねばならない。
[コラム紹介]
彼のコラムが掲載されているサイトは、"産業突然死の時代の人生論"、です。