真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

初級中級上級と時間的な変化

[初級、中級、上級]
◎さまざまなものを初級、中級、上級に分けてみる。これは時間的な変化にも当てはまりそうである。
[お仕着せ]
◎先ずはパソコンに関して。初級は、お仕着せ(一方的な押し付け)。以前(1995〜2005)は、パソコン初級者が大半を占めていたので、Allinone(オールインワン:全てが揃うお仕着せ)がよく売れていた。しかもメーカー(ブランド)品がほとんどだった。パソコンは高いが当たり前だった。
[中級=半自己選択]
◎中級は、半自己選択。大枠は決めてもらうが、ある程度の幅は自分で選択する。「三つの中から自由に選んでください」的な選択幅を持ちたい。この段階では、ある程度の部品やソフトなどの知識や情報が必要であるし、何に使うかの目的も持ち合わせている。
[ネット直販店]
◎この数年(2000〜)は、中級者が増えて、 選択幅を持った部品群から自己選択できる、ネット直販店の、Dellエプソンダイレクトなどの製品がよく売れている。私もこの部類に入る。もはやメーカー(ブランド)品崇拝の時期を越えている。
[上級=完全自己選択]
◎上級は、一から十まで全てを完全自己選択する。上級者は、部品を買って自作する。あるいは、そこまでいかなくても、全ての部品を自己選択して、店で組み立ててもらう。部品が壊れたり、古くなったりすれば、自分で取り替えられる。
[人が街の風景を変える]
◎その結果、大阪の電気屋街・日本橋は、私が頻繁に通っていた頃(1993〜2003)から見れば、大きく様変わりしてしまった。パソコン世界の移り変わりの象徴だろう。人が街の風景を変える。
[棲み分け]
◎つまり、量販店(初級)、直販店(中級)、部品屋(上級)という棲み分けが出来ている。そこでの店員の知識や情報の量と質が自ずと違ってくる。部品屋ではオタク的な知識や人が要求される。 直販店では、ある程度の知識を持つ人を揃えないと成り立たない。
[依存と自立]
◎これを別な言葉で言い表せば、相手任せの依存(初級)、中間的な依存的自立(中級)、自己責任・自己選択の自立(上級)といえよう。
[浅い広いと深い狭い]
◎知識でいえば、浅い広い(初級)とオタク的な深い狭い(上級)といえる。専門店では、深い知識を持つ店員の応対が必須である。浅い知識や情報しか持たない店員の返答を聞くとげんなりしてしまう。
[デパート(初級)と専門店(上級)]
◎一般品でいえば、デパート(初級)と専門店(上級)といえる。そういえば、私はもう何年もデパートに行ったことがない。これは自慢したいからではなく、目的を持たずに、ぶらぶらとウインドショッピング的なブラつきをしていないからだ。今では目的買いしかしない。
[ヤフー(初級)とグーグル(上級)]
◎これをネットでいえば、ヤフー(初級)とグーグル(上級)といえる。ヨーロッパではグーグルが優勢で、日本では ヤフーが勝ちを取っている。ヤフーは、 デパート的、総花的な感じがする。それに対して、グーグルは、明確な目的を持った人が集まるサイトという感じだ。
[新聞テレビ(初級)と雑誌(上級)]
◎情報媒体でいえば、新聞やテレビ(初級)と雑誌(上級)といえる。もちろん、雑誌でも初級者対象のものも多いが、やはり深い狭いの専門誌が多い。あるいは両者に二極化しているようにも見える。
[遊園地とテーマパーク]
◎遊園地でも、浅い広いの初級タイプのものが、どんどんつぶれていっているようだ。それに引き替え、テーマパークのように、目的をはっきりさせた、深い狭いの専門館的な遊園地がにぎわっている。
[初級中級上級の棲み分け]
◎ある程度、期間が過ぎてくれば、浅い広いの初級タイプは飽きられてゆくのだろう。そうなれば、それに応じて、中級から上級へと移行せざるを得ない。あるいは、初級、中級、上級と棲み分けをしてゆくかである。