真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

山登り(ハイキング)には、苦しさをはるかに上回る心地よさが迎えてくれる

私の息子が、私に、"生涯現役"と書かれたニットシャツをくれた。生涯現役は、64歳の私には切実な課題となりつつある。

私が、子どもたちに、そして自分にも、言い聞かせている言葉が、"活き活きと一生懸命に"、"一期一会"である。悔い多き人生を送ってきた私にとって、子どもたちには、そんな後悔をしてほしくないという気持ちが強くある。
そんなこともあって、私は、だいたい、10日に一回くらいの割合で、500〜1000m級の山登り(ハイキング)を、2年ほど前から、実行している。
山登りをすると、腹、ふくらはぎ、太腿の筋肉がつく。ストックを使うと、腕の筋肉も鍛えられる。
心なしか、顔の筋肉も引き締まるように思える。というのは、登っている途中、歯を食いしばるような気持ちで、登り坂をクリアしなければならないからだ。
真夏でも、山頂の空気は、心地よく、涼しい風が吹き抜ける。また、途中でも、鳥の声、蝉の声が聞こえ、水流れるせせらぎが、耳を喜ばせ、青い樹々が、目に爽やかである。
季節季節に様々な形で、心を和ませ、耳を目を楽しませてくれるものに出会える。すれ違う同好者の皆さんと交わす挨拶も、心が弾む、脚が軽くなる。
苦しさをはるかに上回るこのようないろんな心地よさを、山登り(ハイキング)では味わえる。これを知ってしまうともう後戻りはできない。これは、ドーパミンを浴びた結果かもしれないですね。
事実、平日に山登り(ハイキング)をすると、高齢者によく出くわす。ほとんどが高齢者であるといってもいいほどである。私よりもはるかに年上だとみられる人が、私をすたすたと追い越し、あっという間に姿が見えなくなる。
公園や植物園や、その他、花などが綺麗に咲き誇る施設などでは、高齢者が、高級なカメラセットを持って、写真に勤しんでいる姿をよく見かける。
カメラバッグを肩に掛け、大きな三脚をかつぎ、胸には望遠レンズ付きの高級カメラがぶら下がっている。苦労を厭わぬ情熱の持ち主である。私はスームレンズ付きの一眼が精一杯であるのに。
話を戻すが、山登り(ハイキング)の後で、時々、日帰り入浴ということで、温泉で汗を流す。露天風呂で、ゆったり、ねそべるような体勢で、自然を眺めながら、湯に浸かるのは、極楽である。
温泉は、美容と健康に良いので、私の妻や娘も、たまに、日帰り入浴施設に出かけては、そこで、半日を過ごしている。
できることなら、健康保険を一年間一度も使わない人には、日帰り入浴券とか、ジムの一日利用券とか、一日電車乗り放題券とか、を配ってくれないかと期待する。
注)以前こんな記事を書いた。"こんな国民的高齢者福祉制度はいかがだろうか"-真夢人日記
日本に高齢者向けの施設を作り、そこを海外からの高齢者も月単位で過ごせる制度を作れば、外貨獲得の一助にもなるのではないか。
高齢者は、たっぷりな時間と、そこそこの小銭を持っている。それを振り込め詐欺団にくれてやることはない。
高齢者の方々は、お金を使って楽しみましよう。死が近づけば、重い病気になれば、じたばたせずに、抗わずに、自然に任せましょう。
私の母は、父が死んだ翌日から食を絶って、2週間後に亡くなりました。見事な死に様です。私も見習いたいと思っている。