真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

国民を救うのは、民間の保険会社しかない

[保険の宣伝がやたら多い]
◎最近、テレビでは保険の宣伝がやたら多い。毎日毎日これでもかこれでもかと、生命保険、疾病保険などなどの話を聞かされる。特に、昼などは、女性向けの保険CMが氾濫している。
[需要が多いからではないか]
◎何故こんなにも、保険の宣伝が放送されるのかと考えてみた。思い当たるのは、これはもしかすれば、やはり需要が多いからではないかとの考えに至った。
[信頼する相手]
◎つまり、国(政府)が全く信用できなくなり、信頼する相手ではなくなったからではないか。頼れるのは我が身だけ、お金だけ。それを支えてくれるのは、国ではなく、民間の保険会社しかないと。
[日本は貯金大国]
◎日本ほど貯金がこれほど多い先進国はないそうである。アメリカは借金大国であるが、日本は貯金大国である。お金は墓場まで持っていけないが、「地獄の沙汰も金次第」が信用されているのだろうか。
注)日本はGDPの約55%を個人消費が支える。個人金融資産が1500兆円もある。
[国への信頼は極めて薄い]
◎私ももう還暦を迎えたが、国への信頼は極めて薄れてしまった。私の両親世代などは国への信頼はとても強かったのに。ここ数年で、国というのがこれほど信用ならない存在であったのかと思い知らされて、驚きの連続である。後から後から信用を裏切る話が噴出してくる。
[役所は役所の利益が最優先]
◎今まで役所というのは国民のためにあるのだとばっかり思っていたし、そう教えられてきた(文科省も共犯か?)が、役所は所詮役所の利益が最優先だと思い知らされた。自分たちの利益のためなら、国民を売ることは平気らしい。
[政策・行政も国民を愚弄する内容]
◎役所(官僚)が信用できない存在であるばかりではない。役所が今までやってきた政策・行政も国民を愚弄する内容であることも多いと知った。
[少子化で年金制度が崩壊]
◎それだけでなく、国が信用できなくなった背景に、先ずは、少子化がある。少子化になれば、年金制度が崩壊する。とはいえ、最早崩壊寸前ともいえるが。
[対策を全く取ってこなかった]
◎将来年金制度崩壊をもたらす少子化が進むということぐらいは、もう10年以上前から分かっているはずだろう。だから、それへの対策を全く取ってこなかったということになる。
[高齢化で健康保険制度が崩壊]
◎国が信用できなくなった背景としての少子化もさることながら、高齢化がある。高齢化によって、健康保険制度や年金制度が崩壊する可能性が高くなる。これもとっくの昔から分かっていたはずだ。
[無策が引き起こした少子化と高齢化]
少子化高齢化が分かっていながらの無策によって引き起こされた少子化と高齢化のダブルパンチによる国力低下が今日本を襲っている。
[一流国といえない日本]
少子化と高齢化と関連するが、さらには、日本は最早一流国とはいえない位地にある。アメリカはもう衰退する日本を見限って、発展しつつある中国の方を向いている。日米同盟はいずれアメリカから別れ話が持ちかけられるだろう。
[アメリカの要求をどんどん飲む]
◎だから、日本政府は、背を向けた相手を少しでもこちらを向かすために、アメリカの要求をどんどん飲んでそれに沿う政策を打ち出すのだろう。
[倍加するアメリカへの言いなり外交]
◎これからも更に倍加するアメリカへの言いなり外交が展開しそうである。悲しい限りである。逃げる相手を追いかける無様を見たくはない。
[内需拡大策]
◎私は、日本の復活への道は、内需拡大策としての、少子化(人口増加)対策と、農業の再生を中心とする第一次産業の復活再生(ルネサンス)であると思う。
[箱物行政はやめよ]
◎だから、将来へ貢献しない箱物行政はもうやめてほしい。箱物行政は一時しのぎの景気浮遊策でしかあり得ない。ないよりマシだと地方がねだる箱物行政は、衰退する企業の延命策でしかない。
[外需(輸出)頼みの大企業]
◎日本を支えてきた大企業は、それを知ってかどこも外需(輸出)頼みである。しかもそのような企業は、輸出で儲けた金を国内のために使おうという気はさらさらなく、内需は全く盛り上がらない。それが庶民にとって景気拡大と叫ばれても実感がなかった。
[アメリカ以上の落ち込み]
◎そんなところへ、アメリカ発の経済危機によって外需(輸出)がへたると、日本国内はアメリカ以上の落ち込みである。これも今までを考えると当然の帰結というべきであろう。
[最優先課題は国への信頼回復]
◎これなども、政策の失敗といえよう。あれやこれやを考えると、国民がお金(貯金も含めて)を使う気にならないのも当然である。まず取り組むべき最優先課題は、国への信頼回復である。
[手短な方法は衆議院解散]
◎その最も手短な方法は、衆議院を解散して、国民がどんなことを望んでいるかを、知ることから始めるべきではないか。だから、景気浮揚策を麻生首相が小手先で実行しても支持率の浮揚はあり得ない。
[将来への強い不安が日本中を覆い尽す]
◎国民が一番気にかけているのは、日本の将来である。将来への強い不安が日本中を厚い雲で覆い尽くしている。それを打ち払う政策は、繰り返すが、少子化(人口増加)対策と、農業の再生を中心とする第一次産業の復活再生である。