真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

一様性と多様性

[平等が好きな国]
◎日本は平等が好きな国である。しかしそれが行き過ぎると、悪平等となる。つまり、どの山にも杉しか植えないという発想になる。一様性は、日本が今まで取ってきた、平等主義、集団(全体)主義、から生まれ出てきたものである。
[多様性は自由主義個人主義]
◎それに対して、多様性は、自由主義個人主義、から生まれ出るものである。盛んに言われる格差は、この多様性(自由主義個人主義)を優先する結果から生まれ出てきたものである。すべてには、光と陰を併せ持つ。だから、行き過ぎ、過信は禁物である。
[自由主義個人主義を優先]
◎教育においても、 多様性を期待するならば、自由主義個人主義を優先させてゆかねばならない。もちろん、その光と陰を認識した上で。
[多様性を優先する時代]
◎日本においても、先進諸国においては、一様性ではなく、多様性を優先する時代に突入している。それが、日本において、小泉内閣での、構造改革として現れた。しかし、多様性を推し進める方向に進んだかどうかは疑問であるが。一極集中から、多極分散こそがねらうべき目標である。
[戦後から今まで一様性が優先]
発展途上国においては、全体を引き上げるという意味から 一様性(平等主義、集団主義)が取られている。日本においても、戦後から今まで一様性が優先されてきた。
[最先端国家である日本]
◎しかし、今や押しも押されもしない最先端国家である、日本は、多様性重視の政策を取るべきである。中国は、今一党独裁が上手く成功するかどうかが問われようとしている。成長を重視するために、自由と個性がかなり抑圧されている。
[多様性は個性的な能力を身につける]
◎一様性は、みんなが同じ能力を身につけましょうであるが、多様性はそれぞれが個性的な能力を身につけてください、である。
[教育面において一様性を強調、強制]
◎だのにいまだに、教育面において、一様性を強調、強制する政策をとり続けているし、これからもとり続けようとしている。自民党はその意味をご存じなのだろうか。
[先進諸国から置いてきぼりを食らう]
◎私には、これは、日本にどんどん先進諸国から置いてきぼりを食らいましょうと、懸命になっているように見える。発展途上国と競争するために、発展途上国にとって有利な方法を採用し続けようとしている。
[復古主義]
◎この大きな原因は、古い時代は良かった(Good Old Days)、それに引き替え今はどうだろうという発想である。復古主義である。特に、安倍政権でこの傾向が著しかった。
[お年寄り世代が実権を握る政治]
◎こういう発想をするお年寄り世代が実権を握る政治が、もしかすれば、今変わろうとしているのかもしれないという、一縷の望みを抱かせる。早く民主党がどんな政党なのかを知りたいものである。
[受験制度を根本から改革]
◎今まで採用してきた一様性を、根本から改革するためには、受験制度を根本から改革しなければならない。今のように、一様性を強調する受験体制では、多様性は生まれでない。みんなに同じ問題を一斉に解かせて、点数を競う受験体制では、いつまでたっても、多様性が生じ得ない。
[受験が勉強を動機づける最大の要因]
◎というのは、学生にとって、受験が勉強を動機づける最大の要因なのである。受験制度に合わせて、それをもっとも効果的にする勉強方法を取ろうとするのだから。今の受験制度では、丸暗記で大量の知識を詰め込むのがかなり有効な方法である。
[ブログが自分の履歴書になる]
◎私は、それを改革する手段として、ブログの開設を提案した。
”ブログが自分の履歴書になる”
[積み重ねてきた実績を元に採用]
◎過去から積み重ねてきた実績を元にして、各学校が採用を決定するならば、受験のための勉強は一切不要になる。すべては自分を磨くための学習行為となる。受験勉強には、こんな知識や方式や勉強方法は将来のためになるのだろうかと、いぶかしくなる内容や方法が一杯である。
[独自性が正しく評価されるために]
◎そういう無駄を排除するためにも、各自の独自性が正しく評価されるためにも、ブログに自分の学習内容を掲示して、学習履歴書として使うのはどうだろうか。