真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

リーダーと鍋奉行と島田紳助と

参考資料→(私のブログ記事)「トップがしなければならない大きな二つの仕事」
参考資料→(私のブログ記事)「あなたはリーダーとしてどちらのタイプ?」
[全体を見渡す心遣い]
◎リーダーの条件として、まず最初に、「全体を見渡す心遣い」が上げられる。人に対しても、出来事や情報に対しても。経験がこの「全体」の範囲を広げてくれる。
[広い視野を確保する意識]
◎例えば、学校の先生(担任)が学級全員の児童生徒を見守るような全体を見渡す心遣い。もちろん本当の意味で全体を見渡すことはでき得ないだろうが。できるだけ広い視野を確保する意識が求められる。
[場を取り仕切る]
◎少し違って、「場を(取り)仕切る」ことも、リーダーの条件として上げられる。もちろん、場を取り仕切るには、特に「公平に」取り仕切るには、 全体を見渡す心遣いが是非とも必要とされる。
[鍋奉行と鍋将軍]
◎「鍋奉行」という言葉がある。私は、家庭内にあっては鍋奉行である。「奉行」よりも独裁的に仕切る人を「鍋将軍」と呼ぶらしい。将軍は位が数段上になる。
[鍋料理には鍋奉行に変身]
◎私は、鍋料理になると、「最初に肉を入れて」。「早く具を引き上げて」。と、家族に采配をふるう鍋奉行に変身する。
[アク代官]
◎ちなみに、ひたすら鍋からアクを取る人のことを、「アク代官」と呼ぶそうである。私は、いつも妻にそのアク代官を任命する。
[待ち奉行と待ち娘]
◎余談だが、鍋奉行とは対照的に、おいしくできた具をひたすら鍋から取って食べることを楽しむだけの人を、「待ち奉行」「待ち娘」と呼ぶそうである。
[場への積極的介入]
◎話を本題に戻す。「見渡す心遣い」は、どちらかといえば、受け身の待ちの姿勢(心理)とも見える。それに対して、「場を仕切る」には、その場への積極的介入(行動)が必要条件である。場の進行を促す、整理するという積極的リードが仕切ることである。
[組織全体を一つにまとめる]
◎更にその先へ行って、リーダーは組織の長であるから、「組織全体を一つにまとめる」仲裁役もせねばならない。それをしなかったら、メンバーは単なる「烏合の衆」に過ぎなくなる。組織がまとまらないのは、リーダーの力量が原因である。
[メンバーの上に立って仕切る]
鍋奉行・鍋将軍は、「待ち奉行」「待ち娘」や「アク代官」など、鍋(組織)を囲むメンバーの上に立って、仕切らねばならない。
[島田紳助]
◎ここで、「島田紳助」を登場させる。彼は、「みのもんた」や「明石家さんま」と同じように、司会進行係として、さまざまな番組に出演している。
[しゃべくりが上手い]
◎上記三名が、さまざまな番組で引っ張りだこなのは、話術、しゃべくり、アドリブが上手いからであろう。三人三様ではあるが。
[日常的話題を披露]
◎もちろん、最近、テレビでは、芸能人が、「日常的話題を披露する」というしゃべくり番組がやたらと多い。これはディレクターにとって楽な番組作りができるからだろう。
[テレビ視聴者は若者やおばさん族]
◎ただそれだけの利用でもなく、また、主なテレビ視聴者が、若者やおばさん族であるという傾向も大いに影響しているのだろう。私の娘たちも、芸能人のしゃべくりを聞くのが好きである。
[あいさつ代わりの軽いネタ]
◎理由は、学校や職場や友達や仲間での軽い話題にうってつけの内容を、それらの番組が提供してくれるからだ。あいさつ代わりの軽いネタとしてちょうどいい。これはピン芸人がもてはやされているのにも通じる。
[リーダーはしゃべくり能力が要求される]
◎私自身がしゃべくりが大の苦手だからかもしれないが、リーダーには、このしゃべくり能力が強く要求されるように思える。集団内で、全体を見渡しながら、場を取り仕切りながら、場を一つにまとめられる最も簡単な方法が、このしゃべくりであると感じる。
[司会者の大きな仕事]
◎面白い話題を提供し、全体を見渡しながら、次から次へとメンバに話題を振って輪に引き入れてゆく配慮が、司会者の大きな仕事である。
[リーダーとしてどのように振る舞うか]
◎そういう目で、かれら三人(島田紳助みのもんた明石家さんま)を見てゆくと、リーダーとしてどのように振る舞うのが組織をまとめるのに必要かが分かって面白い。
[楽しいテレビの見方]
◎また、誰が次のしゃべくり司会者としてのし上がってくるのか、のし上がろうとしているのかを見届けるのもまた楽しいテレビの見方の一つであろう。しゃべくり司会者はテレビの味方である。