真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ネコを育てた我が家のいぬ

[犬と猫]
◎我が家には、犬と猫がいる。犬(雑種)は"ナナ"という名で、猫は"ニーナ"と呼ぶ。猫(ヒマラヤン)は二代目で一代目は、すらっとした優雅な白いネコ"オクト"(エジプトのネコを連想させる)であった。

[家族の一員]
◎名前についてだが、我が家は六人家族で、七番目の家族という意味で、犬には"ナナ"と名付けた。"オクト"(Oct)は"八"という意味があり、"ニーナ"(メス)は"nine"から名付けた。つまり、気持ちとしては家族の一員ということである。
[お乳が出始めた]
◎一代目のネコ"オクト"は完全に、犬"ナナ"の子どもとして育った。犬のお乳で育ったのだ。"オクト"は捨て猫で、生後数日だったので、犬のおっぱいに吸い付いた。そうすると、出産経験のない、授乳期でもない"ナナ"のおっぱいからお乳が出始めた。
[母親する]
◎"ナナ"は完全に母親になってしまった。"オクト"のおしりをなめて排便を促したり、顔や体をきれいになめたりと、せっせせっせと、母親をしていた。"オクト"は完全に"ナナ"を母親と見ていた。子どもの頃は母親のぞばで寝た。
[不注意で死なせた]
◎しかし、私の不注意で、死なせてしまった。雄猫はカリカリを食べると、尿道に石がたまって、排尿できなくなって死んでしまうことが多いそうである。"オクト"も、おしっこの仕草をするが、出ない。
[家族一同涙に暮れた]
◎私はその意味が分からずに、そのしぐさの滑稽さに笑っていた。しかし、数日後に、ぐったりして、動かなくなって、ようやく変だとわかり、獣医に連れて行ったが、手遅れだった。死んだ"オクト"を前に、家族一同その日は涙に暮れた。みんなに苦しい思いをさせてしまった。
[女同士の戦いが]
◎二代目"ニーナ"は、生後二ヶ月目にやってきたので、挨拶に顔を近づけた、犬"ナナ"を見て、怪獣だと思い、悲鳴を上げた。その関係はいまだに続いている。"ナナ"と"オクト"は完全な親子関係だったが、"ナナ"と"ニーナ"は女同士の戦いの間柄である。とはいえ、一代目も二代目も、面白いことに、ネコなのに犬語を話す。猫なで声で、"わぁ〜ん"と鳴く。
参考資料→「犬と思ってる?「ワン!」とほえるミニ豚君 : 社会 : 」=from"YOMIURI ONLINE(読売新聞)"
[毎日夜に散歩]
◎"ナナ"は妻が毎日夜に散歩に連れて行く。"オクト"は一人で勝手に何時間も散歩に出て行った。呼ぶと、どこからともなく飛んで帰って来る。"ニーナ"は散歩に行きたいとき、私についておいでと合図する。一人では外に出て行けない恐がり屋さんである。
[他人のペットが気になる]
◎家にペットがいるからか、他人のペットが散歩していても、気になる。おじいさんやおばあさんが、自分よりも年上のいぬを散歩させているのは、ほほえましいというか、少々滑稽でもある。あたかも老老介護を思い浮かべてしまう。
[家が明るくにぎやかに]
◎私たちはペットを世話しているが、実はペットが私たちを世話しているのかもしれないとも感じる。疲れたときに犬や猫と遊ぶと、気持ちが癒される。抱くと、体のぬくもりがほんのりと伝わって来て、心地よい。家が明るくにぎやかになる。
[ふれあう良さは癒し]
◎動物とふれあう良さは、その癒しにあるのだと思う。淋しいとき、悲しいとき、つらいとき、動物をなでたり、抱いたり、からかったり、じゃれ合ったりすると、ずいぶんと気持ちが楽になる。
[情緒教育の一環]
◎ほとんどの小学校で、校庭に、ニワトリやウサギを飼い、池を作って魚を育てている。これは、生徒達に、動物に触れ合ってもらい、情緒教育の一環とすることを目的としている。
[精神的身体的リハビリの一助]
◎あるいは、老人介護施設などで、蝋人形のようにじっとしたままになりがちの(認知症)老人に、イヌと触れ合ってもらうことによって、精神的身体的リハビリの一助として、施設内に何匹ものいぬを飼っている所もある。人間への一助といえば、盲導犬はすばらしい仲間である。
[動物飼育は心を育てる]
◎現代は一人っ子の家庭が多いが、そのような家で動物を飼い、子どもにちゃんと世話をさせることで、責任感やペットへの共感を身につけさせるという考えもある。ともかく、動物を飼うことは心を育てる面を持つ。
[ぬいぐるみは独り寝の相手]
◎幼い子ども達にとって、動物のぬいぐるみは、まさにいつも一緒にいる友達である。母親(肝っ玉母さん)を連想させるクマは、ほとんどの子ども達のお気に入りである。幼い子ども達はぬいぐるみによって情緒の安定が期待できる。独り寝の相手にもなる。
[動物療法]
◎また、イルカ療法や乗馬療法など、本格的な動物療法(アニマルセラピー)も行われている。イルカ療法は、イルカと一緒に泳ぐことによって、自閉症うつ病などの治療が行われる。これはアメリカで盛んに行われている。
[仲間の動物をかばう]
◎イルカに限らず、クジラ、ゾウ(ともにほ乳類)などは、けがをした仲間の動物をかばう。特に、イルカは人々の中から病人を選び出し、特別に扱いする。例えば、自閉症の人がいればその人のそばに寄り添うそうである。
[動物に注目が集まる]
◎日本では今、旭山動物園や、レッサーパンダ風太、少し前には、アザラシのタマちゃんなど、動物に注目が集まっている。これも、私たちが自然を求めている証拠ではないだろうか。
[自然からの我々への呼びかけ]
◎これからも、動物を、単にペットとしてだけでなく、もっともっと、自然の一部として、私たちの友人として、癒し手として、地球上で共存できるような手だてを、講じていくべきだろう。これは自然からの我々への呼びかけかもしれない。