真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

北朝鮮の政治体制転換を目指して

[鎖国政策]
北朝鮮は、鎖国政策、孤立政策を取っている。自ら進んで取っているのかどうかは分からないが、事実上鎖国状態である。
[内政干渉を拒む方法]
◎これは北朝鮮からすれば、自国への内政干渉を拒む方法であろう。日本もそれを目的として鎖国をした時代(江戸時代)があった。諸外国から見て、今の政治体制は、正常なものとは認めがたい。それは体制反対派を抹殺したり、国民を貧困のどん底に突き落としながら、一部体制派のみが優雅な生活を享受しているからだ。民主主義が時代精神である。
[封じ込め政策]
◎国際社会から見れば、そのような北朝鮮の政治体制を転換させようとの封じ込め政策であろう。悪い言い方をすれば、村八分、無視である。それがいやなら、我々の言うことを聞きなさいと。「集団の圧力」の行使である。
[平和外交が唯一最良の方策]
◎たとえば、日本がそれをやられれば、命は数ヶ月と持たないであろう。それ故、自給率が叫ばれるのだが。とはいえ、石油などはどう転んでも不可能である。日本は諸外国との良好な関係を築く以外には道はない。平和外交が唯一最良の方策である。
[ジリ貧の道を進む]
北朝鮮とて、諸外国との貿易なしでは、ジリ貧の道を進む以外にはないだろう。それを回避する手段が、泣き落とし、か、脅しである。泣き落としとは、災害への人道支援を期待することである。脅しは、ミサイルとか核兵器製造である。
[アメリカは目下激烈弱気]
◎今回は、これが痛く効果を発揮している。アメリカは、イラクで痛い目を見ているのでもう北朝鮮への内政干渉は完全に腰が引けている。イラクアメリカの栄光を復活させようとしたが、逆にどんどん落ち目を更新中である。だから、アメリカは目下激烈弱気である。
[全世界から非難の嵐]
◎といっても、北朝鮮が今の政治体制を保ったままでは、諸外国との交渉は望めない。もし交渉しようとしたら、全世界から非難の嵐が吹き荒れるだろう。それを持ちこたえられるわけがない。日本の農水大臣のように、すごすごと引き下がらざるを得ない。
[美味しかった核兵器製造という人質]
◎話題を変えるが、アフガニスタンタリバンによる韓国人拉致事件で、韓国政府が人質の解放条件として約23億円以上支払った、とロイター通信などが報道した。このように、美味しかった核兵器製造を人質にした北朝鮮の脅しは何回もお代わりしてくるだろう。
[北朝鮮の脅し]
◎これは北朝鮮の現政治体制の延命に手を貸しているのと同じことである。このような脅しに屈してはならないと言いながら、アメリカは自らが脅しの前にひざまずいている。これはアメリカが北朝鮮に完全に屈したという構図である。
[北朝鮮を豊かに国に仕立て上げる]
◎そこで、余りにも奇抜な解決方法であるが、一つの提案がある。それは、世界中が寄ってたかって、北朝鮮を豊かな国に仕立て上げてゆくことである。
[貧困過ぎる国に革命は不可]
北朝鮮に革命が起こらないのは、革命を起こす層が余りにも薄いことである。そこで、革命を起こす層を開拓してゆく。北朝鮮を豊かにする理由はそこにある。貧困過ぎる国には革命が起こりえない、たぶん。
[市場が形成]
◎具体的には、北朝鮮の国境に巨大な工場を建設して、そこへの労働者・従業員として、招き入れる。そして、彼らに賃金を払うことによって、そこに市場が形成されてゆく。具体的には、労働者へ食料を売る農民が集まるだろう。さらにはそこへ住宅が建設されるだろう。
[革命の担い手]
◎そのような市場を北朝鮮の国境にいくつも形成させてゆく。そして、彼らを革命の担い手とする。具体的には、新しい風、すなわち思想(もちろん、民主主義や自由や平等)を持つ政治的発言力をつけさせる。ある意味、啓蒙である。革命の前には啓蒙的思想が生まれ出でてることが多い。
[フランス革命]
フランス革命について、Wikipedia はこう述べる。


フランスでは啓蒙思想家であるルソーやヴォルテールにより、平等や社会契約説が流布され、それに国民が共感したことで、当時の社会体制(アンシャン・レジーム)に対する反発が鬱積した。ブルボン朝政府、特に国王ルイ16世はこれを緩和するために漸進的な改革を目指したが、特権階級と国民との乖離を埋めることはできなかった。
1789年7月14日のバスティーユ襲撃を契機としてフランス全土に騒乱が発生し、第三身分による国民議会(憲法制定国民議会)が発足、革命の進展とともに王政と封建制度は崩壊した。
[啓蒙思想と革命支持層]
◎革命の成功のためには、革命を支援するような啓蒙思想と、革命を求める(精神的経済的)支持層が必要である。北朝鮮に関しては、その形成作りの方が成功率が高いのではないだろうか。