真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

理研の笹井氏の会見を見ての感想

【STAPキーマン 笹井氏会見詳報】(5)完 小保方氏に「弱い部分、おもんぱかることできなかった」+(1/5ページ) - MSN産経ニュース
今日(2014/04/16)、テレビの生中継の笹井氏の会見を見て(途中で出かけなければならなかったので、見たのは30〜40分ほど)の感想を書きたい。でも、多分、大方の人とは観点が異なっているだろうと思うが。
会見が始まって少しくらいたって、この人はすごい人だなあと、本当に感心した、感嘆した。話を聞きながら、この人のしゃべり方にワクワク感を禁じえずに、聞き入った。
彼の話を聞いていて、疑問がどんどん解消されていくのを感じた。もちろん、素人の私の疑問であって、専門家が抱いていた疑問への解凍(回答)としてはどうなのかはわからないが。
さて、その凄さであるが、会見の内容に関してではなく、この人の、脳の記憶容量はすごいものがあると感じ入った。
頭のなかに、比喩的な言い方をすれば、世界(情報)地図と、世界をつなぐネットワーク網が構築されていると感じた。
あたかも、すべての情報が、時間軸と空間軸上に、立体的に、しかも全てがひも付けされて、一つの巨大な体系として、浮かんでいて、その全てに、瞬時にアクセスできるかのようである。
もう少しわかりやすく言えば、この人の頭のなかにある情報は、見事に整理尽くされている、体系化されているように感じる、あたかも、個々の情報が、大きな白板の画面にきれいに整理して並べられてあるかのようである。
そして、さらには、個々の情報には、さまざまな、タグ付けがされてある。時間とか、人名とか、場所とか、因果関係とか、時間的前後とか、諸々のタグがふされて。
この人の話を聞いていて、田中角栄氏を思い浮かべた。彼は、ものすごい論理型である。細かい数字を、いくつも幾つも並べて、相手をけむにまいて、論破していく。だから、誰も彼には勝てなかったという。
参考)田中角栄の凄さを教えてください - にくろぐ。
そこから引用。「法律に無茶苦茶詳しかった。歩く六法全書。後藤田も舌を巻くほどの記憶力だった。家が恵まれていれば、余裕で東大に受かっていたに違いない。」
笹井氏も、質問を受けると、即座に、詳細に、具体的に、説明を流れるようにしゃべりだす。あたかも、目の前にその情報が書かれてあって、それを読んでいるかのように、しゃべる。
事実、彼は、用意してあったペーパーを読んでいる場合もあったが。正面を向いて、姿勢正しく、淡々と喋るしゃべり方はお見事である。
この会見を見ただけからの印象は、彼は、理論派であり、机上派であり、書物家であるように感じる。つまり、深さよりも、広さを求める。未来よりも、現在や過去を志向する。
それに対して、小保方氏は、探検家であり、発想派であり、奇抜さである。広さよりも、深さを求める。現在や過去よりも、未来を志向する。
そんな姿を見たように感じた。