真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

Ajaxとブラウザとドラえもんのポケットと

[Ajaxがパソコン世界を変える]
◎最近、しかもごく最近、私は"Ajax"(エイジャックス)という言葉を知った。そして、少しかじっただけの知識なのだが、この技術は、ネット世界、パソコン世界を大きく変えるだろうなと感じた。これはそれほどすごい技術なのだ。
[ブラウザはドラえもんのポケット]
◎数年前から、ネットへの玄関口、異次元への扉、ブラウザは、ドラえもんのポケットになり始めた。そして、特にこのAjaxがそれを大きく前進させるだろうと確信する。つまり、ブラウザさえあれば、Ajaxを携えれば、何でもできるようになるかもしれないのだ。
[何でも取り出せるポケット]
◎ご存じのように、ドラえもんのポケットからは何でも取り出せる。しかも、使い終わったらそのポケットにしまい込める。たとえそれがポケットには収まらないような大きなものであっても。しかもどんなにたくさん放り込んでも、まったくかさばりもしないのだ。
[自分のパソコンにしまい込む]
◎今までは、私たちは、各自自分のパソコンの中に何もかもしまい込んで、そこから必要なものをその都度呼び出し取り出して、使い終わったらまた、自分のパソコンの中にしまい込んでいた。だから、すべてのパソコンには数多くのソフト(アプリケーション)やデータや情報であふれかえっていた。それ故、壊れたら、泣くに泣けない悲惨な事態と成り果てる。私も何度も泣いてきた。
[毎年毎年年貢の取り立てを食らう]
◎これは、パソコンにそれはそれは大きな負担がかかるし、我々の懐にもとてつもなく大きな負担がかかる。性能がどんどんアップしてゆくので、私たちも次から次へとパソコンやソフト(アプリケーション)をアップしてゆかねばならなかった。毎年毎年年貢のように取り立てを食らっている感じだった。その結果、私たちは借金づけでアップアップしなければならなかった。パソコン貧乏にあえいでいた。
[ブラウザを通して無料提供]
◎それが、ここに来て、グーグル(Google)によって、ある程度のものが、ブラウザを通して、提供され初めた。しかもことごとくが無料で。さらに、ここに来て、"Ajax"という技術が現れた。いやこの技術は最近のものではないそうだが。少なくとも最近大きく注目を浴び始めた。何故なのだろうか。
[リアルタイムに表示]
WikipediaAjaxをこう説明する。"ユーザがキー入力をする間にバックグラウンドで行うことでリアルタイムに検索結果を表示していくといったことが可能になる" と。その都度その都度再読込をする必要がないのだ。実はネットの向こう側がこっそり裏で(バックグラウンドで)やっているのだから。あたかもネット内に黒子が存在するかのように。
[デスクトップアプリケーションからウェブアプリケーションへ]
◎たとえば、"Outlook express"は、デスクトップアプリケーション(パソコン内にソフトを内蔵)だが、グーグルのGmailウェブアプリケーション(ネット内にソフトが存在)である。それであっても、Gmailは不便なく利用できる、ほとんどスムーズに切れ目なく動いてゆく。私には"Outlook express"よりも使い勝手が良いくらいである。もはやメールソフトは今ではGmailしか使っていない。
[すべてをネット内に置いておく]
◎そしてこの傾向は、企業でもどんどん広がっている。特に中小企業にとって恩恵が大きい。ブラウザさえあれば、アプリケーション(たとえば経理ソフト)もデータ(顧客情報や在庫品情報など)も情報もすべてネット内に置いておける。パソコン内には何もなくてよいのだ。情報漏れの心配もないし、共有も簡単にできる。
[すべての者が同一のデータや情報を取り扱う]
◎その結果、アプリケーションのバージョンアップもいとも簡単にやってのけられる。多くの企業はバージョンアップできなくて困っていた。取り替える間、締め出しを食らうのだから。ところが、ウェブアプリケーションにすれば、データの同期の必要もない。リアルタイムに情報は変更される。データは個々のパソコンの中にはないのだから。データは一ヶ所に集めておける。そしてすべての者が同一のデータや情報を取り扱う。
[パソコンの日用品化を加速]
◎そうなれば、パソコンの性能はそんなに高くなくても済む。これは、パソコンの日用品化(低価格化・操作性の向上)を加速させるだろう。そうすれば、一家に数台、各部屋に一台、さらに、町のあちこちにパソコンが設置されるだろう。以前、町のあちこちに公衆電話があったように。