真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

100分de名著 「金子みすゞ詩集」 第1回 詩心の原風景を視聴しての感想

大正時代。大正デモクラシー。女性が大挙して表世界に登場した時代。
私は、今回「金子みすゞ詩集」第一回を視聴して、「伊集院光」氏の、読みの深さに敬服する。見えないものを見せてくれる。文字表現を映像化してくれる。左脳言葉を、右脳画像化してくれる。カメラワーク。視点取り。
今日、彼から、メディアとは、に改めて気づかされた。メディアとは、仲介者である。大正時代の大きなメディアは、「雑誌」であった。
雑誌メディアは、全国で、埋もれている、表現力に勝れた者達からの投稿の場であった。幸に雑誌に載せられた、投稿作品が、これまた、全国に広がる、表現手段を持たない人達の、心の中に沈んだ気持ちを、成長の種を、眠る精神を、揺さ振る。(雑誌)メディアとは、そういう役目を背負っていた。
今は、そういう役目を、インターネットが担っている。私は、文字表現手段が好きなので、ブログを利用している。
今、大手メディアである、紙の新聞が、テレビ番組が、斜陽産業真っ只中である。この大きな要因が、両者共に、一方通行の上から目線な、大手メディアであるということである。
今は、ちょっと上の表現者が、小さな、あるいは中くらいのメディアに載せて、自分を表現する時代にある。
といっても、紙新聞が、テレビ番組が完全に消滅することはないだろう。少なくとも、後何十年かは。
新聞もテレビ放送も、知識産業として、過去から蓄積した情報を、GAFAがやっているように、二次利用、三次利用して、道を切り開いていくべきだろう。
産業は、古い物の上に新しいものが、重層する。これが宇宙の基本原理であるから。