真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

人間は真実を知りたがる求める生き物

[密室(ブラックボックス)]
◎今回、題名を、「人間は真実を知りたがる求める生き物」、とした。今話題の言葉、「大連立」、で「またか」と思ったことがある。それは、密室(ブラックボックス)である。
[古い政治手法で事を運ぶ]
◎日本の最高の地位にある二人が、密室で事を進めていこうとした。それは真実を隠して国民を完全に蚊帳の外に放り出すことである。古い体質の二人が古い政治手法で事を運ぼうとしたようだ。
 民主党、おまえもか。
[結果だけが国民の前に放り投げられる]
◎そして、真実を密室(ブラックボックス)にして、結果だけが国民の前に放り投げられた。真ん中部分がストーンと切り取られている。国民という観客のいない政治劇であった。ということで、真実とは何だろうか。と考えてみた。
[整合性のある情報]
◎私なりの定義であるが、真実とは、整合性のある情報、正しい情報、心にストーンと落ちる収まる情報であろう。様々な事柄が整合性をもつためには、整合性のある真実・事実を伝えるためには、丁寧な説明が必要だ。今はやりの言葉で言えば、説明責任がある。なるほど、それで納得できた、といえる説明が。
[情報への飢餓感]
◎ジグソーパズルで、ある程度模様が浮き出ても、この部分が空白だという場合、情報への飢餓感が生まれる。これが好奇心だろう。空白を持つ情報を与えられると、情報への飢餓感が、好奇心がうずいてくる。
[ぴったりと収まりがつく情報]
◎空白部分に、ぴったりのピース(情報)がほしいという飢餓感。そして、まさにぴったりと収まりがつくピース(情報)を見つけるとほっとする。例えそれが、自分にとって悲しいものであっても。未練や心残りが解消する部分に救いか残る。
[空白は寂しい悲しい]
◎私たちは、心に空白があると、心理的に、寂しい、悲しいという思いに囚(トラ)われる。逆に、心が充実充満していると、うれしい、楽しいという、うきうきした思いが湧き上がってくる。だから、空白があれば、それを埋めようという気持ちが強く働いてくる。
[食べ物や買い物で満たす]
◎ある人々は、私も含めてなのだが、それを、物質で、例えば、食べ物や買い物で、満たそうとする。もちろん、胃袋が空っぽになればそれは当然のことではある。
[心の空白は物質では埋まらない]
◎所が、心に空白があっても、物質では埋まらない。でも、心が、物質の方に向いているとどうしても物資で埋めがちだ。仏教では、これを煩悩として強く戒めている。
[心には物質は不必要]
◎というのは、食べ物や買い物で心を満たそうとしても、それは本物ではない。心には物質は不必要である。物質では本当の満足にはなり得ない。一時の気を紛らわせにはなったとしても。
 では、本当の満足になり得るのは何なのであろうか。
[人はパンだけで生きるものではない]
◎キリストは、それに答えてこういう。人はパンだけで生きるものではなく、神の口から出る一つ一つの言葉で生きるものである。
[必死にパンだけで生きてきた]
◎日本では、第二次世界大戦の敗戦後から、バブル崩壊まで50年ほどは、必死になってパンだけで生きてきた。それが大成功を収め、足は地に着かなくてみんなが浮かれて舞い上がってしまった。
[文化で生きる方向へと舵を切った]
◎がしかし、崩壊後には、暗いトンネルを通過する中で、言葉(情報・文化)で生きる方向へと、舵を少しずつ切ってきた。そして、崩壊から20年近くたった今、ようやく、日本の言葉(情報・文化)が世界中で花開き始めてきた。
[日本人の智が世界中に流れ出る]
◎もちろん、神の言葉ではないが、日本人の血(智)が世界中に流れ出して、そこで花開き始めている。世界にはパンを欲する国々も数多いが、言葉(情報・文化)を欲する国々も徐々に数が増してきている。
[文化で世界を平和に導く貢献を]
◎日本は、軍事面で世界貢献を目指すよりも、言葉(情報・文化)で世界を平和に導く貢献に全力を挙げる時代にさしかかっているのではないか。