真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

あなたは心の整理をどうつけていますか

[紙に書いて破って捨てる]
「誰にも言えないことを紙に書いて破って捨てると心の整理になる」(fromNBonline Associe>今日の仕事のコツver2.0/2008年4月7日月曜日佐藤 信正)を読んで感じたこと、思い出したことを書きたい。
[つらいものを出せば安心感]
◎佐藤氏のコラム記事中に書いてある一部を抜粋する。


誰にも言えないことを心の外に出す。つらいものを出せば安心感が得られる。この心理ハックは私が大学生のときに読んだ、英語のゲシュタルト・セラピーの入門書にあったものだ。
[整理は視野内に収め直す作業]
◎整理とは、自分の視野外(具体的にも抽象的にも)にあるものを、視野内に収め直す作業である、それが、ものであっても、知識やデータであっても、感情であっても、過去のいやな体験であっても、愛する人の死別であっても。
[山より大きなシシは出ない]
◎「山より大きなシシは出ぬ」。私は、このことわざの意味を、全体像(山)の「中」で見れば、シシは所詮小さな存在でしかあり得ない。と読み取っている。
[比較の中へと持ち込む]
◎つらい経験であっても、過去の数々の経験を思い起こせ(視野内に収め直せ)ば、そのつらい経験は、あの時に感じたものとは違った評価を下せるかもしれない。このことわざは比較の中へと持ち込むことを奨励していると思える。山との比較、山の中での比較。
[全体像を感じ取る]
◎先ずは、全体像を感じ取る、読み取ることをしなければならないと思う。そうすれば、「幽霊の正体見たり枯れ尾花」であるかもしれない。 全体像を感じ取るには、時間が必要である。その時間が幽霊を枯れ尾花と正体させる。
参考資料→(私のブログ記事)「知識の能動的体系化」
[きちんと位置づけする]
◎これらは、自分の持つ体系的知識(視野・山)内にきちんと位置づけする作業だと思う。部分を全体の中にきちんと位置づけする作業である。ジグソーパズルで、ピースを定まった場所にはめ込む作業である。
参考資料→(私のブログ記事)「ブログネタ作成下書き用として手帳を使う」
参考資料→(私のブログ記事)「哲学とは経験の体系化」
[静かな場所で思い起こす]
◎話題が変わるが、私は、誰かに強く腹を立てた時にすることがある。その場を離れたときに、後日どこか静かな場所(たいてい自室)で、思い起こすことにしている。
[思い起こすだけで気が静まる]
◎時には、思い起こすだけで気が静まる場合もある。しかし、それでもなおかつ、その時の気持ちが鮮やかに蘇って、簡単には腹立ちが収まらない場合も時としてある。
[想像上の相手に怒りをぶつける]
◎そのようなときには、シミュレーションをする。つまり、その場に相手が実際にいるかのようにして、想像上の相手に怒りをぶつける。その時には、実際に自分の体や顔や頭がほてってくる。
[気持ちが静まるまで続ける]
◎そのような状態で、架空の相手に、心の中で、言葉で怒りをぶつける。あたかも本当の言い合いをしているかのように。そして、その気持ちが静まるまで続ける。
[冷静に自分の気持ちをしゃべれる]
◎すると、実際にその相手に会ったときも、きわめて気持ちも落ち着いて、冷静に自分の気持ちをしゃべれる。一度シミュレートしているので、よどみなく言葉が出て来る。それ故、なおさら冷静でいられる。
[相手も冷静に対応]
◎すると、面白いことに、たいてい相手も冷静に対応してくれる。意外にも、相手が素直にわびてくれるときもある。たぶんこちらの冷静さが幸いしているのだろう。
[悪いのはお互い様]
◎そんな折には、こちらも恐縮してしまって、「こちらも悪かったのでお互い様ですよ」と、自分でも思いがけない言葉が口から出てしまう。そして、過去がきれいに水に流される。
[過去は蓄積されてゆく]
◎所が、きれいに水に流されなかった過去は、その人の中で、ストレスとして、わだかまりとして、恨みとして、蓄積されてゆく。そして、それが何かの弾み(引き金)で一気に爆発する。
[社会を揺るがす大事件として現れる]
◎それが、社会を揺るがす大きな事件として、現れている場合が多い。ので、皆様もストレスやわだかまりは蓄積されませんように、貯めるならお金に限ります。これは貯めたくても貯まらないって、よく分かります!!!