真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

民主党に新しい血と智を投入しよう

[小沢氏の政治的勘が狂った]
◎前回、私はこのブログ(大連立は民主党にどんな影響を与えるか)で、民主党小沢代表が、党首会談で出された、大連立を持ち帰ったことを、強く批判した。大連立の持ち帰えりから、小沢氏の政治的勘が狂ったと書いた。
[大連立は自民党を利するだけ]
◎大連立は、自民党を利するだけでしかないと、私は言った。自民党は、政権与党としての自覚から、大連立を持ち出してきた。
[野党の放棄]
◎それを、野党としての民主党が、受けると言うことは、野党の放棄である。民主党には、二大政党制を構築するという大使命が待っている。大連立はそれをぶち壊す。
[野党はしてやられたと評価]
◎その結果、自民党陣営に野党を引きずり込んだと、福田首相の手腕が高く評価され、野党はしてやられたと評価されるのが落ちである。
[代表を辞任する意向]
◎彼は、自分の考え(大連立の受諾)が党内で賛成されると考えていたのだろう。それなのに、案に相違して、強く反対されたことによって、本人もそれを自覚したのではないだろうか。代表を辞任する意向を固めたようだ。私はこれで良かったと思う。
[公約の撤回を望む]
◎ここで、小沢代表に提案したい。彼が代表を辞任するに当たって、公約に掲げたお金のばらまきは、自分の不徳の致すところであったと、撤回して、公約と一緒に、代表の座を降りてほしい。
[お金のばらまき]
◎その公約とは、一つが少子化対策へのお金のばらまき。もう一つが農業政策としての金のばらまき。とである。
[子ども手当と農業者戸別所得補償 ]
◎より具体的に言うと、先の参院選マニフェスト「3つの約束」として盛り込まれた、少子化対策としての「子ども手当」のことである。もう一つが、農村票を目当ての、「農業者戸別所得補償」である。
[大きな束として使う]
◎このような小さくちぎってお金をばらまくよりも、それらを大きな束として使うことによって何かを創設する方がはるかに効果的だと考える。
[公共の福祉へお金を投入]
◎たとえば、海外援助で、貧しい国の人に少しずつお金を与えるよりも、水のない地域に井戸を掘るとか、橋のない村に橋を建設するとか、道路がない地域に舗装道路を敷設するなど、後々有効活用できる方式で、公共の福祉へお金を投入する方がよいのではないか。
[責任をかぶって謝罪を]
◎そういう意味で、小沢代表が民主党の代表を降りるのを機会に、これらの公約は撤回すべきだと考える。小沢代表がすべての責任をかぶって謝罪してはどうだろうか。
[保育所の大幅増設にお金を投入]
◎もちろん、公約として掲げたのであるから、白紙には出来ないだろう。ばらまくといったのと同額を、海外援助での井戸掘り、橋の建設、道路の敷設などのように、後々有効活用できる形式、たとえば、保育所の大幅増設、保育時間の弾力的運営などで、お金を投入することは確約すべきだろう。
[若い頭脳で出直しを]
民主党は、若い頭脳で、出直しを計るべきだと思う。小沢代表が買われたのは、あの豪腕ぶりだろうが、今回で、それも怪しくなってきた。私は、それを浦島太郎の玉手箱で説明したが。玉手箱(大連立)を開けることによって、小沢代表は、ひ弱なお爺さんに変身してしまった。
[自民党的な政治体質]
◎彼からあの豪腕ぶりを骨抜きすれば、彼に残るあの古い自民党的な(政治的)体質(お金のばらまきなど)が大きく逆効果として表面化する恐れが強い。
[新しい智を先頭に自民党と戦闘を]
◎そういう点でも、次の代表は、自民党的な残滓を残さない、新しい智を先頭に持ってくるべきだろう。その新しい血によって、自民党との戦闘を繰り広げてほしいものである。