真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

政治の将棋も詰めがなければ詰まらない

[朝青龍が帰ってきた]
◎せんど叩かれた、朝青龍がモンゴルから帰ってきた。所が、彼が素直(?)に謝罪をするや、相撲界やファンは、あの騒動が嘘であったかのように、彼を歓迎している。
[人柄と実力]
◎彼の人柄(無邪気そうな笑顔と般若のような怒面に見る、喜怒哀楽)と、彼の実力がそうさせているのかもしれない。人気商売には是非とも必要な要素(人柄と実力)である。
[彼は必要な人物]
◎相撲を面白く盛り上げるのに、彼は必要な人物である。相撲界は前回の場所でそれを思い知った。といっても、今日は、彼(朝青龍)を話題に据えるのではない。
[政府へのチェックが機能し始めた]
◎以前に、政府(与党自民党)へのチェックが機能し始めた、という記事(ブログ)を書いた。これをまた繰り返す。新鮮みのない話ですが。
[自民党に真っ向対立できる野党]
◎相撲界でも、大物がいないのは締まらないし、盛り上がらないのと同様に、政治界でも、自民党に真っ向対立できる大物(野党)がいなかったのは、政治を詰まらないものにしてきた。だから今まで、国民は政治に白け切っていた。
[王手詰めなしは詰まらない]
◎政治の世界でも、詰まらなければならない。自民党に王手をかけて、政治将棋を詰めなければならない。王手詰めにしなければ詰まらない。
[がっぷり四つ]
◎国民の期待したように、今、自民党民主党が、がっぷり四つになっている段階である。与党と野党が、がっぷり四つになれるのは、素晴らしいことである。相撲を取る前から、結果が分かっている試合を見ることほど詰まらないものはない。
[法案が通らないのも仕方がない]
◎だから、ここ当分、法案が通らないのも仕方がない。たぶん、国民は法案が通らないことよりも、がっぷり四つになった両者が、次にどういう手を打って出るかをじっと見つめている。
[両者共に勝ち受けの大連立]
◎それを、がっぷり四つからいきなり試合放棄して、両者共に勝ちを受けようとする大連立はないだろう。国民にとっては、大ブーイングものである。両者の力一杯の真剣勝負を見たいのである。内藤大助亀田大毅の実力差歴然の、あのだれた試合など期待していない。火花の飛び散る試合が見たいのである。
[緊張感のない試合]
◎今までのような自民党の独り相撲で、何もかも自民党が勝ち続けてきた、実力差歴然の全く緊張感のない試合を、国民は長い間見せられ続けてきた。
[政界の真剣勝負]
◎真剣勝負によって、どちらが勝つか分からない試合に観衆は興味を示し始めたのだ。所が、いきなり、大連立で試合放棄では、政界の真剣勝負は、どこへ行ったと嘆かずにはいられない。プロレスで、対戦相手同士が互いに肩組んで楽しく歌を歌う試合のようなものである。
[自民党の独り相撲の結果]
自民党の独り相撲の結果が、年金問題防衛省事務次官汚職事件、一連の偽装事件となって表れてきた。どれもこれも、チェック機能があったとしても、全く機能しておらず、不全に陥っていたからだろう。
[もっとも必要な解決方法]
◎これらへのももっとも必要な解決方法は、実力が伯仲する両者による、相互機能であろう。それがなかった結果が問題噴出となっていることをこれらは物語っているといえるだろう。
[思い知らしめる期間]
◎いま、自民党に、官僚に、政治家に、企業に、実効性のあるチェック機能を持つことの必要性を、思い知らしめている期間だといえる。この期間はある程度長くなければ、肝に銘じるには至らないだろう。
[大手術を決断]
◎大手術を決断させるには、破綻するほどのダメージを与えなければならない。実際に、破綻した企業もいくつもあった。
[決行する決意]
◎その前例があったにもかかわらず、相変わらず、旧態依然とした姿勢を持ち続けた企業も多かった。これだけ次から次へと膿が出続ければ、やっと大手術を決行する決意もつくだろう。
[焦りは失敗の元]
◎今膿が次から付きへと出ている段階だから、今しばらくの機能不全も致し方ないのではないか。焦りは、失敗の元である。また昔に逆戻りしかねない。