真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

Windowsから見えた生物進化論

[Windows7発売]
◎パソコン世界では、「Windows 7、国内での法人向けライセンス販売は9月1日から--早期割引キャンペーンも開始 : CNETニュース : ニュース : ネット&デジタル」=from"YOMIURI ONLINE(読売新聞)"など新しいWindows7発売の話題で賑わっている。
[Vista」の評判が悪いから]
◎「Windows7」が早々と発売されるのは、端的に言えば、「Vista」の評判が悪く、WindowsXPからVistaへの乗り換えが余り進まなかったからだ。いまだに、VistaよりもXPの方が売れている。
[コンピュータで果たす役割が大きすぎ]
◎これは、重すぎるなど、Vista自身のせいでもあるが、さらに大きな理由として、Windowsが余りにもコンピュータで果たす役割が大きくなりすぎたからでもある。
[仕事や個人生活で果たす役割が大きすぎ]
◎別の言い方をすれば、それを放り込んでいる「コンピュータ」自身が、仕事や個人生活で果たす役割が大きくなりすぎたからである。
[Windowsとパソコンの重要度が高いから]
◎つまり、「Vistaへの乗り換えが余り進まない」のは、Windowsの重要度、パソコンの重要度が高いからである。
[周辺機器がいろいろと取り付けられる]
◎さらには、コンピュータに、周辺機器がいろいろと取り付けられるようになったせいでもある。Windowsはそれらの取り付けを容易にしてくれた。
[多くの荷物を背負いすぎ]
◎その結果、コンピュータは、余りにも多くの荷物を背負いすぎた。数々の周辺機器、さまざまなアプリ(ケーション)ソフト、膨大なデータ(写真、動画、文書、データなどなど)などが、コンピュータにまとわりついている。
[同時に進化しなければならない]
◎それによって、WindowsXPからVistaへ進化するときには、さまざまなものも同時に進化(変化?)しなければならない。全員打ち揃って、新しいバーションへと飛び込まなければならない。
[国替え]
◎私は、戦国時代(〜江戸時代)の「国替え」を思い浮かべてしまう。総入れ替えに等しいほどの物や人が入れ替わる。政治の世界の国替えとは規模が違う。
[単独で進化できない]
◎つまり、Windowsは単独で進化することができなくなった。Windowsが進化するためには、そのようなさまざまなものの同時に進化に付き従うこととなった。
[Vistaで動く保証はない]
◎特に、Windows上で動くアプリ(ケーションソフト)についてそういえる。XPで動いたアプリが、Vistaで動く保証はどこにもない。個人では残念で済むかも知れないが、会社ではそうはいかない。
[同方向へ同時進化なければ頓挫]
◎その結果、Windowsが進化するためには、周辺機器、アプリも同時に同じ方向へと進化しなければ、頓挫してしまう。しかし、足並みを揃えるのは至難の業である。
[ASPサービスの利用]
◎これを乗り越える一つの方法が、ASPサービスの利用である。それを利用すれば、インターネットにアクセスできる環境さえあればどこからでもすぐに各種のアプリを使用できる。
[インストールする必要がない]
◎会社であれば、社内のコンピュータに一台ずつアプリをインストールする必要がない。さらにうれしいことに、アプリのバージョンアップなどの運用管理作業も不必要である。
[全てをネットの中へ放り込む]
◎つまり、全てをネットの中へ放り込む。そして、それをブラウザという窓口で操作する。Googleがそれを推進しているので、その良さはおわかりだろう。
[ほとんどいらなくなる]
◎そうすれば、周辺機器がほとんどいらなくなる。もちろん、パソコン内にアプリをインストールする必要もない。データも保存する必要もない。
[乗り換えも単独行動できる]
◎となれば、パソコンを買い換えるのも、Windowsを乗り換えるのも単独行動ができる。というよりも、そもそも、ほとんどWindowsを乗り換える意味もなくなる。
[Windowsの進化は止まる]
◎かくして、Windowsの進化は止まる。このような考えると、ある意味、Windowsの進化を止めたのはWindows自身である。
[便利になりすぎ]
Windowsが余りにも便利になりすぎたので、余りにも独占的になりすぎたので、Windows単体での進化ができなくなってしまった。
[荷物をたくさん背負いすぎ]
◎これは、Windowsが余りにも荷物をたくさん背負いすぎて、もはや前に進めなくなった姿といえよう。
[進化が止まる理由]
◎私は、進化論にとても興味があるが、個々の種が進化を止めてしまう理由はここにあるのかも知れないと思う。
[部分をいじるには全体も]
◎部分をいじるには、全体をいじらなければならない。つまり、部分の変化をさせようとしても、全体構造自体までもが変形してしまう。
[進化は既存のものを脱皮]
◎かくて、進化は、既存のものを脱皮することによってなされる。と私は思う。その脱皮とは、「ネオテニー化」である。と言うことで、ウェブ進化論とは指摘する内容が全く異なるが。
[システムの復元]
◎パソコン用語でいえば、システムの復元ツールを使用してコンピューターを以前の状態に戻す「システムの復元」である。この場合には、小さな進化しか期待できないが。
[違う方向へと分岐]
◎「復元ポイント」まで戻って、それまでとは違う方向へと分岐することによって、新しい進化へと打ち出してゆく。
[人間はチンパンジーネオテニー化]
◎私たち人間は、チンパンジーネオテニー化によって、進化したという説がある。チンパンジーの幼児のままで、成人したのが人間の姿と機能と構造であるという。これはチンパンジーを脱皮して、人になったと言うことだろう。
参考資料→(私のブログ)「永遠の未熟(ネオテニー)と執行猶予(モラトリアム)」
[コンピュータの進化方向]
◎パソコンに関していえば、Windowsを進化させることによって、さらなる進化を遂げようという方向から、Windows(基本OS)から脱皮(卒業)して、ネット機能、ブラウザ機能を進化させることによるコンピュータの進化を目指しているといえそうだ。