真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

パソコン時代終幕

[パソコン時代終幕?]
◎もう一年前の記事なのだが、産経新聞(2006/8/17)に、"パソコン時代終幕?"の見出しがあったので、それについて思うところを述べたい。
[初めて手にしたのは中古のパソコン]
◎私がパソコン(コンピュータ)を初めて手にしたのは、十数年前に、大阪日本橋電気屋街で、NECの中古のパソコンであった。大学や大企業が新品と交換で放出した中古品である。
[一揃えで二十数万円]
◎中古のパソコンと言えども、値段は十数万(最低でも十五万)円はした。それにブラウン管方式のディスプレー(これも中古)、と(ドット式)プリンター(何とか印字できる程度のかなりの中古)を揃えると、二十数万円を下らなかった。
[MS-DOSで命令を打ち込む]
◎しかもその時には、ウィンドウズはまだ発売されておらず、MS-DOS(確か3.1)で命令を打ち込んで操作していた。一太郎は5インチフロッピーディスク2枚に入っていた。一枚が辞書用であった。一太郎マイクロソフト(ワード提供企業)と共に歩んだが、哀れにもそれに蹴り出された。
[文章を作るのがパソコンの役目]
◎今から思うと余りにも貧弱であったが、それでも文字を打ち込むには支障がなかった。ただ文字を打ち込んで文章を作るのがパソコンの役目だと思っていたから。当時はそれで十分であった。あるだけでうれしくて仕方なかった。
[パソコンはどんどん発達]
◎その後、パソコンはどんどん発達していった。特に機械部門の発達が著しかった。記憶装置が猛烈に進化発達していった。ハードディスクの出現は驚きの一語であった。メモリー量の拡大ぶりにも唖然とさせられた。
[ウィンドウズの出現で操作は飛躍的に快適]
◎さらに、機械に遅れまじと、ウィンドウズ(3.1から95辺りで)が出現して操作は飛躍的に快適になっていった。画面がカラーである。アイコンがある。マウスがちょろちょろするようになった。パソコンにさまざまなものが合体していった、合体ロボのように。
[ウィンドウズとパソコン機器が並行して成長]
◎その辺から基本ソフトのウィンドウズとパソコン機器が並行して、互いに手を取り合って高め合いながら成長していった、先になり後になりしながら。このころが一番金のかかる時代であった、我々使用者には。一年か二年で使い物にならないほど、パソコンが貧弱になってゆくのだから。
[パソコン時代終幕を迎える]
◎そして新聞の見出しにあるように、今”パソコン時代終幕”を迎えようとしている。もちろんパソコンは必需品であり、もう日用品の段階に差し掛かっている。これ(日用品化)が終幕の意味である。一目散に山を駆け上り、ほぼ頂上にたどり着いた。
[これからはネット中心の時代]
◎これからは、パソコン機器の性能よりも、ウェブ(インターネット)中心の時代である。ウィンドウズもパソコン機器もある程度成長仕切って大人になった。もう大きな成長は見込めないだろう。人間でも、肉体的成長が止まった後には、知性と精神の成長が中心課題である。
[無料ソフトの時代]
◎それと、これからはソフト、しかも無料ソフトの時代である。私もさまざまな無料ソフトにお世話になった、今もなっている、感謝感謝!!。それとアイディアの時代でもある。
[巨人のGoogle]
◎無料ソフトといえば、その代表格は現在では"Google"である。自分のサイト内で無料ソフトを使わせて、訪問者へ向けた広告で利益を上げる。この方式が今後も主流を占めるだろう。
[アイディアの時代]
◎アイディアの時代と言ったのは、自分のサイトへどういう魅力を持たせて呼び込むかのアイディア(想像力・創造力)が問われる。他に先駆けて新しい魅力あるサイトを立ち上げることが、あるいは斬新なアイディア盛り込んだソフトの開発が若者にとって、余りお金をかけないで起業する方策であろう。
[サイト内の無料ソフトを使う]
◎今やソフトが無料で、しかも自分のパソコン内に格納しておかなくて済む。サイトにアクセスすればそのソフトがただで使えるのだから。我々利用者にはどのような魅力的なサイトがあるかが、またはどのような楽しいことをさせてくれるサイトであるかが重要となる。
[すべてサイト内ですます]
◎例えば、ヤフーやグーグルでは、メールソフトもサイトが用意してくれ、受信箱もサイト内にあり、送信もサイト内ですませられる。私たちはただサイトにアクセスしさえすれば済む。そこか遊び場、仕事場にさえなる。
[広告で稼ぐ]
◎これからはソフト制作会社は、自分のサイトにソフトをアップし(乗せ)て無料で使わせて、広告で稼ぐという形式にならざるをえないだろう。ソフトそのものが売れなくなるのだから。どう考えても無料ソフトには叶わない。
[パソコン使用者はあらゆることを無料ソフトでまかなえる]
◎そうすれば、パソコン使用者はますますあらゆることを無料ソフト、無料コンテンツでまかなえることになる。これがパソコン中心からソフト(しかもネット内無料ソフト)中心への移動であり、パソコン時代終幕である。
[日用品化とユビキタス化]
◎とはいえ、パソコンはまだまだ誰でも簡単にというわけではない。これからの課題は、いかに簡単に操作できるか、いかに安く提供できるかである。つまり、日用品化とユビキタス化である。そしてそれに向けたソフトがどんどん出されてゆくだろう。