真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

NHKの番組100分de名著、「老い」の二回目を視聴しての感想

参考)「NHKテレビ番組100分de名著」「ボーヴォワール」の「老い」の一回目を視聴しての感想」
NHKの番組100分de名著、「老い」の二回目を視聴しての感想。
一回目のテーマは、「老人についても、社会は老人の存在価値を決めている」であった。
二回目のテーマは、時代は老人を老いてけぼりにする。老人は、時代の変化についていけなくなる、時代の流れから取り残されて行く。職種や分野によって、老人化の始まりは異なっている。
今、日本という国が、老人化して、時代の流れから取り残されて行っている。そのことを知らしめたのが、コロナウイルスである。コロナウイルスは、世界を選別している。これについていけている国なのかどうかをあらわにしている。
残念ながら、日本は、見事に老人国だと見破られた。
コロナウイルスに打ち勝つためには、科学技術と統計学IT技術と医学を駆使して、総動員して全貌を捉えて、押さえ込む必要があった。
その全体を指揮して、統率するのが政治家の役目だった。
しかし、菅首相には、その役目は余りにも荷が重すぎた。菅首相は、自分中心に事が進まなければ、気が済まない、気の小ささ、心の狭さがある。
老人ぽい頑固さが全面に出ている。
政治家は、指揮者、トータルコーディネーターとしての能力を求められている。様々な分野の能力、技術、知識、人材を熟知して、それらを活用し、時代の流れについていく。否、時代の流れを産み出していく。
そんな政治家が必要な時代に来ている。これは、大企業の社長的な能力である。今の菅首相からはほど遠い能力である。
そういう観点から見れば、自民党は、利益誘導型、既得権益保護を最優先し、自民党に貢献した者を、能力とは無関係に、重要な地位に据えている。日本の将来には全くの興味を持たない。そんな自民党、そんな政治家が指導者として居座る限り、日本に未来はない。