少し前に、"サラリーマン川柳100選"が発表され、いっとき、その話題で持ちきりでしたね。
この"コンクールは1987年に始まり、以降毎年、募集選考が行われている。内容は、好不景気や流行語など、その年の流行や世相を反映しながら、サラリーマンの悲哀や夫婦関係をユーモアや皮肉たっぷりに読んだものが多い"。(Wikipediaから引用)
そこでそれにあやかろうと、私(河童禿げ)の川柳もどきを、白線流し(百選長し)なので、20選だけ見せまする。一時おくつろぎを。
①来る来ると、思い巡らす、友と金。
(金の方を待ちかねる心の貧乏神)
②バツイチが、バツ二とそいて、二重丸。
(小学校低学年の通知票)
③澄む水は、流れ清きが、魚住まず。
(清流好きの学者と濁り水に住み着く政治家)
④たたかれて、鍛え抜かれる、刀かな。
(アカンアカンと打たれまくる)
⑤袖無しを、着たる我が身の、寒さかな。
(振り袖がない、ない袖は振れぬ)
⑥異国にて、舌が恋する、梅と味噌。
(日本人だね)
⑦ガキ産めば、金がなくなる、教育費。
(ガキの元人でなし)
⑧産む機械、といわれてもなお、産む気かい。
(柳に風さん聞いてますか)
⑨ぢぢとばば、元をたどれば、ちちとはは。
(しわとしみが点々とついたばっかりに)
⑩湿布薬、遠出の足に、はるははる。
(張る、貼る、春)
⑪美空には、梅の香りと、ウグイスと。
(ひばりもいいけどね)
⑫文字書けず、視線の中で、汗をかく。
(それと恥も)
⑬吹き出物、プッとふくれる、はたち過ぎ。
(はたち前はニキビでした)
⑭出た出たと、言われてふくれる、妻の腹。
(私の腹もですが)
⑮父帰る、肩の上まで、乳返る。
(おばあちゃんの一発芸)
⑯いな妻が、落ちる音して、恐ろしや。
(外で落ちても怖いが、家で落ちればなお怖い)
⑰たたかれて、音を上げつつも、冬のもち。
(たたかれる毎に粘りを増す)
⑱濡れ落ち葉、舞い上がろうと、春の風。
(風邪ならば熱だけが上がるのですが)
⑲出る杭や、打たれた後は、逆に出る。
(頭を打てば次ぎに尻が出る)
⑳相撲取り!、誰のことかと、妻が問う。
(イエ、僕のことですよ)
番外編):小力君、切れてナイスよ、研ぎたては。
(研ぎたては小力でも切れてniceよ)