真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

国政を反映したか、東大阪市議会選挙の結果

[東大阪市議会選挙]
◎国政レベルの政治がおもしろくなっているが、一地方の東大阪市では、任期満了に伴う議会選挙が2007/9/23に行われた。私はそこの住民であり、その結果にかなり関心があったので、それを見てみたい。
[保守勢力(自民公明党)は退潮]
◎国政レベルでの保守勢力(特に参議院内の自民公明党)の大幅後退に比例するかのように、ここでも保守勢力(自民公明党)は退潮した。
[東大阪市議席数は46議席で大所帯]
◎私の住む東大阪市議席数は46議席である、かなり大所帯といえる。かなり以前に、市としても、3市町村が合併したので、大所帯になったのだが。
[自民党16議席に減少]
◎その中にあって、前回自民党議席20から公認を減らした結果、16議席に減少した。たぶん、中央での現状を認識したからなのだろう。バタフライ効果かもしれない。中央の風が地方にも大きく吹き込んでいるのかも。
[公明党12議席へと減少]
◎また、同じく前回14議席だった公明党議席が、自民党に右へ倣えをするように、公認候補を減らした結果、12議席へと減少した。つまり、保守勢力(自民公明党)は34議席から、28議席へと6議席も減少させている。
[共産党以外は野党]
◎とはいえ、東大阪市においては、共産党以外は、野党にまわっている(無所属議員もおおむね野党側)ので、保守勢力というくくり方は適切ではないのかもしれない。国政レベルの見方をここへも単純導入してみただけであるが。
[共産党議席が倍増の9議席へ]
◎それに引き替え、前回議席が4であった、共産党議席が倍増の9議席へと大幅に増加した。また、全員当選というおまけ付きでもあった。私は選挙前には、全員当選は無理だろうと危惧していた。これも市民の気持ちが大きく反映されたのだろう。
[自民公明党市議の当選順位が低い]
◎次に、当選順位に関しても、全般的に自民党市議や公明党市議当選者の当選順位が低い。
東大阪は、中小企業の町だから、景気回復とは無縁な町である。それも結果に反映しているのかもしれない。
[共産党市議は全員上位当選]
◎それに引き替え、共産党市議は全員上位当選を果たしている。しかも、共産党がトップ当選を果たしている。議席を倍増(厳密には倍増以上)したにもかかわらずである。
[東大阪市の特異現象かも]
◎これらはもしかすれば、東大阪市の特異現象かもしれない。それというのも、市長自体が、共産党市長だったからである。
[市長の不信任案が可決]
◎だったというのは、市議会議員の任期満了直前に置きみやげ的に、市長の不信任案が可決されたからだ。それで市長は混乱を避けるために、市議会解散ではなく、失職の方を選んだ。
[市長の不信任可決を不愉快な事件]
◎市長の不信任案の議決に反対した、民主党議員二人が上位当選を果たしている。これもなにやら市民の気持ちを反映させているようにも見える。つまり、市民はおおむね、市長の不信任可決を不愉快な事件と見なしているのだろう。
[漁夫の利を得て、返り咲きを果たした市長]
◎その結果、近々東大阪市長選挙が行われる。元共産党市長は、自民党が二人の市長候補を出馬させるという、分裂出馬のため、漁夫の利を得て、返り咲きを果たした市長であった。
[自民党は再度愚を犯す可能性が大きい]
◎今回も、自民党はその愚を犯す可能性が大きい。そうなれば、いよいよ市議会選挙の結果と相まって、おもしろそうな雲行きになってきた。


追記
各党派別得票
自民党 =52304票(得票率、29.00%)前回65032票
公明党 =44488票(得票率、24.66%)前回49178票
日本共産党=40725票(得票率、22.58%)前回30544票
民主党 =15440表(得票率、 8.56%)前回14915票