真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

2013-05-01から1ヶ月間の記事一覧

文化文明の進化論的な栄枯盛衰(2)

主役と脇役の転換は、オーバーラップ(年時の重なり合い)する。主役から脇役への引き下がり、逆に、周辺にいた脇役の主役への躍進などは、劇的に遂行されるわけではなく、長い時間をかけて変遷する、見かけ上はどれだけ劇的であってさえも。 ということを考え…

文化文明の進化論的な栄枯盛衰(3)

環境には、動的環境(主なものは、エサと敵)と、静的環境(気候、水の有無などの生活基盤)とがある。 動植物は、同じ場所(静的環境)に生存しても、種によって、動的環境は大きく異る。つまり、生態系が異なる。 ギブソンは、アフォーダンスという語を創りだし…

文化文明の進化論的な栄枯盛衰(5)

4)科学技術中心の文化文明:西洋主体:科学知識に従って世界を解釈する栄盛=それでも地球は動く(byガリレオ・ガリレイin17世紀):これが、世界解釈の手段の転換を象徴する言葉である。 2世紀に、プトレマイオス(古代ローマの天文学者、数学者、地理学者、占星…

文化文明の進化論的な栄枯盛衰(4)

ここからは、人間の文化文明の進化論的栄枯盛衰を見て行きたい。まずは、余剰について考えたい。 1)自然物(動植物)採取:散逸構造体である動植物は、エネルギー源を取り込まなければ命を維持できない。人間は、食料として、動物植物を捕獲、採取する。これは…

文化文明の進化論的な栄枯盛衰(1)

人類学(人類に関しての総合的な学問)においては、人間と自然や動物の差異を説明するための概念が"文化"である。引用(fromWikipedia) 結局は同じことをいうのだが、動物から、人間を分かつものは、「余剰」と「外化」だと感じる。ものの余剰と知の余剰、知の外化…