[共有主義と占有主義の闘い]
◎私は、時代が、｢共有主義と占有主義の闘い｣の時代、へと入って来たと感じる。別の面から言えば、｢ネット世界とリアル世界の覇権争い｣の時代。どちらが主導権を取るかの争い。まだまだリアル世界が圧倒的優位だが。
[人類が始まって以来占有争い]
◎｢共有主義｣はネット世界(仮想世界)では普通になっている。それに対して、｢占有主義｣は物理世界(リアル世界)では当然の考え方かも知れない。人類が始まって以来、占有争いが続いている。
[リアル世界とネット世界との橋渡し]
◎マイクロソフトは、リアル世界とネット世界との橋渡し、リアル世界からネット世界への移行を促した功績が大である。
[ネット界は曲がり角]
◎今ネット界は曲がり角に来ているのではないかと感じる。というのは、ネット界では無料が当然視されているので、ネット世界の中だけで生活ができない。
[リアル世界で稼いでネット世界で無料奉仕]
◎だから、物理世界(リアル世界)で稼いで、ネット世界では無料奉仕するという方式が一般化している。これはいびつであろう。
[ネット世界は独り立ちできない]
◎これではいつまでたっても、ネット世界は独り立ちできないのではないか。ネット世界を優位に立たせることは不可能である。
[独自通貨]
◎それで一つ提案がある。ネット界は、国境を越えて、｢独自通貨｣、私はそれを｢ポイント｣と呼んでもいいのかなと思うが、流通させてはどうか。
参考資料→｢「Amebaモバイル」、サービス会員への登録で仮想通貨を還元｣＝from"ITpro"
[ポイントがついて来る]
◎すでに、さまざまな所がポイントを発行している。私はヨドバシカメラで電化製品を買い物する。すると、必ずといっていいほど、ポイントがついて来る。
参考資料⇒｢08年度のポイント発行額は8917億円 野村総研｣＝from"日本経済新聞"
[冷蔵庫に7000ポイント]
◎最近も、冷蔵庫を買うと、7000ポイントがついてきた。(この数字を言うと、いくらの製品を買ったかばれてしまうが)
[発行所内でしか通用しない]
◎そして、それは、自分たちの所に囲い込むために、発行所内でしか通用しない仕組みであることが多い。ヨドバシカメラのポイントはヨドバシカメラ内でしか通用しない(?)。
[交換できる制度]
◎しかし、利用者の視点に立って、交換できる制度を取り入れているところもある。交換するサイトまでいくつか立ち上がっている。しかし、個別交渉で交換可能にしているのが、実情だろう。
参考資料→｢共通ポイントカード「ポンタ」始動 三菱商事が消費者ビジネスを強化｣
[銀行から楽天へと交換]
◎例えば、私は、ある銀行でネットバンキングをしているが、給与の振り込みがあれば、ポイントをくれる。それは銀行内でも使えるが、他のサイト(その銀行では例えば楽天)へと交換できる。
[交換範囲の拡大を世界的に展開]
◎これをネット内のさまざまなサイトでも取り入れてはどうか。このポイント付与と交換範囲の拡大を世界的に展開する。
追記／楽天が世界展開しようと思うならば、楽天が先頭に立ってポイント通貨流通を推進しては如何か。
参考資料→｢デジタル新大陸、電子マネーの覇者は誰か | 時評コラム｣＝from"nikkei BPnet 〈日経BPネット〉"
[ソフト制作者に5ポイントを提供]
◎例えば、フリーソフトをダウンロードする場合には、ソフト制作者に5ポイントを提供する。記事を一本読むのに、2ポイント払う。
[他のサイトで商品を買える]
◎そうすることによって、その制作者は今度、他のサイトで商品を買える。他の例では、アフィリエイトで商品を売った場合に、少額であればポイントで受け取る。それをネット内で利用する。
[リアル世界の通貨を駆逐]
◎私の頭の中に何があるかと言えば、いずれそれがリアル世界の通貨を駆逐するのではないかという期待である。私の願いは世界が緩やかに統一することである。その現実形がEUである。
[国が独自通貨を発行]
◎世界では、それぞれの国が独自通貨を発行している。アメリカドルが、基軸通貨として扱われていたが、それをいいことにアメリカは悪用した。
参考資料→｢〔焦点〕ロシアなどの新基軸通貨創設構想、当面大勢とはならず｣＝from"Reuters"
ロシアなどの国は、ドルに替わる新たな基軸通貨の創設を求めているが、投資家の間では今のところ、ドルに替わる現実的な通貨はないとの見方が多い[基軸通貨をポイントに]
◎その結果、世界中が混乱に巻き込まれ、悪影響を被った。それで基軸通貨をポイントにして、国連が管理する。
[リアル世界とネット世界とでポイントを基軸通貨]
◎それがいずれネット内の世界共通通貨｢ポイント｣に置き換えることができるのではないかと思える。それを期待している。リアル世界とネット世界との両方でポイントを基軸通貨にする。
仮想通貨、全利用者が後ろ盾 「ビットコイン」、鍵はネット技術：朝日新聞デジタル
[世界はますますフラット化]
◎それによって、世界はますますフラット化するのではないかと密かに願っている。フラット化とは、上下関係ではなく、横につながってゆくことである。ネットはかなりそれが浸透しつつある。
[ネット内では同じ価値]
◎そうなれば、富める国のポイントも貧しい国のポイントもネット内では同じ価値を持つはずだから、貧しい国にとっては有利になる。
[貧しい国の収入]
◎何故ならば、例えば、貧しい国の少年が作ったソフトが富める国でダウンロードされれば、それは貧しい国の収入となる。
[パソコンさえあれば収入が得られる]
◎何も物質的なのを輸出するものがなくても、資本力が無くても、自宅にいながらにして、パソコンさえあれば、収入が得られる。
