真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

国民からの目線での政治は二大政党制

[震源地は大連立]
◎今政界が大きく揺れ動いている。その震源地は、大連立であった。これは、自民党にとって、してやったりの心境だろう。私は、民主党が取るべき方向は、大連立よりも、先(将来)を考えると、二大政党制確立の優先だと考える。
[政官業の癒着が蔓延]
◎その理由を述べたい。自民党の長い一党支配(60年)の下で、政官業の癒着が蔓延した。政は二世などが横行して政権運営能力は劣化した。官は社保庁などに代表されるように、あまり働かなくなった。怠慢ぶりも甚だしい。
[格差が拡大]
◎業は、民(賃金労働者)へと金を流さなくなった。その結果、格差が拡大した。実感として、低所得者層が増大している。それなのに、まだ、企業には減税で、消費者には、増税を迫ってきている。
[腐敗、怠慢、大企業の横暴]
◎これら今続々々と流れ出ている腐敗ぶり、怠慢ぶり、大企業の横暴は、すべて自民党の長い一党支配の結果である。逆から言えば、野党のふがいなさである。野党も万年野党ぼけか、いつでも政権奪取するぞと言う気概を持たず、実力もつけてこなかった。
[内憂の根治優先]
◎今、この内憂を根治しないで、外患を優先させるのはおかしい。自国が火事で燃えさかっているというのに、海外での火事を消しに行くことの優先は、正しいのであろうか。
[目を外へと向けさせる常套手段]
◎これはもしかすれば、自民党が、自らの膿を外(国民の目)にさらけ出されることからの逃げではないのかと疑いたくなる。目を外へ外へと向けさせるのは、どこの、いつの支配者でも取る常套手段であるが。
[内部告発が古い体質を大掃除]
◎今、ちまたでは、内部告発によって、古い体質が大掃除されようとしている。そして、それが今正に功を奏して、内部告発によって、不正が暴かれるのを恐れて、自ら自首しての、不正自白会見が頻発し始めている。
[古い意識での経営は成り立たない]
◎民間企業でも、もはや古い体質での、古い意識での経営は成り立たなくなっている。その結果が続々と現れる不正発覚、偽装発覚である。それと同時進行して、今、政治の世界でも、癒着、金の問題が次から次へと露見している。
[同時多発的に、不正暴露の噴出]
◎今、政治面でも、産業面でも、さまざまな面で、古い体質、古い意識での運営が行き詰まっている。これが政治の世界でも現れていると考えられる。こちらでも、あちらでも、同時多発的に、不正暴露の噴出が起こっているのだ。
[根治に専念]
◎ということから考えて、まず今は、国内のあらゆる面で、それらの膿を洗いざらい外に出して、根治することに専念すべきであろう。
[膿を貯めない対策が二大政党制]
◎その次には、膿を貯めない対策が必要である。時々に、古い体質、古い意識が改められる機会を設けるべきだ。それが二大政党制である。企業でも、暴君型、トップダウンのみの指揮系統を持つ企業風土が不正を招いているようだ。
[政権のキャッチボール]
◎政権が、自民党から民主党へ、民主党から自民党へと、キャッチボールのように、移動することによって、体質が改められ、癒着が表面化し、浄化される。
[政権交代の可能性が歯止め]
◎このように、政権交代の可能性が大きい中では、癒着しにくいし、改める機会が何度もやってくる。ということで、今の機会を逃すことなく、日本に巣くう不正、偽装、癒着などなどの問題を総ざらいしてゆくことに全力を傾ける必要があると考える。
[政治体質の改善を期待]
◎私は、参議院で、民主党が圧勝した原因は、そこにあると思う。民主党の勝利によって、自民党の、日本の政治体質を改善することが期待されたのではないかと感じている。二大政党制は、時代の要請だと思う。