真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

超「超」整理法を読んで

[超「超」整理法]
◎最近、いろんな所で、著書「超「超」整理法」の紹介(記事など)を目にする。それに刺激されて買おうかやめようかとずいぶん迷った。
[超整理法]
◎買おうかなと誘惑されるのは、以前、野口悠紀雄氏の「超」整理法を読んで、「目から鱗」の思いをしたからだ。その本は、(従来の)整理法を超える整理法の提案だったからだ。
[クリアポケットファイルに取り込む]
◎私は、それまで、新聞や雑誌や本を読んで、大事な内容と感じた部分を切り取って、クリアファイル(正式名はクリアポケットファイル)に取り込んでいった。クリアファイル以前は、スクラップブックか使い古しの大学ノートに貼り付けた。
[どこにあるか行方不明]
◎どんどん取り込んでいったはいいが、何がどこにあるか行方不明になる。どこかに取り込んだと思うというかすかな記憶があったとしても、判然としない。そんな経験をずいぶんとした。
[必要なときに見つけ出せない]
◎結局は、必要なときに必要なものを見つけ出せないことがほとんどであった。イライラしながらあちこちかき回して、時間がどんどん過ぎてゆくので、泣く泣く諦めるというパターンが常だった。
[切手収集と同じ感情]
◎それでも、取り込みをやめなかったのは、切手収集と同じ感情である。溜まってゆくうれしさがある。貯金箱に100円玉を放り込む小銭貯金とも同じ感覚だろう。
[うれしい発見を体験]
◎だが、また、暇な折に、ファイルを、昔の写真アルバムをめくる感覚で、見てゆくと、こんな内容があったのかと、うれしい発見を体験できる。これもまたすてきな時間の過ごし方でもある。
[雑誌や本を読まない]
◎だが、実は、いまはもうクリアポケットファイルへの取り込みはやめた。その前に、まず、もう雑誌を読まなくなった。本もたまにしか読まなくなっている。
[Googleノートブックに綴じ込む]
◎更に、新聞記事は、Webにもある。ということで、やめた。で、今ではWebページで見付けた大事な内容を切り取ってGoogleノートブックに綴じ込んでいる。
[参照も利用もしない]
◎所がこれまた、ノートブックに綴じ込んだスクラップは、全くもって参照しないし、利用しない。これに至ってはたまに眺めることすらしていない。取り込んだという記憶すら定かではない。
[カードに書き込む]
◎クリアファイル利用以前では、京大方式などにかぶれて、カードに書き込んだりもした。当時はこれがお勧めの方法であった。だがしかし、これも全くもって利用しないゴミと化してしまった。
[無駄なゴミの収集に費やされた人生]
◎もしかすれば、私の人生は無駄なゴミの収集に費やされてきたのだろうか。もしそうなれば、愕然たる思いである。気の重い思い出である。
[綴じ込むことに意義]
◎でも、私自身は、書き込むこと、切り取ること、綴じ込むことに意義があるんだ、あったんだと自分を慰めている。時間の無為に涙しないために。
[時間軸に添って並べる]
◎そんな折りに、「超」整理法は、分類せずに、封筒に放り込んで時間軸に添って並べよと勧めてくれた。私は、それを素直に実行した。
[並べただけで利用しない]
◎が、今までの方式と同様に、私は大切なものを並べただけで、一向に利用しない。なのでこれまた何の効果もなかったのだが。
[貯め込むだけ]
◎つまりは、私はどれほど貯め込んでも、それを一向に利用しようという気がないのだ。利用する気がないのならば、貯め込むことに何の利益も生まれない。
[思い切って買った]
◎私には素晴らしいと思えて実行したが、効果のなかった整理法に代わって、氏が今度は、新しく「超「超」整理法」を出されたので、迷った挙げ句思い切って買ってしまった。
[買って、しまった]
◎買ってしまったが、「買って、しまった」と思った。というのは、もしかすれば私がすでに実行していることが書いてあるのではないかと危惧したが、予想が当たって、しまった。
[Gmailの利用・活用]
◎グーグル、特にGmailの利用・活用を中心に事細かく述べてある。ということで、それほど目新しい内容はなかった。前回は目から鱗だったが、今回は目から涙であった。
[デジタル世界での情報整理法]
◎「超」整理法が、アナログ世界での情報整理法であったが、今回の「超「超」整理法」はデジタル世界での情報整理法である。しかも根本は「出来るだけ手をかけずに」である。
[二方式を併用]
◎だから、氏は、アナログ世界では依然として「超」整理法を実践され、デジタル世界では「超「超」整理法」を実践しておられる。
[デジタル世界に取り込む]
◎そして、アナログ世界の情報を出来る限りデジタル世界に持ち込み、取り込むことを推奨されておられる。
[スキャナーを欲しい]
◎私も何年も前から、スキャナーを欲しい欲しいと思っている。これはアナログ情報をデジタル世界に取り込む有力な武器である。
[ネット内にすべてを放り込む]
◎また、今では「クラウドコンピューティング」と盛んに言われている。今まで、パソコンを主体にして、作業をしていたのを、ネット内にすべてを放り込んで、ネット内で作業をする方向へと進んでいる。氏もこの利点を盛んに強調されている。
[ネットにつなげればそれで良い]
◎これによって、パソコンの高い性能や基本ソフトや応用ソフトがどんどん不要になって行く。だから、手持ちの情報機器は、ネットにつなげればそれで良いというレベルにまで性能を下げられる。
[ユビキタスが進んでゆく]
◎その結果、情報機器がどんどん安くなれば、以前によく言われていた「ユビキタス」が大いに進んでゆく結果となる。今や3万円や4万円のノートブックがすごい人気である。
[無線LAN環境が行き渡る]
◎後必要なことは、ネット接続料金が大幅に安くなり、、ネット接続(無線LAN)環境がどこにでも行き渡るという課題だろう。これも情報機器が安くなって、至る所に設置されれば解決してゆくだろう。