真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

戦後レジームからの脱却とは?

[ポピュリズム大衆迎合)に堕した?]
◎私は花岡信昭氏から送られて来るメルマガを拝読させていただいている。感謝、感謝。氏はその中でこう言う。その引用抜粋。
"安倍政権だけの失政ではない。そこのところの冷静な見方が欠落してしまっている。ポピュリズム大衆迎合)に堕したという点で歴史に残る選挙となってしまうのかどうか"と。
[国民を馬鹿にした言い方]
◎私は国民に対して、この言葉"ポピュリズム大衆迎合)"を使って評する考えに大反対である。この言葉と"冷静な見方が欠落"という表現とは国民を馬鹿にしたような言い方であると強い不快を感じた。
[ぶちこわしが脱却]
◎安倍首相は、以前こう言った。ブログ"にぶろく"から抜粋引用。
"私はそういうものをドーンとぶち壊していく。それが私の申し上げている戦後の体制、戦後レジームからの脱却だ"と。
[戦後レジームからの脱却]
◎レジームとは、体制というような意味だろう。では、今度は、国民が、"戦後レジームからの脱却"をはかる番である。なお詳細な解説については、"R25.jp"を参照されたし。
[長期自民党一党独裁政治]
◎国民にとっての戦後レジームとは、長期に渡る自民党による一党独裁政治体制である。この体制は経済成長が続いている間は多いに有効に機能してきた。要は、護送船団方式である。急速に経済復興や高度成長を果たしてゆくには、この体制は効果を発揮してきた。
[長期独裁政治からの脱却]
◎しかし、国民にとって、"戦後レジームからの脱却"とは、そのような大企業などを優先する自民党の長期独裁政治からの脱却を意味する。では脱却とは具体的にはどうするのか。一言で言えば、小沢民主党が掲げる、生活第一、生活維新である。
[最大の争点は?]
◎そして、今回のこの参議院選挙は、国民にとっての"戦後レジームからの脱却"ができるかどうかを問いかける選挙である。これが最大の争点である。その争点に対して、自民党も乗ってこずにはいられなかったようだ。
[争点ぼけは当然]
◎だから、それ以外の争点がぼけてしまうのは当然である。自民党に対する"YES or NO"を問う選挙なのだから。自民党は完全に守りの姿勢に入ってしまった。自信を持って安倍政権の今後を問う選挙にするはずであったのに。
[脱却"の是非を問う選挙]
◎それ故に、今回の選挙が、花岡信昭氏がこう言う、"ポピュリズム大衆迎合)に堕した"というのとはほど遠いのである。国民は、表面で浮き上がっている、泡を見て、その底にはどんなどす黒いものがあるかをかぎ分けたのである。未来へ向けての政策を問う選挙ではなく、"戦後レジームからの脱却"の是非を問う選挙なのである。
[深い病巣を読み取る判断材料]
◎また、一部の人たちが言う、"メディアが些細なことばかりを大げさに取り上げている"というのも間違いである。事実は、表面に浮き出てきた症状から、見えない深部に存在する、自民党や体制の体と心の深い病巣を読み取ったのである。そのための判断材料であったのである。