真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

靖国神社参拝と年金

[首相の靖国神社参拝]
◎首相などが靖国神社を参拝することについて、中国や韓国などから強い非難(戦犯者をもうでると)の声が上がっていた。安倍首相はこれについて明言をしないが、自民党内でも強固な保守派である。本心は参拝をしたいのだろう。
[感想を述べたい]
◎これについて感じたことを述べてみたい。とはいえ、私はこの件に関してとてもあやふやな知識しか持っていないので、的はずれな感想を述べるではないかと危惧する。
[片落ちではないか]
靖国神社とは、基本的には戦死した人々、特に外国との戦争における戦死者をまつった神社である。首相などが靖国神社を参拝することについて反対する意志はない(刑の執行によって罪の償いは終わっていると考えたいし、国のために努力された方々を敬重するのは当然だと思う)が、ただ強く思うのは片落ち(片手落ち)ではないかという感じがすることである。
[私の家族も戦争で死亡]
◎国家が外国と戦争する場合、男子が戦場に出かけるが、女子は国内にあって男子がいない分大きな役目を負わねばならない。私の家庭(兄弟と母の妹が大阪への爆弾投下で死亡)でも戦争でなくなった者がいる。
[全員が弔われるべき]
◎私にはわからないが、兄弟と母の妹も靖国神社にまつられているのだろうか。祀(マツ)られてほしくはないが。国全体が戦争したのであれば、全員が責任者(もちろん責任の重さについては軽重があってしかるべきだが)であり、それ故に全員が同じ立場で弔われるべきであろう。もちろん弔われるのに責任に応じた段階があっても仕方ないとは思うが。
[戦争被害者(外国人・子ども・女性)をまつる施設はあるのか]
◎私の兄弟や母の妹が靖国神社にまつられる(orている)ならば、私は詣でる気持ちは強く持つが、まつられるのが軍人だけということなら参拝する気にはならない。他人の墓に詣でるほど私の心は広くない。また戦争被害者(外国人も含めて子どもや女性)をまつる施設はあるのだろうか。
[国全体の戦争犠牲者を詣でるべき]
◎中国や韓国などからの強い非難の声にきちんと反論するには、首相が国全体の(軍人中心ではなく)戦争犠牲者を詣でるべきであろう。そのあたりはどうなっているのだろうか。もしそうしておられるならば、広く社会に告げるべきであろう。
[男が外で働き、女が家で専業主婦]
◎これを家庭という範囲で考えてみたい。昔は当然のこととして、男が外で働き、女が家で専業主婦として家事をする。この男が年金をもらう権利があっても、主婦には明確に定められた権利がなかった。全くないというのではない(数万円程度)けれども。
[男女平等が日本の世界の趨勢]
◎この年金の不平等に対して、是正がされる(orされた)。年金は夫婦に平等に分割されるのだ。男女平等が日本の、世界の趨勢である。とはいえ、まだまだこれからだという感はあるけれども。
[年金問題と同様な意識]
◎首相の靖国神社参拝問題についても、年金問題と同様な意識があるのではないだろうか。つまり、国のために戦ったのは軍人だという意識が(日本にも中国にも韓国にも)。国全体が運命共同体で全員が担うべきであった。靖国神社に英霊は純粋に軍人に限定されてはいないそうだが。
[国や家庭や組織で中心的働きは]
◎首相や国会議員が、靖国神社参拝にこだわるのは、私には、いまだ男尊女卑的な、国や家庭や組織で中心的働きをするのは、男だという意識が強いからではないだろうか。その典型が、戦争は軍人が行ってきたという発想だと思う。