真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

静かな小売り革命が起きているかも。

スーパーマーケット全盛の時代が過ぎた。今は、ネットの時代である。そのネットで、世界では、アマゾンが一人勝ちをしている。日本では、楽天が我が世の春を謳歌している。
しかし、今、スーパーマーケットが昔(過去)の話になったように、アマゾンや楽天がすこしずつ斜陽にありつつあるように思える。ネットモール型のアマゾンや楽天の横暴が取り沙汰されることが増えた。つまりマイナス面が見えて来た。上り坂では、誰もがプラス面に目を奪われがちだった。マイナス面が目に付くのは、鼻につくのは、下り坂を転がっているからだろう。今でも集客力はとてつもなくでかいが、モール側からの規制、強制も厳しいものがある。
ということで、次は、ネット内での小売りの時代が明けようとしている。最近テレビCMでも、ネットショップが盛んに目に付く。
以前は、農家は、農協に牛耳られ、その次には、大手のスーパーマーケットに買い叩かれていた。その後は、アマゾンや楽天の大手ネットモールが幅を効かせた。農家は、やっとネットに販路を見出だしたようだ。
日本でも、このような小売り業者が、農協や大手スーパーに、牛耳られることなく、作物を販売するルートがいくつも生まれている。
ある程度のパソコンを扱う知識を持てば、自分の流儀で、販売できる。
農協や大手スーパーに対しては、全くの非力な存在だったが、ネット内では、自分の流儀で、規格に煩わされることもなく販売できる。
地方(田舎)の役所では、農家のネット販売を支援する制度を立ち上げるべきだ。
また消費者にも嬉しいことに、小売り販売では、食べ頃直前に、収穫販売ができる。だから美味しさを優先できる。
農協や大手スーパーは、大量販売に合うように規格を強く求めたので、規格外は商品にならなかった。例えば、曲がった茄子はダメ、曲がったキュウリはダメ、大きすぎる魚はダメ。トレイに収まる形と大きさが求められる。でも、ネットでは、丁寧に説明したら、規格外でも立派に商品になる。
だから、ネットでの小売り販売は、業者良し消費者良しである。更に、ネットは、今まで販売ルートを見出だせずにいた、素人の趣味での製品を売ることができるになった。年齢も関係なく、住む場所も関係なく、有形無形関係なく、数量関係なく、売手になれる。
私は、これを「新しい資本主義」(個性が生かされる、個人が優先される資本主義)だと思っている。一人一人が、何らかの形で、販売ルートを持つことができることが。今までの大手の、大企業の、大量生産から、個人個人が、独自性、個性を生かせる、生産物を販売する場を持てる小売りの時代の到来だと。それに伴って、個性を磨くことを主眼とする教育制度の設立が望まれる。