真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

引きこもりと日帰り家出

引きこもりが、内向性の極みとすれば、日帰り家出は、外向性の極みといえる。 私は、内向性が強い方で、家で、あるいは、少なくとも室内で、作業をする、それも一人っきりで、作業に没頭したいたちである。 それに対して、我が妻は、かなり片寄った外向性の…

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の4回目を視聴しての感想

今回は、「存在と時間」の4回目であるが、厳密には、「存在と時間」は、3回目までで、この4回目は、現存在(個人性)を良しとするハイデッガーが、全体主義を良しとするナチに何故加担したのかという疑問だった。 一人一人の個人が、現存在(自己判断者)として生き…

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の3回目を視聴しての感想

前回(ハイデッガー 「存在と時間」の2回目)のメインテーマは、「世人」(生きることの不安から逃れるために、周りの空気を読み、それに同調して生きる人)であった。 注)マズローの欲求階層説では、安全の欲求、社会的欲求、承認欲求の階層に当たるだろうか。 今…

100分de名著 ハイデッガー 「存在と時間」の2回目を視聴しての感想

世人。現存在。 世人とは何か。小学生の娘が言う「お母さん、スマホが欲しい」。お母さんは言う「まだ早いでしょう」。娘「だってみんな持ってるもん」。この「みんな」が「世人」です。他の言葉で言えば、空気。同調圧力。群集心理。組織の歯車。 世人に対して、「本来…

100分de名著、ロジェ・カイヨワの「戦争論」の一回目~四回目を視聴しての感想

これが、急遽再放送されたのは、「プーチンの戦争」が発生したからだろうと、想像した。 戦争論では、フランス革命(国民が主人公となった)によって、戦争は国民戦争の段階に突入したと言う。更に、第二次世界大戦で、広島と長崎に原爆が投下されたことによって…

100分de名著、ハイデッガーの「存在と時間」の一回目を視聴しての感想

私は哲学に興味関心があるのですが、自分の知識レベルは小学生並だなあと感じています。 今回は、ハイデッガー、「存在と時間」。一回目を視聴していて、私は、仏教、それも禅宗を思い浮かべてしまった。 仏教(禅宗)も哲学部分を持っています。 私は、哲学は、…

ロシアによるウクライナ侵攻の歴史的背景

私は、何故ロシアが、世界から非難されるとわかっているウクライナ侵攻を始めたのだろうか、不思議に思えた。それで、何か歴史的背景があるのではと思い、少し調べてみた。 昔から、西側ヨーロッパ(西欧)とロシアは敵対的関係にあった。ロシア帝国(1721年11…

パニック、パニック。アラジンの偽サイトにはまってしまった!!!

昨日、何気なく見たサイトで、トースターが無茶苦茶安かった。その場でポチろうとしたが、一晩考えることにした。 翌日の今日、やはり買おうっと決心。サイトに、氏名、住所、メールアドレス、クレジットカード情報を入力。 だが何回かミスする。何とか完了…

今回のロシアによるウクライナ侵攻について感じたこと

参考)「サイバー攻撃「大国」ロシアに国際ハッカー集団が「宣戦布告」、軍人10万人の個人情報流出」 ロシアは力(武力)で目的を果たそうとした。ウクライナはよく持ちこたえている。それに対して、諸外国は何をしているだろうか。アメリカやヨーロッパやその…

100分de名著 日蓮の手紙の四回目「老病死」を視聴しての感想

日蓮の凄さは、信者と同じ地平に居て、同じ方向を見て、共感して、という、今時の言葉で表せば、"with you"、「あなたとともにある」を体現した人である。 であっても、世は諸行無常なので、何時までも感情の中に沈み込んでいるのではいけない。そこで嘆きの根…

NHKテレビ番組100分de名著 「日蓮の手紙」の三回目(「男女差別」)を視聴しての感想

日蓮の手紙の三回目、男女差別を見た。日蓮が依拠する経典は、法華経であり、その中では男女の平等を説く。だが、日蓮の時代は勿論のこと、現代でも、差別は厳然として存在する。 そこで、私は、その差別の生物学的根源を調べてみた。そして、「差別の根源は…

車はいずれレゴブロックになる

世界は、大きな潮流が発生すると、一気呵成に変化発達発展する。私達(私は現在73歳)は、デスクトップパソコンがあっという間に発達し進化するのを目の当たりにして来た。デスクトップパソコンがあれ程急速に発達したのは、他分野から大挙して押しかけて、各…

仏法は階層構造である

仏法とは、宇宙・大自然全体の生命活動や、それから生じるありとあらゆる事実(尽十方界真実)を言う。 私は、宇宙原理は、階層構造で構成されている、と考えている。法則も階層構造である。最低階層は、物理(物質)法則である。その上に化学法則が積み重ねられ…

NHKテレビ番組100分de名著 「日蓮の手紙」のニ回目を視聴しての感想

(「一回目」)は、日蓮の生きた時代や背景に、私の気持ちが向かった。そして、そこから発展して、日本の思想史を調べて、別のブログ記事として書いた。 参考)「(2022-02-09)私見ですが、日本の思想史をたどる」 二回目は、話題が、日蓮が弟子達(の悩みの相談)に宛…

私見ですが、日本の思想史をたどる

NHKのテレビ番組、「100分de名著」、「日蓮の手紙」を見て、日本の思想の変遷を辿ってみたいと思ったので、この記事を書くこととなった。 まず思想とは、人々の言動の基礎としての知識体系となるものである。 その前に、これは単なる私の私見であることを申し添…

NHKテレビ番組100分de名著 「日蓮の手紙」の一回目を視聴しての感想

NHKテレビ番組100分de名著 「日蓮の手紙」の一回目を視聴して、日蓮について知りたくなったので、調べてみたことを書きたい。 日蓮の生まれた時代。日蓮は、鎌倉時代の仏教の僧である。彼は、鎌倉仏教のひとつである日蓮宗の宗祖である。 この時代に起こった鎌…

100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第4回目を視聴しての感想

1月11日にこのブクロで書いた「100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第1回目を視聴しての感想」で、「大正時代の大きなメディアは、「雑誌」であった。雑誌メディアは、全国で、埋もれている、表現力に勝れた者達からの投稿の場であった。幸に雑誌に載せられた、投稿作…

100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第3回目を視聴しての感想

私は、基本的に、文学は苦手で、ノンフィクションに心が向かう。だから、残念ながら金子みすずの文学を語れない。だったら書くなよ、としかられるかもしれない。ということで、100分de名著 「金子みすゞ詩集」の番組内容とは、かなり視点が異なることをご承知…

100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第2回目を視聴しての感想

一回目は、メディアについて、考えた。金子みすゞの時代は、雑誌がメディアだった。今は、インターネットがメディアである。 今回の二回目は、視点について考えた。小説もそうだが、詩や歌(短歌、俳句も含めて)の命は、視点だ、と感じる。 例えば、石川啄木…

100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第1回 詩心の原風景を視聴しての感想

大正時代。大正デモクラシー。女性が大挙して表世界に登場した時代。 私は、今回「金子みすゞ詩集」第一回を視聴して、「伊集院光」氏の、読みの深さに敬服する。見えないものを見せてくれる。文字表現を映像化してくれる。左脳言葉を、右脳画像化してくれる。カ…

静かな小売り革命が起きているかも。

スーパーマーケット全盛の時代が過ぎた。今は、ネットの時代である。そのネットで、世界では、アマゾンが一人勝ちをしている。日本では、楽天が我が世の春を謳歌している。 しかし、今、スーパーマーケットが昔(過去)の話になったように、アマゾンや楽天がす…

野党が活きる道

自民党、このちっぽけな自民党(とコバンザメのような公明党)が、政治を司っても、曲がりなりにも、日本は動いている。野党は、このちっぽけな自民党を批判することに一生懸命である。 自民党はと言えば、国民を見ることもなく、ただひたすらおのれの欲望を果…

努力のいらない第一言語と努力のいる第二言語。

幼い子ども達は、努力をしないでも、生活の中で、自然に、言葉を習得して行く。それに対して、大の大人が、第二言語を習得するのに四苦八苦しながら努力をしているのに、敢なく撃沈している。 WHY?! 何故なんだ? 大人達は、子供達よりも劣るのか? 答として…

100分de名著、ギュスターヴ・ル・ボンの“群集心理”の二回目を視聴しての感想

参考)「100分de名著、ギュスターヴ・ル・ボンの“群集心理”の一回目を視聴しての感想」 一回目で、脳を「意識」と「無意識」に分けた。群集は、その内で無意識部分に相当する。 今回は、脳を三つに分けてみる。一番底辺は、「腹」である。エネルギーがドロドロと、マグ…

100分de名著、ギュスターヴ・ル・ボンの“群集心理”の一回目を視聴しての感想

一回目は、群集心理のメカニズム。 脳は階層構造を成している。大きく分けると、意識と無意識とに分けられる。 意識は陸、無意識は大河。陸では自由に動けるが、大河では流れに飲み込まれる。 意識は催眠術師、無意識は催眠にかかっている人々。意識は自分で…

100分de名著、アレクシエーヴィチ“戦争は女の顔をしていない”の四回目を視聴しての感想

私は、「戦争は女の顔をしていない」という著者に対してというべきか、解説に対してというべきか、うまく捉えられない。 結果、一回目に関しては、ブログを書けなかった。二回目になってようやく、意味記憶、エピソード記憶として捉えることができたように思う…

思考的に思想的に、トップダウン(全体優先)とボトムアップ(個人優先)

自民党は、基本姿勢はトップダウン(強者優先)であるが、党員の声も聞くというボトムアップ(弱者救済)の方式も取り込んでいる。 このボトムアップ方式が、自民党人気を下支えして来た。 だが、小泉政権からか、トップダウンが余りにも優位に立ち過ぎていく。…

100分de名著、アレクシエーヴィチ“戦争は女の顔をしていない”の三回目を視聴しての感想

参考)「2021-08-17 100分de名著、アレクシエーヴィチ“戦争は女の顔をしていない”の二回目を視聴しての感想」 前回の二回目では、意味記憶とエピソード記憶について感想を述べた。 三回目では、エピソード記憶を小さな物語、意味記憶を大きな物語という言葉が使…

100分de名著、アレクシエーヴィチ“戦争は女の顔をしていない”の二回目を視聴しての感想

100分de名著、アレクシエーヴィチ“戦争は女の顔をしていない”の二回目を視聴しての感想。 この一回目を視聴して、感想が書けなかった。何故なのだろうかと考えた。 このようなテーマ(戦争の中の女性)を考えたことがなかったから。このテーマが私の今までの知…

炎上中のDaiGo氏について、彼の勘違い

DaiGo氏が火だるまである。彼は、ある程度の炎上を見越した上での発言だったのでは、と思えた。彼は、個人的感想を述べたに過ぎないという感じだったのだろう。それで、切り抜ける気だったのではないだろうか。 だが、彼はとても影響力を持った存在である。…