真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

仏法は階層構造である

仏法とは、宇宙・大自然全体の生命活動や、それから生じるありとあらゆる事実(尽十方界真実)を言う。
私は、宇宙原理は、階層構造で構成されている、と考えている。法則も階層構造である。最低階層は、物理(物質)法則である。その上に化学法則が積み重ねられている。更にその上に生物法則としての本能(生物行動法則)が積み上げられている。その上に、自我法則(心理・精神法則)が積み重ねられている。更にその上に仏法が積み上げられている。
注)本能とは、経験学習しなくても持っている知や行動様式。自我は、人間が経験学習によって獲得した知や行動様式。
仏法とは、再度述べると、宇宙・大自然全体の生命活動や、それから生じるありとあらゆる事実(尽十方界真実)を言う。仏法とは、物理法則も、化学法則も、本能も、自我法則も、全てを包摂している法則を言う。
これは、正反合の弁証法である。弁証法では、上は、下を包摂した形の止揚をして形成される。つまり、最上階は下全ての階層を包摂している。
これを、多即一、一即多という。あるいは、一即一切ともいう。私は、トーナメント形式と呼ぶ。一の世界(階層)(神仏階)は、無分別智の世界観であり、その下の多の世界(階層)は、全て分別智の世界観である。つまり俗世間は、分別智の世界観を持って暮らしている。