真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

今回の大連立と小沢騒動から見えたもの

[民主党の一週間]
◎この一週間は、民主党の一週間であった。大連立は、時の言葉になった。民主党小沢代表が時の人になった。どうなるかドキドキであった。
[未遂の自爆テロか]
◎特に大連立に関しては、これを皮肉な言い方・見方をすれば、自民党が、小沢代表の腹に巻かせた、大連立という自爆用爆弾を民主党内に持ち込ませて、そこで自爆テロをさせるのが目的ではなかったのかと勘ぐりたくなる。
[語気荒く怒りの辞任会見]
民主党サイドからいえば、小沢代表が巻いた爆弾を、全員一致ではずさせて、事なきを得たが。爆弾を持ち帰り、自爆に失敗した、小沢代表は辞任表明をした。しかも、語気荒く怒りの会見であった。
[慰留に奔走する民主党幹部]
◎息巻く小沢代表に対して、自爆テロを決行しようとした小沢代表を、民主党側は、首にすることも出来ず、逆に、慰留に奔走する民主党幹部たちが、哀れというか、いじらしいというか、本当に幼子のどたばた騒動を見る思いであった。
[第二公明党の成立]
◎今の時点で考えてみれば、自民党民主党の大連立というが、実際には、結果として民主党からの一部離党組が自民党と組むということになっただろう。つまりは、第二公明党の成立である。これが小沢代表が望んだことなのか。
[構築ではなく逆の破壊]
◎これでは、二大政党制の構築ではなく、逆の破壊にしかなってゆかない。今公明党がやっている、自民党の補完勢力になるということでしかないのではないか。だったら、それが出来上がった姿を国民が見れば、たぶん、大ブーイングの嵐が竜巻が日本中に巻き起こるのではないか。
[自民党の横暴を止める]
◎違うのだ。あの参議院選挙結果で国民が示したように、国民が望んでいることは、自民党に対して、大きく立ちはだかって、自民党の横暴を止めることである。一つ一つの行為を監視して、暴走に歯止めをかけることである。
[民主党はすでに出来ている]
◎とすれば、今現在の民主党はすでにそれが出来ているではないか。自民党が困り果てている姿を見れば。だからそれへの打開としての大連立である。そうなれば、大連立は、自民党を助ける手助けにしかならないはずだ。
[小沢代表の態度は解せない]
◎そうであるのに、その自民党を利する提案に、小沢代表が、やすやすとあたかも尻尾を振って受けに行く態度はどう考えても解せない。
[民主党の未熟さ]
◎それに対して小沢代表が言う、民主党の未熟さは事実だろう。今回の民主党の対応を見れば。その未熟さは、代表はじめ幹部が育て上げてゆくのが筋であろう。民主党は若いのだ、逆にその若さが売り物ではないのか。
[実務派的目を持つべき]
民主党の未熟さを、大所高所からじっくり育てる実務派的目を持つべきだろう。そういう点で、私は、小沢代表に代わって、実務派的リーダーの登場を期待した。
[国民への裏切り]
◎そうすることもせずに、育てることをせずに、焦りに任せて、安易に政権の一部に相乗りするのは、国民への裏切りである。また、造り上げた民主党への大きな裏切りである。
[政権への参加だけが目的?]
◎もしそれを分かって敢えてやったとすれば、小沢代表は、民主党全体の行く末よりも、自分を含めた一部民主党議員による、政権への参加だけが目的だったのだろうか。
[自分を軸にした政局作りだけ]
◎これでは、小沢代表には、国民目線が全くないといわねばならない。彼にあるのは常に自分を軸にした政局作りだけなのかもしれない。
[余りにも脳天気]
◎このような小沢氏を民主党の代表に置いたままで、民主党議員の皆さんは、枕を高くして寝ていられるのであろうか。もしそうだとすれば、余りにも脳天気すぎる。もしかすれば、腹には自爆用爆弾が巻かれたままかもしれませんよ。彼の腹の内が明かされない限り未知のことである。