今回は、｢存在と時間｣の4回目であるが、厳密には、｢存在と時間｣は、3回目までで、この4回目は、現存在(個人性)を良しとするハイデッガーが、全体主義を良しとするナチに何故加担したのかという疑問だった。 一人一人の個人が、現存在(自己判断者)として生き…

前回(ハイデッガー ｢存在と時間｣の２回目)のメインテーマは、｢世人｣(生きることの不安から逃れるために、周りの空気を読み、それに同調して生きる人)であった。 注)マズローの欲求階層説では、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求の階層に当たるだろうか。 今…

世人。現存在。 世人とは何か。小学生の娘が言う｢お母さん、スマホが欲しい｣。お母さんは言う｢まだ早いでしょう｣。娘｢だってみんな持ってるもん｣。この｢みんな｣が｢世人｣です。他の言葉で言えば、空気。同調圧力。群集心理。組織の歯車。 世人に対して、｢本来…

これが、急遽再放送されたのは、｢プーチンの戦争｣が発生したからだろうと、想像した。 戦争論では、フランス革命(国民が主人公となった)によって、戦争は国民戦争の段階に突入したと言う。更に、第二次世界大戦で、広島と長崎に原爆が投下されたことによって…

私は哲学に興味関心があるのですが、自分の知識レベルは小学生並だなあと感じています。 今回は、ハイデッガー、｢存在と時間｣。一回目を視聴していて、私は、仏教、それも禅宗を思い浮かべてしまった。 仏教(禅宗)も哲学部分を持っています。 私は、哲学は、…