真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

二種類の読書方法を比較してみた

[超遅読]
◎私は、本を読む速度がとても遅い。つまり、超遅読である。それで、昔から速読に興味があった。でも、実を言うと、心の底では速読をバカにしている節がある(他人事のように言うが)。
[速読をググった]
◎そこで、今日は思い切って(?!)、グーグルで「速読」を検索した。Wikipediaに、「速読術」が載っていた。そこから引用する。

読書速度を向上させ、効率的に大量の書物を読破する技術
樹木に喩えると、全体理解で幹や大枝を捉え、全体のイメージを掴み
[速読によって何が出来るのか]
◎私は、実は速読をしたいとは今では(今でも)思っていないが、速読によって何が出来るのかにとても興味があった。
[読書に求めるものが速読で得られるのか]
◎私が読書に求めるものが、速読でも得られるのだろうかという疑問が常々あった。私が読書に求めるものは後で述べることにして、先ずは「速読」から何が得られるのかを更に調べてみた。
[速読の意味]
◎そこで更に、検索結果に載っていた、「速読の意味」=From"萌え理論Blog"を読んだ内容を抜粋引用させていただく。
速く読める代わりに深く読めない
非常に高速に読んでいるときは、細かい部分まで深く理解できない
「知る」だけでいい分野は速く読む
[人力検索はてな]
◎更に、はてなのQ&Aコーナーに載っていた質問「速読が出来る方にお尋ねします。 あなたが・速読が出来るようになった本(または方法)・どのぐらい速くなったのか・速読が出来た事を実感するまでにかかった時間・現.. 」(=From"人力検索はてな")から抜粋引用させていただく。
[速読体験談]
◎回答されておられる多くの方々が体験談を述べておられて、とても参考になった。感謝、感謝。
必要な情報を得る、本から知識のみを得る、という目的なら、素早いスピードで読めるという速読術は役立つと思いますよ。
本を読むときの集中力、持続力がついたように思います。
速読を習うと「読むべきでない、無駄な文章」をどんどん捨てる、飛ばす癖がついてくるので結果的に読書速度が上がるのです。
文字から読みや意味や定義を脳内にダイレクトに呼び出せない単語は処理できないので、ほぼ確実にその情報が欠落しています。
速読が使えるのは内容を理解できる本だけです。単語自体の意味がわからない専門書は、頭に入りません。
速読では、賢くなれない。速読で時間は節約できる。
[速読は情報・知識を得る方式]
◎これらの引用から、私が得た結論は、「速読は、情報を得る、知識を得る」(知識・情報の吸収)という面でとても効果的だと感じた。これを目指す場合には、速読は効果を大いに発揮しそうだと納得できた。
[意識と無意識の活動領域]
◎所で、脳には、「意識」と「無意識」という活動領域がある。「意識」は能動性に特徴があり、「無意識」は受動性を持つ。
[速読は無意識(受動性)を利用]
◎そこで、速読は「無意識」(受動性)を利用する読書方式である。それに対して、遅読は「意識」(能動性)の方を使う。
[読書は思索の手段]
◎ここまで来て、私が速読をしない理由が分かってきた。私は読書を「思索」の手段として使うからだ。つまり、遅読は、精読である。
[意識(能動性)を使う遅読・精読]
◎「意識」(能動性)を使う遅読・精読をすると、そこに書いてある言葉や表現に触発されて、自分の中にある知識や情報が活動し始める。速読でもここまではありそうであるが。
[著者の言葉と私の体験とが作用]
◎能動性というが、自分で意識的に考えるというよりも、著者の言葉と、私の体験とが作用し合って、何らかの結論へと導かれてゆく感じである。この熟成は遅読でないと味わえない。
[新しいものが生まれ出る]
◎そして、そこから、何らかの新しい考えやアイディアや結論などが生まれ出てくる。私は、それらが生まれるのに立ち会う助産師的な役割をしているような気がする。
[読書に時間がかかる]
◎だから積極的に思索しているとは言い難いのだけれども。この方式では、残念ながら、とても読書時間がかかる。時には、一ページ進むのに30分かかることもまれではない。超遅読である。
[速読にも遅読にも素晴らしい利点]
◎という私の体験と速読実践者の体験談を重ね合わせて、結論を導けば、速読にも遅読にも素晴らしい利点があるが、その利点の方向が大きく異なっているということである。
[目的に応じての使い分け]
◎つまり、要は、読む本、読む目的に応じての使い分けがうまくできるようになることであろう。とはいえ、私は超遅読の味を知っているので、速読を試す気にはなれないが。