真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

あなたも個人「出版社」になりませんかと誘われたら

[クラウド型雑誌印刷]
「誰でも出版社になれる「クラウド型雑誌印刷」」(2009/10/23)という題名に思わず手を取られてしまいクリックとあいなった。そこから三個所引用する。

ユーザーは「出版社」となり、Wikia社が運営する『Wikia』サイト(『MagCloud』)で一般ユーザーたちが作成したコンテンツから内容を選んで、きれいな雑誌に仕上げて、サイト上で宣伝する。注文があれば、オンデマンドで印刷し、この雑誌を注文先に届けてくれる
[ユーザーが出版社となる]
◎ユーザーは「出版社」となるとは、自分のプリンターを使うのかと思いきや、印刷はプロ(HP社)が行う。ユーザーがするのは、他人が作成したコンテンツから選んで雑誌形式に仕上げて宣伝する段階までであるらしい。
[コンテンツへの選択眼]
◎個人「出版社」(ユーザー)に要求されるのは、コンテンツへの選択眼である。ある意味これはコーディネータ的役割である。個性のある、独創性のあるコーディネートがモノを言う。
従来の雑誌は、読者や広告主の望むペースに追いついていず、より多くの情報を、より良い品質で、高速に出す必要がある
[速さが要求されている]
◎この引用を読むと、速さが要求されていると感じられる。それと個性であろうか。新聞や雑誌は、広い読者を獲得するために総花的な内容になりがちである。読み手にとって不要な内容が多すぎる結果となりがちだ。
[時代は個人化、自分化]
◎しかし、時代は「個人化、自分化」をより強く求めている。それはピンポイント的な内容にならざるを得ない。それは紙の「新聞や雑誌」には難しい注文である。
[自分化を実現しやすいネット]
◎それを得意とするのが、「ネット」である。ネットでは、「個人化、自分化」を実現しやすいメディアである。
[連動型広告]
◎例えば、テレビは広告を広い層にばらまくが、手応えが今一明確ではなかった。それがネットでは、連動型広告が「クリック」という行動によって手応えを明確に測れる。
[プロフィールもつかむ]
◎しかも、クリックした人物のプロフィールもある程度つかむことができるし、それらのテータを積み上げて、分析・解析すればさまざまなものが読み取れる。
[データとその分析・解析]
◎今や、そのような蓄積されたデータとその分析・解析結果がビジネスとして、成り立っている。さまざまなサイトがそのようなデータを得るために、無料サービスを提供している。
[絶版本の印刷製本して届ける]
◎「個人化、自分化」の実現として、Google社が実施した、絶版本の印刷製本して届けるというサービスがある。Google社はネットから外へとどんどん浸出してくる、貞子のように。
、米Google社は今年9月、米On Demand Books社と提携し、絶版となった著作物を、求める読者の手元にオンデマンドで届けるサービスを開始した。このサービスでは、本を簡単に作成できるプリンター『Espresso Book Machine』を利用している。[リンク先によると、300ページの本を7分間で印刷でき、製本コストも安い]
参考資料→「出版界の破壊神か創造主か?グーグルが 目をつけたオンデマンド製本の正体 | ビジネスモデルの破壊者たち」from"ダイヤモンド・オンライン"
[ケータイは汎用的情報機器]
◎以前(2008/03/13)、私はこのブログで「ケータイは汎用的情報機器」を書いたが、そこから引用する。
私がデジカメで娘の写真を撮ると、娘は、ジャパン(ディスカウントストアー)で、その場でプリントしてきた。四枚で200円だという。[機械でのセルフプリント]◎娘の言うには、機械でのセルフプリントは、自分で気に入った画像だけをプリントできるから良いんだと。しかも安いし。しかも、ボックス写真よりも出来映えがよい(実物はともかくとして)。
[書店で見本本だけを置く]
◎私は、その記事内で次のような提案をした。それを引用する。
[書店で見本本だけを置く]◎書店では、見本本だけを置いて、買った本(ファイル)はケータイにインストールできようにする。もちろん、値段は、紙製の三分の一くらいの値段にする。[良いことづくめ]◎そうなれば、在庫が少なくて済み、経費が浮く。輸送費も浮く。品切れがなくなる。絶版をしなくて済む。読み手は持ち運びが楽。場所を取らない。良いことづくめである。
[ダウンロード販売は個人でも出来る]
◎さらにまた、このブログで「情報の電子化」(2006/10/18)という記事を書いた。そこから引用する。
[ダウンロード販売は個人でも出来る]◎ネット上のホームページでの、ダウンロード販売は個人でも出来る。例えば、山登りが好きで、登山中に、山の風景や、鳥や花のスナップ写真を貯め込んおられるかもしれない。もしそうならば、それを電子化して、電子出版されては如何だろうか。
[電子出版による個人出版]
◎紙で販売しないのならば、個人でも簡単に文章や旅行記や写真集などを電子出版ができる。そういう意味では、個人による出版はもうすでに始まっている。
[まだ中間段階が必要]
◎だが、まだ、紙の出版が主流を占める現代では、それをネットを介してより簡単に手軽に安くするという中間段階が必要なのだろう。
[音楽はネット内だけで完結]
◎しかし、紙などの物質が不要な音楽では、ネット内だけで完結している。iTunesがそれを可能にし実現している。私の妻や娘たちも愛用している。でもその操作は私に押しつけてくるが。
[紙では一冊一冊に別々の内容]
◎紙では一冊一冊に別々の内容を書き込まなければならないし、それらを消せない。音楽ではiPodという小さな機器に数百数千曲を取り込めるし、簡単に消せて上書きできる。
[Kindle]
◎それを新聞や雑誌や本でも実現しようと、アマゾンは「Kindle」を発売している。文字・写真に限定したネットブックのような感じである。
参考資料→「電子書籍「キンドル」上陸の衝撃」from"日経ビジネスオンライン"
[ネット経由で新聞や雑誌や本を購読]
◎ネット経由で、新聞や雑誌や本を購読できる。しかも、かなりの分量を保存できるので、「Kindle」機器を一つあれば用が足りる。残念ながら、日本向けにはまだ発売されていないが。