真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

愛と成長

[オーラの泉ファン]
◎私は、「オーラの泉」、を出来るだけ欠かさず見ているファンである。私は、前世とか、輪廻転生を信じている方である。人生一回こっきりでは、余りにも不条理でありすぎると感じる。私は一歩一歩上ってゆく階段(怪談)を信じる方である。
[自分を愛するとはどうすることだ?]
◎前回(2007/12/8)、秋吉久美子さんが登場し、「自分を愛するとはどうすることだか分からない」と話していた。それに対して、国分さんが、「自分をほめることですよ」と答えていた。
[愛の意味]
◎愛するという言葉は、誰でも頻繁に使い、みんなその意味を意識しないが、これについてゆっくり考えたい。
[母の愛]
◎以前にこのブログ(コラム)で、「母の愛」、という記事(ブログ)を書いた。
[虐待と愛情と基本的信頼感]
◎また、「虐待と愛情と基本的信頼感」、という題名の記事(ブログ)も書いた。ともに参考にしていただくと幸いである。
[愛する=ほめる]
◎国分さんは、愛する=ほめる、だという。愛するとは、ほめることであり、ほめるとは、「これで良いんだよ」と肯定することであり、受容することである。愛する=ほめる=肯定する=受容(包容)する。
[愛=ほめ=肯定=受容=現状維持=満足]
◎これを別の言葉で言い換えれば、現状維持することである。現状維持するとは、このままが良いんだと満足を示すことである。愛する=ほめる=肯定する=受容する=現状維持する=満足する。
[自尊、自信、甘え、自慢]
◎肯定することによって生じる肯定面は、自尊であり、自信である。しかし、何事にも肯定面があれば否定面も併存(矛盾的自己同一)する。肯定することの否定面は、甘えであり、自慢(慢心)であり、それが進むと、うぬぼれである。
[建設、崩壊]
◎現状維持するの反対は、現状破壊である。現状破壊がもたらす肯定面は、建設であり、否定面は、崩壊である。
[愛の反対語は成長?]
◎こう考えると、愛の反対語は、成長かなとも感じられる。成長は現状に満足せず、現状を打破して、発展発達へと向かうことである。
[床に転がって泣き叫ぶ子]
◎例えば、こういう場面を頻繁に目撃されることだろう。おもちゃ売り場の前で、幼い子供が、床に転がって泣き叫んでいる光景を。
[親とおばさん]
◎その子の親は、それを少し離れた位置からじっと見つめている。そこへ、一人のおばさんが歩み寄って、なだめすかし始める。
[悲しみにどう対処するか]
◎子供の泣く悲しみをどうするか、どう対処するかである。親は、悲しみを取り去る方に進むのか、それとも、その悲しみを乗り越えさせる方に進むのか。
[受容するか、突き放すか]
◎悲しみを受容するという愛を取るのか、鬼となって悲しむ子を突き放すのか。
[ともに愛]
◎しかし、ともに愛だとも解せる。受容するも愛、突き放すも愛。それは矛盾だと思われるかもしれない。私がともに愛だと判断する理由は、そこ(空間)に時間軸を挿入することによって得られる。
[包容の中にあっての突き放し]
◎突き放すのも愛となるのは、子供を思う(子供の成長を願う)気持ちがあるという包容の中にあっての、突き放しである。現時点だけ考えると、突き放しであるが、子供の全時間を通せば、そこには子を思う包容が貫かれている。
[悲しみは心を閉ざさせる]
◎悲しみが強すぎれば、人は、自分を心を、閉ざしてしまう。これは避けなければならない。それを避けさせるのが愛である。悲しみに覆われてしまうと、孤独を感じる。その孤独を癒すのが愛である。
[受け止めて、手を離して、見守る]
◎愛は、相手が落ちてゆくことを食い止める、受け止める。包容はいつしか束縛に変化する。それを避けるために、相手が成長することを願って、そっと手を離して見守る。