真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ネットで新聞を配信する

[産経新聞ネット版]
産経新聞のネット版がいよいよ面白くなりそうである。同新聞社社長は、「原則、ニュースは新聞の締め切りを待たずに随時ネットに流す。“ウェブ・ファースト”かつ質の高い記事を提供し、21世紀にふさわしい瓦版を目指す」と意気込みを示す。(Itproから引用)
[マイクロソフトと手を組んで]
◎とはいっても、産経はすでにネット版の新聞(有料版と、無料版=サイト掲載分)を配信していた。それがマイクロソフトと手を組んで内容などを一新するらしい。マイクロソフトはそれまでは毎日新聞と提携していた。毎日を袖にして産経に乗り換えた。
[すべての新聞社に広がってほしい]
◎この動きがすべての新聞社に広がってほしいものである。といってももちろん、ほとんどすべての新聞社は、すでにとっくの前から、ネットにサイトを持ちニュースなどを配信している。
[朝刊と夕刊との全紙面を配信]
◎しかし、私が本当に期待するのは、朝刊と夕刊との全紙面をほとんどそっくりそのまま配信してほしいと願う。もうすでに、紙面はデジタルで版組をしているそうなので、実現までには技術的にはそれほど難しいことではないと思う。
[有料でもかまわない]
◎新聞社が恐れているのは、そうすれば紙版が消滅することだろう。それを考えれば、もちろん有料でもかまわない。といっても、購読料は数百円程度に抑えてほしい。そうすれば、現在の一社分(4000円前後)で、かなりの新聞(一社500円ならば、8社分可能)を購読できる。
[新聞の魅力は新聞にない]
◎グーグルニュースで見ていると、ニュース記事はどこの社も似たり寄ったりで、余り代わり映えがしない。新聞購読の魅力は、今や特集記事などにある。つまり、新聞の魅力は、新聞にあるのではなく、熟読にある。雑誌に近づきつつある。
[時間をかけた記事を期待]
◎そこに各社の特徴が大きく反映されている。現在、私も特集記事を見たさに紙新聞を購読しているのだ。もはやニュース(新聞)はネットで十分だ。時間をかけた記事を購読者は期待している。
[数社分購読したい]
◎紙新聞をネット配信すれば、海外からの購読も見込める。もちろん、値段が下がれば、私が望むように、数社分購読したいと思う人も多いだろう。そうなれば、各社の購読者も増えるだろう。そうすれば、広告料は確実に今よりも高く取れる。
[ネットならではの広告配信]
◎しかも、ネットならではの広告配信が可能である。つまり、クリックしたら、広告元へと飛ぶ方式をとれる。あるいは紙では不可能な動画や音声の広告も可能となる。立体映像も可能となろう。
[貴重な広告媒体]
◎広告主にしても、クリックしての訪問は、足跡をたどれるから、情報的にも、紙新聞よりも、貴重な広告媒体となる。さらに、紙とネットで別々の広告内容にすることも可能であり、年齢層などに合わせて、より広い範囲に広告を提示できる。
[チラシを地域別に配信]
◎また、新聞の購読申し込み時に、アンケート(住所・氏名・年齢・性別・趣味・住居の種類などなど)を実施すれば、その結果を利用して、チラシを地域別に配信できる。もっと細かくすれば、チラシを幾通りにも作って、より的確な対象者へ配信できる。
[チラシ作成方法も発達発展]
◎私も、チラシはぱらぱらとめくって、自分に関係ありそうなものをピックアップする。なので、チラシはなくならないだろう。それどころか、チラシ作成方法も発達発展するだろう。紙面での広告と、地域別チラシ配布とで、収入の主体を広告に置くことも出来る。
参考資料→「ヤフーと凸版印刷が提携、大手スーパーのチラシをネットで公開」(from日経BP社:2008/03/04)


凸版印刷は2001年8月から電子チラシサイト「Shufoo!(シュフー)」を運営しており、月間ページビューは5000万PVに上る。ヤフーは同サイトのコンテンツと連動した「Yahoo!チラシ情報」を2008年3月下旬に開始。Shufoo!に登録されている大手小売り業やホームセンター、ドラッグストアなど約300法人、1万店舗の中から順次電子チラシをYahoo!チラシ情報上で掲載する。
[ひとまとめにしてダウンロード販売]
◎また、特集記事を、たとえば、1年分をひとまとめにして、一括ダウンロード販売(一部100円などで)することも可能ではないか。あるいは、電子書籍として販売することも出来るだろう。