真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ガソリンスタンドの多角経営

[レンタカー事業に新規参入]
「中和石油、中古車販売に参入 レンタカー用の車格安で」from"北海道新聞[経済]"

中和石油は今年2月に中古車を使ったレンタカー事業に新規参入。レンタル料金を大手業者のほぼ半額の半日2500円に設定し、事業を順調に拡大している。
中古車販売業に本格参入する。ガソリンスタンドで始めたレンタカー事業で利用している乗用車の一部を販売する仕組みで、既存業者より格安で提供する。
[既存業者より格安で提供]
◎要するに、購入した中古車をレンタルし、それをさらに販売するということなのだろう。だからレンタルにしても販売にしても既存業者より格安で提供できるということだ。
[GSの従業員や設備を活用]
◎次は、「中国新聞 地域ニュース」に載っていた記事の抜粋引用。
中国地方では7月以降、全国チェーンのフランチャイズ(FC)店として約20店が参入。GSの人員や設備を活用し、低価格で貸し出す。GS経営が厳しい環境にある中、新たな収入源として期待する。
低価格は、洗車や清掃、車検など車両の維持管理に、GSの従業員や設備を活用できるためだ。新規の設備投資が少なくて済む。
[繁盛しても当然]
◎写真(引用元が削除)は、貸し出されているレンタカーであるが、この値段でこんな車が借りられるのならば、繁盛しても当然であろう。
[駐車場を有効利用]
◎同じく激安で借りられるレンタカーの話。「新車が2,480円で借りられる『激安レンタカー』、11月に宮崎空港店オープン 〜 駐車場を有効利用し、開業から11か月で四国・九州地区で7店目 〜 - プレスリリース・ニュースリリースの【@Press|アットプレス】」
[カーシェアリング]
◎次は、「カーシェアリング。ルームシェアリング。――「所有」から「シェアする」生活への転換で、不況を生き抜く」from"SAFETY JAPAN [セーフティー・ジャパン] | 日経BP社"
[レンタカーとの違い]
◎私には、レンタカーと「カーシェアリング」(fromWikipedia)との違いが今一分からなかったので、ググって見た。
カーシェアリング(Car sharing)とは、一般に登録を行った会員間で特定の自動車を共同使用するサービスないしはシステムのこと。レンタカーと類似するが、一般にレンタカーよりも短期間の利用を想定している。
[自動車の共同使用]
◎要するに、「カーシェアリング」は、登録会員間での特定の自動車の共同使用である。それに対して、レンタカーでは、店と個人の貸し借りである。
[借りるのが常識]
◎このようなことが行き渡れば、車は買うものではなく、借りるものだというのが常識になるだろう。
[所有から共同利用]
◎時代は、さまざまな分野で、所有から共同利用へと移行し始めているように感じる。ネット世界ではそれが常識になりつつある。
[コンビニも多角化]
◎ガソリンスタンドの多角化(既存事業とは基本的に関係のない新たな事業分野に進出することで、事業拡大を図る戦略)だけではなく、コンビニも多角化が進んでいる。
[コンビニは日常生活便利店]
◎私は以前(2009/01/22)このブログで「売上好調なコンビニは日常生活便利店」という記事を書いた。
このようなコピー機の設置、荷物配送窓口など、商品を売るのではなく、サービスを提供する店としての役割もコンビニは担っている。我が家では、そのようなサービスの方を頻繁に活用する。
[サービスも売るガソリンスタンド]
◎ガソリンスタンドも、ガソリンだけを売るのではなく、サービスも売るようになり始めたのだろう。
[郵便局を行政の拠点に]
◎今、テレビでよく取り上げられている日本郵政であるが、「日本郵政、斎藤新社長が就任 「郵便局を行政の拠点に」」from"NIKKEI NET"という記事を見かけた。
記者会見した斎藤社長は全国2万4千局の郵便局ネットワークを「行政の拠点として活用する」と述べ、年金関連の業務など公益性の高いサービスを提供する考えを明らかにした。
[不便解消の取り組み]
◎さまざまな不便を抱える地方(田舎)を少しでもその解消を目指す取り組みが緊急の課題となっている。
[生活タクシー]
◎その不便解消のための一環として、「観光タクシーと生活タクシーとタクシー業務の細分化」(2008/12/27)という記事を書いて、「生活タクシー」を提案した。
「生活タクシー」とは、宅配便(配達と受け取り)、郵便(配達とポスト投入)、新聞配達、乗り合いバス、買い物代行、などなどをすべて行う生活者の手足として活動する車と定義する。
[地方の事情を優先]
◎地方の事情を優先させると、今回の「郵政見直し」は当然の方向へと進んだのではないかと思える。民主党の「生活第一」からは良い方向だと感じられる。