真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

菅内閣は非小沢か反小沢かそれとも第三の道か

「親小沢か反小沢か」
◎あなたは親小沢(A)か反小沢(B)かどちらだ?。と問われて、どちらかだと答える代わりに、質問そのものを打ち消す、第三の道もある。
第三の道
◎例えば、親小沢(A)か反小沢(B)ではなく、親小沢(A)にも反小沢(B)にもとらわれず(C)に、対応していく、という返答もある。首相選の立候補者樽床伸二氏はそう答えた。
小沢幹事長を道連れ」
◎2010年5月下旬から6月上旬にかけて、政界は大きく揺れた。「鳩山首相、ヒヨドリ辞任…小沢幹事長を道連れ」=from"スポーツ報知"の見出しからは、鳩山首相小沢幹事長を「道連れ」に辞任したと読める。
「刺し違え(共倒れ)辞任」
◎あるいは、「刺し違え」(共倒れ)辞任と見る報道もある。だが、私からは、鳩山氏は、首相であっても、実際には小沢氏のかいらいに近いと見えた。
本能寺の変
◎ということで、私は、今回のダブル辞任は、「刺し違え」というよりも、真実という点では、鳩山による小沢への「本能寺の変」と見る。
織田信長
◎私は、以前(2009/09/26)「織田信長と豊臣秀吉と徳川家康とは誰なのか」という記事で、次のように書いた。
豊臣秀吉鳩山由紀夫であろう」
◎「その流れを受け継ぎ揺るぎないものへと組み上げた豊臣秀吉は、鳩山由紀夫であろう。そこへ安定という柱を据え付けた徳川家康は、副総理兼国家戦略担当相である菅直人かなとも感じられる」と。
「読みは間違った」
◎しかし、私の読みは間違っていたようだ。この8ケ月の鳩山首相の言動を見る限りでは、首相が、「流れを受け継ぎ揺るぎないものへと組み上げた」とは、とてもではないが言い難い。
明智光秀どまり」
◎だから、鳩山首相の役どころは、織田信長(小沢)を闇討ちにした明智光秀(鳩山)どまりであろう。本物の民主党の確立は、その後の登場人物を待たねばならない。
「早々と菅氏支持」
◎その菅氏が首相候補へ名乗りをあげると、反小沢、非小沢の中心人物達が、早々と菅氏支持の声を上げて、流れを作り上げた。
「誕生した菅新首相」
◎その声を背景に誕生した菅新首相は、小沢外しの方向で進んで行くように思える。その後を、庶民派の豊臣秀吉(菅直人)が継ぐこととなった。
参考資料⇒「菅新首相ノーサイドどころか小沢色一掃へ」=from"nikkansports.com"
「小沢手法は自民党の引き写し」
◎小沢手法は、自民党方式の引き写しである。我々国民は、自民党方式に嫌気がさしたから、民主党を選んだのである。だのに、同じ演目を見せられ続けるのだろうか。
「政治ゲームに没頭する少年」
◎私の以前(2008/08/29)のブログ記事「小沢民主党代表の政治力と政策内容」から小沢氏についての私の感想部分を引用。

選挙では当選するためだけに、住民受けする政策を並べているようにも見受ける。その当たりは、自民党の手法と何ら変わりがない。多数を取るためなら手段を選ばずである。あたかも、政治ゲームに没頭している少年であるかのようである
「看板の掛け替えだけ」
◎小沢氏の政治では、誰のための政治なのかと嘆かれる。これでは、自民党から民主党へのチェンジが、全くの看板倒れ、いや、全くの看板の掛け替えだけに終わって、政権交代の意味がない。
「政策立案能力には疑問符」
◎戦争能力、戦略ゲームにはたけた織田信長(小沢氏)であるが、政策立案能力には疑問符がつく。そのような小沢氏外しがこれからどれだけ実現できるかが、本当の民主党政権誕生の意義の大きさを決める。
「2度目の検察審査会
◎小沢外しといえば、近々検察審査会の2度目の議決を受ける。そこで再び「起訴相当」と判断される可能性はかなり大きい。
「小沢外しの正当性が強まる」
◎そういう判断が下されれば、正式な裁判が始まる。これによって、小沢外しの正当性が強まり、親小沢派も「小沢外し反対」を声高に叫びづらくなる。
「反小沢の代表格枝野氏」
◎菅新首相は、その辺を読み込んだ上でか、小沢氏に進退のけじめをつけるよう求めた反小沢の代表格、枝野氏を、党の人事とカネを握る幹事長に就任させる可能性が高いと報道されている。
「7奉行」
◎なお、小沢氏批判を鮮明に打ち出す7奉行(玄葉光一郎仙谷由人前原誠司枝野幸男樽床伸二野田佳彦岡田克也渡部恒三=後見人)のうち5人(仙谷由人野田佳彦岡田克也前原誠司枝野幸男)が内閣に入る可能性もある。
「人材に不自由はない民主党
◎ソウソウたるメンバーである。自民党が、人材の枯渇を指摘されている(谷垣氏が総裁に選ばれていることからお分かりのように)が、民主党では人材に不自由はない。
「もまれることで育つ」
◎やはり、人材は戦う意欲が大盛な組織の中でもまれることでしか育たないようである。自民党は官僚におんぶに抱っこではひ弱なもやししか育たない。
「基盤づくりと道慣し」
◎私としては、菅新首相に民主党政権の基盤づくりと、道慣しをしてもらい、それを若いリーダーへとバトンタッチされるのを望む。
参考資料⇒(私のブログ記事)「政権交代ではなく若者革命を期待する」(2008/09/05)
豊臣秀吉の後には」
◎日本の歴史では、豊臣秀吉の後には、狸親父の徳川家康が政権を乗っ取っているので、かなり心配ではあるが、果たしていかなる流れが待っているのだろうか。興味津々である。