真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

社会

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の4回目を視聴しての感想

今回は、「存在と時間」の4回目であるが、厳密には、「存在と時間」は、3回目までで、この4回目は、現存在(個人性)を良しとするハイデッガーが、全体主義を良しとするナチに何故加担したのかという疑問だった。 一人一人の個人が、現存在(自己判断者)として生き…

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の3回目を視聴しての感想

前回(ハイデッガー 「存在と時間」の2回目)のメインテーマは、「世人」(生きることの不安から逃れるために、周りの空気を読み、それに同調して生きる人)であった。 注)マズローの欲求階層説では、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求の階層に当たるだろうか。 今…

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の2回目を視聴しての感想

世人。現存在。 世人とは何か。小学生の娘が言う「お母さん、スマホが欲しい」。お母さんは言う「まだ早いでしょう」。娘「だってみんな持ってるもん」。この「みんな」が「世人」です。他の言葉で言えば、空気。同調圧力。群集心理。組織の歯車。 世人に対して、「本来…

野党が活きる道

自民党、このちっぽけな自民党(とコバンザメのような公明党)が、政治を司っても、曲がりなりにも、日本は動いている。野党は、このちっぽけな自民党を批判することに一生懸命である。 自民党はと言えば、国民を見ることもなく、ただひたすらおのれの欲望を果…

NHKの100分de名著、「華氏451度」の3回目を見ての感想

NHKの100分de名著、「華氏451度」の3回目を見ての感想。 華氏451度は、レイ・ブラッドベリによって1953年に書かれたSF小説。華氏451度は、本が燃え出す温度。 実は、1回目、2回目を視聴して、内容がよくわからなかったし、それ故に、おもしろ味を感じなかった…

今回の相模原の障害者死傷事件は、

今回の相模原の障害者死傷事件は、自由、競争、お金、効率などを軸に展開する資本主義の最悪部分が、表面化したもの、と思う。 この事件は、病んだ資本主義の断末魔の叫びではないだろうか? 時代を謳歌した資本主義全盛期が過ぎ去って、衰退期、金融資本主…

勝ち組と負け組、トップとボトム、中心と周辺

私は、以前、このブログ内で、「アメリカ大統領選から見えてくるもの - 真 夢人 日記」、という記事を書いた。そこから引用。 「やはり最有力候補は、クリントン氏であろう。彼女は、既成勢力(既得権益者達)を背景に立っている。 それに対して、トランプ氏とサ…

75歳女性昏睡強盗に被害男性達がエールを送る

昨日、面白いニュースに出会った。それは、この記事、 「【衝撃事件の核心】〝小悪魔〟75歳おばあちゃんが昏睡強盗 色気で手玉…法廷で被害男性もエールの異様(1/4ページ) - 産経WEST」、である。 先ずは、そこから引用。 「証人出廷した男性らの中には、処…

日本のハロウィーンの意味するもの。

テレビで、大々的に、10月31日に行われた、東京渋谷での、ハロウィーンの仮装行列を報じていた。ということで、今日は、このハロウィーンの意義を考えてみたい。 先ずは、ハロウィーンの説明から。これは、 「毎年10月31日に行われる、古代ケルト人が起源と…

私に見えた、さまざまな分野における潮目の変化。

「潮目」とは、比喩的には、「流れゆく物事が向かう方向。また、情勢が変化するその境目」のことである。 1)自動車は、今年当たりから、本格的に、「自動運転」が、視野にはいった。ということで、車は、重点が、自動車本体から情報処理へ、機械からソフトへと…

屈辱感と、優越感と、いじめと

夜(2015/06/01)、ふとテレビを付けて、チャンネルを回していると、NHKが、TEDを放送していた。それを聞いて、心を動かされたので、今日はそれについて話したい。 まずは、ネットからの記事を紹介。"モニカ・ルインスキーさん、TEDで雄弁に語る「自分の過去を…

トヨタは、自動車コーディネータになってゆく

ニュースで、「車大手がシリコンバレーに集結 進むIT化、人材争奪戦へ」from"2015/5/12 1:30日本経済新聞電子版"、という記事に目が止まった。 ということで、今日のテーマは、「トヨタは、自動車コーディネータになってゆくのだろうか」、ということで述べた…

私にとっての終活とは...

終活という言葉を、最近、耳にするようになった。66歳になった私にも大きな問題である。 Wikipedia(「終活」)では、「「人生の終わりのための活動」の略であり、人間が人生の最期を迎えるにあたって行うべきことを総括したことを意味する言葉」、と定義している…

自己責任には、個人と集団、自由(競争)の有無、などが関わる

私は、ずっとずっと以前から、個人と集団(組織、システム)ということに関心があった。個人と集団とのバランスと言ってもいいだろうと思う。 参考1)「民主主義とは、個人の人権(自由・平等・参政権など)を尊重しながらも、多数(集団)による意思によって、物事を…

4つのレベル(段階、階層)の変更、改革、変革

私は、オンラインでの大学レベルの講座を提供する、"gacco"を時折受講している。 去年(2014)の4月に最初の講座が開かれた。で、それ以降、私は、そこで開かれる講座にはすべて受講申し込みをしている。 でも、実際に視聴するのはかなり限られている。という…

私は、教育=愛情だという結論に達した。

私は、このブログ内で、前回(2014/09/05)、「愛情とはどんなものなのだろうか」、という記事を書いた。 そこから引用。「相手を、プラスへ向けさせる愛情の示し方は、相手の素質・能力を最大限に発揮して、相手が成長・発展することを願って、関心を向けながら、…

共有主義が徐々に浸透してきている

私は、ネット上で無料公開されている特別大学講座を受講している。でも、何故、授業を無料公開するのだろうかと、いぶかった。それで、今日はそれについて考えてみた。 以前(2014/03/05)、私は、このブログで、 「資本主義は共有主義に遷移しつつある」という…

承認は、上位者からのお墨付き

今日は、承認ということについて考えてみた。承認は、力によって手に入れたり、儀式として納得させたり、法の力で獲得したり様々な方法がある。 承認は、上位者からのお墨付きを受けるという形も多い。たとえ、それが全く単なる形式であったとしても。私的に…

知価社会とは、横(水平)構造社会・協調性(女性優位)社会への移行である

私は、最近、「堺屋太一」にハマっている。私は、彼の本で、歴史の見方を開眼(!?)できたと感じた。例えば、石炭の利用方法を身につけたことが時代を塗り替えてしまったとか。 高い火力が出せる石炭によって、鉄、銅、陶器などが良質のものを大量に生産できるよ…

倒産や空洞化はいいものですよね

こんな題名をつけたのですが、やはり、倒産や空洞化をいいものと捉える人はほとんどいないのではないかとは思うのです。 が、私はどちらかと言えば、アマノジャク(天邪鬼)な方なので、倒産や空洞化のいい面(だけ)を述べてみたいです。 とはいっても、やはり…

学校指導の最重要項目として、社会資源の活用を掲げるべきだ

ふっと、私の心に、「社会資源」という言葉が、思い浮かんだ。ということで、今日は、それについて思うところを書きたい。現代社会では、ますます、社会資源の活用が大きな課題となっているように感じられる。逆から言えば、社会資源の活用能力が高い者が、社…

ガラパゴス化した日本に必要なものは、本物の民主化

1)警察は、四人を誤認逮捕した、と茶々を入れたくなるような、大失態をさらけ出した。漫画みたいなドタバタの展開が繰り広げられている。 2)真犯人は、自身の姿を隠して、高みから、余裕を見せながら、そのようなバカを演じる警察を見下ろしながら、高笑いを…

いじめを止めるには、保護プログラムが必要

1)今、いじめが大きな社会問題となっている。これを、社会全体で、考え、議論するきっかけ、機会となることを強く願う。それについて、私なりに、思うところを述べたい。 注)私は、今までに、このブログ内で、いじめという言葉を含むブログ記事を、19本も書…

AKB48騒動から感じたもの

1)私は、SNS的なサービスとして、Google+を使っている。が、AKB48が、画面に頻繁に、登場して、うっとうしいなと、常々感じていた。 2)それで、画面に現れるたびに、ブロックをかけまくった。その結果、今では、全く出なくなった。自分の見たくないものを強…

スカイマークのサービス簡略化宣言は高く評価できる

1)今日は、「苦情は受け付けません」 スカイマークが異例のサービス簡略化宣言 - リアルライブについて書きたい。 2)スカイマークが打ち出したサービス簡略化宣言は、かなり話題を呼んでいる。私は、サービス簡略化宣言は、とてもいい事であると、評価してい…

こんな国民的高齢者福祉制度はいかがだろうか

◎私は、思いついたブログ記事用テーマを、ブログ内に書き留めている。たいてい常に、テーマの数が20ほどストックされている。 ◎そろそろ次の記事を書こうかなと思い立ち、書き留めたテーマを眺めていて、「高齢者が生き生きと過ごす」という言葉に目が止まった…

依存から自立へだけではうまくいかない自律分散

「集団と個人」 ◎若い頃の私にとっての課題は、「集団」と「個人」との比重のかけ方、距離・間合いの取り方であった。私はどちらかと言えば、「個人」の方に比重を置きたい、軸足を置きたいたちであった。 「依存と自立」 ◎それは、別の角度から見れば、「依存」と「自立」…

老人が戦う相手はこんなにも多いのです

「老人力」 ◎もう今ではかなり前のことになるだろうか、「赤瀬川 原平」氏が、「老人力(fromちくま文庫)」(2001/09出版)という本を出された。それはベストセラーになった。この本は高齢化社会を迎えるに当たって新しい視点を投げ込んだ。 「明るく前向きに老化を捉…

多目的利用を考えた公園設備の拡充を希望する

「暇が有り余る」 ◎私は仕事を退職(といっても、自ら望んだわけではない。また、次の仕事にありつけないでいる)して、暇が有り余るようになり、最近、公園愛好者になった。参考資料⇒「ゴールデンウィークは公園を楽しもう」=from"nikkei BPnet 〈日経BPネット〉…

「曲げられない女」と「相棒」での孤独

[プライドが高い] ◎「助けて」といえない。「プライド」が高い。私はその一人である。私は組織の中にいても、「一匹狼」的存在だった。 [人の下にはいたくない] ◎心の中では「人の下にはいたくない」という気持ちが強かった。とはいっても、組織の中では表面上「和を…