真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

日米同盟と等距離外交

[国連中心主義]
小沢民主党代表は、国連中心主義という。私も、日米同盟中心主義から、国連中心主義へと、日本は舵を切るべきだと考える。その理由を述べたい。
[外交に関する世論調査]
◎所で、内閣府が2007/12/1に、「外交に関する世論調査」の結果を発表した。
[日米関係は?]
◎日米関係について「良好だと思う」と「まあ良好だと思う」の回答の合計は、76.3%だが、前回より6.4ポイント減った。「良好だと思う」の回答では、今回は19.7%で前回の36.0%から大きく減少。
[関係が良好でないとみる回答が増加]
◎現在の日米関係を「良好」と思わない人は20.4%で、昨年同時期の調査の11.6%から2倍近くに増えた。同盟国である米国との関係を良好でないとみる回答が2割を超えた。
[それでも米国に親しみを感じる]
◎良好と思わない回答の内訳は、「あまり良好だと思わない」が16.7%、「良好だと思わない」は3.6%で、いずれも前回より増加した。ただ「米国に親しみを感じる」は0.3ポイント増の75.6%でほぼ横ばいだった。
[中国との関係は?]
◎中国との関係を、「良好だと思う」は26.4%で、前回より4.7ポイント増加。「良好だと思わない」は68.0%(2.7ポイント減)で高水準のまま。
[日韓関係は?]
◎日韓関係も、「良好だと思う」は49.9%で昨年より15.5ポイントと大きく上昇。昨年、過去最高の57%に達していた「良好だと思わない」(今回45.1%)を3年ぶりに上回った。
[世界は外交面で戦国時代]
◎世界は、特に外交面では、日本の戦国時代かなとも見える。自国の滅亡を食い止めるために、どの国との対抗上、どこと手を組むかを考える。
[国連もいずれ世界統一を果たす]
◎日本の戦国時代は、織田信長から、豊臣秀吉へ、さらに徳川家康を経て全国統一を果たした。国連もいずれは、世界統一を果たすことが期待されている。
[アメリカは主導権を手放さない]
アメリカは、その主導権を手放そうとはしない。我こそは世界の中心だと思いたがっている。それに対して、元共産主義圏のロシアや現中国は、不愉快でならない。機会あることに、反対を表明する。
[戦勝国中心であり過ぎ]
◎小沢代表の国連中心主義に大賛成なのだが、今の国連は、先で示したように、第二次世界大戦戦勝国中心であり過ぎる。常任理事国が、アメリカ合衆国、イギリス、中華人民共和国、フランス、ロシアの5ヶ国である。
[常任理事国が5ヶ国は少なすぎ]
◎理想的とはとてもいえない。国際連合の加盟国数は192ヶ国あるにしては、常任理事国が5ヶ国であるのは少なすぎる。5ヶ国の意見が通って、それ以外の国々の意見が消されがちである。
[戦後レジームから脱却]
◎国連こそは、「戦後レジームから脱却」を果たすべきだ。それから台頭してくる開発途上国の発言力を背景に日本は、もっともっと積極的に発言してゆくべきだ。
[日本は中立だと評価されるべき]
◎そのためには、アメリカの手下だと見られている現状は打破してゆかねばならない。日本は中立だと評価されなければ、多数の賛成は得られにくいだろう。おそらく、中国やロシアからはアメリカの言いなり国と見られているだろう。
[5ヶ国と対等に渡り合う覚悟]
◎日本のこれからは、開発途上国の発言力を背景にして、5ヶ国と対等に渡り合う覚悟が必要である。そのことによって、初めて5ヶ国の仲間入りが果たせるだろう。
[正当な評価と地位が得られてない]
◎日本は、国連内において、いまだに敗戦国として見なされ、正当な評価と地位が得られていない。これを打破することが目下の急務だろう。
[資源戦争や食料戦争が勃発]
◎これからは、資源戦争や食料戦争が勃発してもおかしくないほどの環境にある。環境が劣悪になればなるほど、国と国との戦争だけではなく、地域と地域との間の戦争も頻発するだろう。
[開発途上国側に立つべき]
◎それを防ぐためにも、日本は、国際間での貧富の格差是正のためにも、開発途上国側に立ち、平和維持の外交活動を推し進めるべきである。これがこれからの日本が果たすべき役割であろう。