真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

本への興味が強くなったり弱くなったり

[美術館に立ち寄った]
◎秋晴れの今日(2008/9/23)妻と娘と私とで、神戸(港)・元町(中華街)・三宮(商店街)を散策の後で、娘の希望していた美術館(何故か「神戸市立博物館」)に立ち寄った。
[私は美的才能がゼロ]
◎1796年にパリに生まれた画家「カミーユ・コロー」展だったが、私は美的才能がゼロなので、余り関心が持てなかった。ただ、明るい空と雲の背景が何故だか印象に残った。
[紀伊国屋に足を運んだ]
◎その後、梅田の紀伊国屋(大型書店)に足を運んだ。最近、自分はどんな本に興味があるのか分からなかったので、それを知りたいと思っていた。
[本に手が伸びなかった]
◎でも、結局どんな分野の本にも手が伸びなかった。ただ、大勢の人並みを縫いながら、二回ほど店内を巡った。また、欲しいと思っていた高橋書店のダイアリーはまだ入荷していなかった。
[若い頃は本を年間数百冊以上は買った]
◎でも、若い頃は本を年間数百冊以上は買っていた。私は高校から文系に進んだが、理系の分野にも子どもの頃からとても興味を持っていた。特に生物分野には。ファーブル昆虫記やシートン動物記は夢中で読んだ。
[中年には図書館に通う]
◎中年に入って、図書館(近くに府立中央図書館が1996年に開設された)で借りて読むようになった。多分自腹で買っていたら、総額で百万円ははるかに超えていただろうと思う。何せ一冊数千円の本もかなり借りたので。
[とんと本を読まなくなった]
◎一ヶ月に少なくとも10冊は読んでいただろうに、(2006/5から始める)ブログを書くようになってから、とんと本を読まなくなった。読みたい気持ちも霧散した。
[若い頃は分野を定めずの乱読]
◎話は戻るが、若い頃は分野を定めずの乱読だった。それらはすべて本屋(古本屋もずいぶんとハシゴした)で買ったものである。だのに、読み終わった後涙が出そうなほど、時間とお金を無駄にしたと悔やむ本にもずいぶんと出くわした。
[木戸銭返せ]
◎「木戸銭返せ!!」と言いたくなる本ですね。題名が素晴らしく、題名に惚れて飛びついたのに、「詐欺だ!!!!!」と吠えたくなる本を書く作者の気持ちが全く解せなかった。
[図書館で借り出し熟読]
◎その20年ほどの乱読期が終わり、自分が読みたい分野が定まる(乱読期の間にも定まった分野がいくつも芽生えていたが)と、その分野に関して図書館で、毎回5冊以上借り出して熟読した。あまりの難解さと堅苦しさに音を上げた本もあったけれども。
[プロが選別する図書]
◎でも、図書館で借りた本にはさすが、「木戸銭返せ!!」の本に出会う機会はぐ〜んと減った。乱読期とは違って、読み応えのある本に数多く出会えた。さすがはプロが選別する図書だけはあると感銘を受けた。
[読みたい本がなくなったのは何故]
◎というところで、「ブログを書くようになって、読みたい本がなくなった」の話題に戻る。何故なのだろうかと考えてみた。
[ブログ用に一次情報が欲しい]
◎そうすると、ブログ用に一次情報が欲しくなったからだと思い当たった。本は主に一次情報を素材にして、それを元に調理して出来上がった料理を私たちに食べさせてくれる。中にはこれが料理なのというゲテモノもかなりあったが。
[素材の調理方法]
◎私は乱読期にさまざまな分野の知識を教えていただいた。図書館本からは素材を料理する調理方法を学びたかったのだと気がついた。二次加工・三次加工する方法と結果が伝わってきた。
[自分で調理したくなった]
◎自分の料理の腕前はいかほどか自分では全く判定できないが、とにかく自分で調理したくなったのだ。面白いことに、その頃に「ブログ」に出会った。「渡りに船」という感じである。
[一次情報を手に入れる手段がない]
◎しかし、私には興味ある分野に関しての一次情報(素材)を手に入れる手段も能力も時間も経験もない。それらを、主に、新聞、テレビ、メール(日経はすごい)に頼っている。
[プロの存在はこれからも必需]
◎ということで、一次情報(素材)を手に入れるプロ(記者)の存在はこれからも必需である。が、もしかすれば、一次情報(素材)プロ(記者)はフリーが増えてゆくかもしれない。他の分野でも、派遣などが増加したように。
[派遣のプロが報道を支える]
◎たぶん、どの報道機関も正社員のプロ(記者)を抱え込める余裕が次第に少なくなるだろうから。下請けのプロ(記者)、派遣のプロ(記者)が報道を支えるような時代になるだろう。