真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

受けをねらう怖さ

[気になるアクセス数]
◎私はブログを書いている。もちろん、ブログを書いて商売しているわけではない。が、やはりというか、アクセス(訪問者)数が気になる。""ブログランキング""というサイトに登録しているが、そこへアクセスしない日はないというくらい頻繁にクリックする。
[評価が気になる]
◎本当に、アクセス数を稼ぐのにあくせくするという感じである。それほどに自分のアップした記事(テーマ・内容)が、どのように評価されたのかが気になる。
[記事の評価]
◎アクセスの伸びた記事と、減少した記事との違いがはっきりしていれば、伸びた記事と似たテーマを取り上げようと、あれこれ苦心惨憺する。ブログランキングに表示される自分の順位を見れば、ある程度記事の評価が分かる。
[視聴率はすべて]
◎これをテレビに置き換えると、アクセス数は、視聴率に置き換えられる。民放(民間放送)は、視聴率はすべてかもしれない。それはお金に直結するのだから。でも、もはや今計られている視聴率にかなりのゆがみがあるらしいが。テレビを(モニター付き)テレビ受信機で見るとは限らないのだから。
[マスコミへの露出度]
◎次ぎに、これを評論家に置き換えれば、アクセス数や視聴率に該当するのは、テレビや報道関係からのお呼びやインタビューであろう。一括すれば、テレビや新聞への露出度であろう。例えば、大きな地震が発生すれば、あの顔がテレビに登場する、という定番の人がいる。
[お座敷芸者]
◎彼らは報道機関からのお呼びがかかるかどうかで収入に大きな差が出てくる。言い方が悪いが、お座敷芸者みたいなものである。
[経済アナリスト森永卓郎]
経済アナリスト(分析家)森永卓郎氏が述べている。


ある女性評論家である。総選挙前は歯切れのいい小泉批判をして人気があったのだが、いつのまにか小泉応援団にまわってしまった。 その結果、何が起きたか。不思議なことに、その直後から彼女がテレビに登場する回数が激増したのである。
◎さらに、彼はこうも述べている。

政府が弾圧しているわけでもないのに、批判勢力がテレビに登場できないのは単純な理由である。視聴率がかせげないからだ。さらにいえば、マスメディアが"時代の空気"というものに圧力を受けて、自縄自縛になっているのである。
[情報発信者]
◎ブログ書き、テレビ関係者、評論家を一括すると、発信者(ちょっと間口広すぎるかもしれないが)といえる。自分の意見や記事やニュースなどを流す人々である。
[受信者]
◎それに対して、訪問(アクセス)者、視聴者、呼びかけ手を受信者と一括できよう。流された、意見や記事やニュースなどを受け取る側の人々である。
[互いに相手の動向を左右]
森永卓郎氏が述べているように、受信者(訪問(アクセス)者、視聴者、呼びかけ手)と、発信者(ブログ書き、テレビ関係者、評論家)とは、互いに相手の動向を左右する。
[相互にフィードバック]
◎科学的な言い方をすれば、発信者と受信者は相互にフィードバック(情報の送り返し)を出し合っている。フィードバック情報は、相手を誘導する機能を持っている。
[相手が期待する情報を発信]
◎そこで、題名に掲げた、"受けをねらう怖さ"、ということであるが、相手が期待する情報のみを発信することによって、自分に返ってくる、フィードバック情報(アクセス数・視聴率・露出度)を増やそうとする。
[受信者が期待する情報のみを発信]
◎そうなれば、自分(発信者)が本当に発信したい内容・情報ではなく、受信者が期待する内容・情報のみを発信してしまう結果になる。そうなれば、雪崩のように、片寄った内容・情報が大量に受信者に押し寄せてくる。そのことによって、循環が形成されてしまう。
[個性溢れた視点から読み取った情報]
◎やはり必要なことは、できるだけ幅の広い、さまざまな角度から切り取られた、内容・情報だろう。個性溢れた視点から読み取った、内容・情報は、受け手に、新しい驚きと、なるほどそんな考えもあったのかという納得が返ってくるかもしれない。
[新鮮な驚きと新たな発見]
◎結論としては、発信者にも、受信者にも、誰もが受け入れられる無難な内容・情報だけではなく、新鮮な驚きと、新たな発見をもたらす内容・情報をも期待する幅広い関心を持つことが必要だろう。