真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

「曲げられない女」と「相棒」での孤独

[プライドが高い]
◎「助けて」といえない。「プライド」が高い。私はその一人である。私は組織の中にいても、「一匹狼」的存在だった。
[人の下にはいたくない]
◎心の中では「人の下にはいたくない」という気持ちが強かった。とはいっても、組織の中では表面上「和を尊ぶ」態度はとり続けたが。
[弱さをさらけ出す]
◎私の心を裏返してみて見ると、「助けて」とは、「弱さをさらけ出す」ことである、「弱音を吐く」ことである。私にとっては、それは耐え難い。
[武士の心意気]
◎もしかすれば、日本には、「武士」の心意気として、「弱さをさらけ出さない」ということがあったのではないか。
[武士は食わねど高楊枝]
◎事実、武士の心意気を表す表現として、「武士は食わねど高楊枝」、「武士に二言はない」、「武士道とは死ぬことと見つけたり」、「武士の風上にも置けぬ」、「切腹」などなどがある。
[男の心の中で住み着く]
◎これらは今でも時折聞かれる生きている表現である。たぶん、無意識のうちに、男の心の中で住み着いているのかも知れない。多分、強弱はあっても、何らかの影響は与えているだろう。
[自殺者は武士的性格?]
◎もしかすれば、自殺をする人々のかなりは、「弱さをさらけ出して、助けを求められない」武士的性格なのではないかとも思える。
[一人自分の中に抱え込む]
◎苦悩を一人自分の中に抱え込んでしまう。重い荷物を担いでいるが、重すぎるから、少し手伝ってくれといえない人柄かも知れない。例え相手が妻であっても。いや、妻だからこそ。
[重い荷物を担ぐ]
◎「重い荷物を担いで」という言葉から、私はふと、昔、若い頃(20代前半)に、10人以上の同僚グループで、テントをかついで、山登りをしたことを思い出す。
[少しずつ分担して持て]
◎私はそのグループのリーダーで、その責任感から一番重い荷物を担いで登っていた。途中で、へたばってしまい、休憩していると、女性陣が、他の男子達に、「あんたらも少しずつ分担して持ったげなさいよ」と声をかけてくれた。
[女性陣に助けられる]
◎彼らは意外にも、快く、少しずつ分担して持ってくれた。私は弱っているのに、弱音が吐けなかった。所が、私は女性陣に助けられた。
[動物の血は流れる]
◎私たちにも動物の血は流れている。雄はリーダーとして、群れを引き連れる。雌は集団になって、互いに助け合う。そういう構図だろうか。ゴリラやチンパンジーが思い浮かぶ。
[自殺者の70%以上が男性]
◎自殺といえば、「自殺者の70%以上が男性であり、1998年以降、自殺者数が急増した要因も男性、特に中高年男性の自殺増加によるものであった」。
[女性と男性の差]
◎「女性より男性のほうが自殺者数が多いのは、女性はたとえ無職でも独身であっても家族や社会の状況に組み込まれて保護されているが、男性は無職だったり独身であったりすると、社会的に孤立を余儀なくされるためと考えられる」
注)引用from「自殺」(fromWikipedia)
[相棒]
◎なぜ今日この話題を取り上げたかをいえば、私はテレビドラマ「相棒」を毎週見ている。今日(2010/3/3)は、「右京、風邪をひく」という題で、「孤独とつながり」がキーワード(私の独断だが)であったように思える。
[外見的には孤独]
◎「孤独」であるとは、「親類縁者」がいないことであろうかと問いかけてくる。一見そう見えても、「他人と心のつながり」を持っていれば、外見的には「孤独」であって、実はそうではないのでは、と投げかけられたようだ。
[曲げられない女]
◎「相棒」のすぐ後に、「曲げられない女」というドラマがある。今日は、「女がひとりで生きられない理由」という題であった。
参考資料→「「まっすぐな男」と「曲げられない女」って、なんとなく似てませんか??」=from"Yahoo!知恵袋"
[孤独・孤立]
◎「相棒」も「曲げられない女」も、今回はともに「孤独・孤立」というテーマで話が展開していったと感じた。「曲げられない女」の方は主テーマが「孤独・孤立」であろう。
[助けてといえない]
◎自分の考え・意志などを「曲げられない女」が、それ故(?)に、どんどん苦境に陥るが、「助けて」とはどうしてもいえない。自分一人で何とかしようと頑張る。
[武士的な生き方を通す]
◎しかし、遂に、友達二人に向かって、生涯初めての「助けて」を口にする。ある意味、「曲げられない女」は武士的な生き方を通そうとしてきた。
[壁にぶち当たると]
◎うまくいっている間は、自分の考え・意志などを曲げなくても突き進める。しかし、壁にぶち当たると、そのようなタイプの人間には、救いの手が差し延べられない。
[放っておいてくれ]
◎例え、手が差し延べられても、「放っておいてくれ、自分で何とかする」と意地(片意地?/肩肘)を張る。それでうまく行けばいいが、だめな場合にも意地を張って、頭を下げられない。
[どつぼにはまっていく]
◎テレビドラマ「曲げられない女」では、回を重ねる毎にどんどんどつぼにはまっていく。今回はそれがもうどうにもならない状況にまで追い詰められた感じである。
[最終回にドタドタとみんな解決]
◎来週が最終回なので、どういう展開になるか楽しみである。でも、どのドラマにも引っかかるのが、引き延ばして引き延ばして、最終回に「ドタドタとみんなが解決してすべて丸く収まる」という展開である。
[最終回が一番詰まらない展開]
◎それは余りにも安易な方法である。最後まで、どうなるのだろうかと興味を引きつけておきたいのだろうけども、最終回が一番詰まらない展開であることが多い。