真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

今回の相模原の障害者死傷事件は、

今回の相模原の障害者死傷事件は、自由、競争、お金、効率などを軸に展開する資本主義の最悪部分が、表面化したもの、と思う。
この事件は、病んだ資本主義の断末魔の叫びではないだろうか?
時代を謳歌した資本主義全盛期が過ぎ去って、衰退期、金融資本主義という腐敗期、真っ只中のようだ。
私は、資本主義の次に、共有主義が来ると思っている。来るというよりも、もうすでに到来している。
共有主義は、協力、共有、精神性を軸に、展開している。この共有主義は、インターネットの発明とともに、誕生した。
といっても、共有主義は、資本主義を駆逐しない。資本主義とともに、共存する。
共有主義は、資本主義を止揚したものである。資本主義の上に、共有主義が重層する。
効率、お金、物質が重要視され過ぎたことによる、今回のような、障害者死傷事件。
これは、資本主義の病んだ部分を、世間に知らしめた。
アメリカでの、トランプ氏やサンダース氏の主張は、資本主義の末期を示す。
グローバル化、グローバリゼイションは、世界の均等化、均質化をもたらして来た。そのことによって、先進国は、地盤沈下、デフレ傾向が発生し、途上国は、経済発展、インフレ化が起きている。
しかし、先進国内でも、途上国内でも、まだら模様である。勝ち組、負け組に分裂している。
グローバリゼイションは大きな流れとして、均質化が生まれているが、勝ち組と負け組のまだら模様が鮮明になって来た。
思想テロ事件は、この均質化、均等化への暴力的抵抗である。勝ち組に対する負け組からの暴力的抗議である。
グローバリゼイションによる均質化と、勝ち組負け組の尖鋭化。
この結果から生まれた、反グローバリゼイション、つまり、ローカライゼーション(分裂、地方回帰)。
これが、アメリカでは、トランプ氏サンダース氏現象として現れている。
中東では、暴力テロ事件として現れている。
今回の相模原障害者死傷事件は、負け組の犯人が、障害者抹殺によって、勝ち組に加わったという勝ち誇りがあるように思う。
その根拠として、衆議院議長への手紙の送付がある。政府としては、大迷惑であろうが。
犯人にとっては、今回の相模原障害者死傷事件は、人生大逆転行為であろう。
(twitterからの転載)