真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

ネット情報の結合

[インターネット情報について]
◎今日はパソコン、インターネットの情報について書く。新聞での特集記事を元ネタにして、ネット情報の結合について述べる。私の持論、"個々バラバラのものが統合することによって成長発展する"、ということの一つの具体的事例(現象)がインターネット情報の結合だと考えている。
[ヘーゲル弁証法]
◎"ヘーゲル"は"弁証法"を提示した。ある状態から分離・対立・矛盾が生まれ出て、それを止揚(より高い階層で統合)することによって発展すると。分離状態から統合状態へと進むのが発展・成長であるという。
[初期には情報は拡散]
◎インターネットの初期には情報は拡散(個々バラバラ、分離状態)していた。おびただしいホームページやサイトが開設されたが、それらはリンク(目的の情報に飛ぶための結び合わせ)を張ることによって互いにつながりをつけた。がそれによってそれほど密接関連性は生まれ出なかった。
[トラックバック]
◎その後に、ネット内のホームページやサイトやコンテンツ(情報内容)はさまざまにつながりを持ち始めた。その一つのつながりの付け方は、トラックバック(特にブログでは)である。リンクと似ているが、ブログで相手先ブログにトラックバックを張ることで、簡単に自分のブログに他サイト訪問者を呼び込める、導き入れる。ある意味挨拶状(名刺)・招待状である。
[ブログやSNSによる発信]
◎話はそれるが、情報自身も格段に増えた。個人が簡単に発信できるようになったことも大きな原因である。それはブログやSNS(mixiが代表例)という発信手段が創り出されたからだ。それまでのホームページは敷居が高かった。ブログは単なる受信者(依存者)であった個人を、発信者(自律者)としてインターネットに組み込んだ。
[グーグルの検索]
◎ネット内のさまざまな情報につながりをつけるという点では、グーグル(Google)が大きな役割を果たして来た。グーグルといえば検索であるが、検索するのは、ほしい情報を探し出すためだ。検索は、言葉を放り込んでやると、その言葉に該当するさまざまな情報を世界中から集める。つまり、検索は集める(ひとまとめにする)ことでもある。もちろんその後不必要な情報の排除が繰り返されるが。
[検索結果を表示する]
◎検索は、集めることと排除することをしながら目的情報に到達する。この検索機能が普通の個人をインターネット上の創業者に高める役目を持った。つまり、ネットの海に漂う(文字通り検索に引っかからなければ漂い続ける)互いに関連する情報をサイトに陳列して装飾して展示することで人々を呼び込める。
[テキスト形式で表示されるグーグルの検索結果]
◎グーグルの検索は、現在の所、主にテキスト形式で表示される。次の段階は、それがイメージ化(画像化・図式化)されることである。このことによって目的情報を早く見つけやすくなる。
[検索範囲を拡大]
◎検索対象が、テキスト形式から、画像・図式へと、さらに動画へと範囲を広げて行きつつある。検索語を打ち込むと、文字テキストから、画像・図式から、さらに動画から集めてくる。このような分野が多彩になってきている。
[イメージ(画像)で表示]
◎検索でも、マーズフラッグ(Marsflag:検索エンジン)は、ホームページをイメージ(画像+テキスト)で表示する。それをクリックすると、ホームページが表示される。それまでの検索は文字情報だけだったので、どんなホームページなのかわかりづらかった。
[マイミクを花火型表示]
◎イメージ化の別な例を挙げる。プログラムソフト(フリーウエア)に、"mixiGraph"(http: //www.fmp.jp/~sugimoto/mixiGraph/)がある。これはmixiで使う自分の写真を中央に配置して、マイミク(友人として登録しているメンバー)の写真がその周囲に打ち上げ花火のような形で表示される。
[知人関係が階層表示]
◎マイミクをクリックするとマイミクのマイミク(一次間接のマイミク)が追加表示される。そのように知人関係が階層(段階的間接化)表示されてゆく。家系図を思い浮かべられよ。私はこの表示をトーナメント形式表示と呼ぶ。
[テキスト形式表示からイメージ(画像)表示へ]
◎この表示によって、つながりの横関係と縦関係が視覚的に把握できる。私は、このような、情報のテキスト形式表示からイメージ(画像)表示へと変化するのは、左脳から右脳への優位性の移行だと考える。左脳から右脳への優位性の推移は能力的発達である。
[MS-DOSからWindowsへ]
マイクロソフトのパソコン用基本ソフト(OS)も、MS-DOS(黒画面に命令言語を手打む)からWindows(マウスでのクリック操作)へと、テキスト形式表示からイメージ(画像)表示へと切り替わった。それによってパソコンが爆発的に普及し始めて、現在のような、インターネット全盛時代が到来した。とはいえ、マイクロソフト(MS)よりも、マック(Mac)の方がイメージ化は時期的に早く数段すばらしかった。
[ソフトをMSに接続]
◎だのに、"Mac"でなくて"MS"が勝利を上げたのは、ソフトを公開したからだ。それによって、応用ソフト作成会社は、それを元に自分のソフトを作り上げることが出来たから。つまり、ソフト作成会社は、そのことによって自分たちのソフトをMSに接続できた。
[ソフトの公開は囲い込み手段]
◎その経緯を見ながら、"Mac"も公開しなかったことを後悔したのだろう。最近では"Mac"専用ソフトをいろいろと無料公開しているから。グーグルもある意味、囲い込み(ある意味依存化政策)のためにその手を使っている。