真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

日本中に雪崩現象が起こっている

[日本中に雪崩現象]
◎今日本は、雪崩現象が起こっている。季節は、もう冬ではあるが、日本の時代も今冬である。とはいえ、春の足音も聞こえてきそうだが。そのことで、今日本中に雪崩現象が起こっている。それを説明してゆきたい。
[企業と農民は生産者]
◎政治の世界。自民党を支えていたもの、逆から言えば、自民党から支えられていたものは、企業と農民である。企業と農民を一言で言えば、生産者である。
[生産者と自民党は表裏一体の関係]
◎企業・農民(生産者)と、自民党は表裏一体の関係であった。互いに支え合う関係であった。日本を支えてきた農民は没落の道を歩んでいるので、自民党から離れてゆこうとしているが。
[労働者=消費者]
◎企業・農民(生産者)に対するのは、労働者であり、生産者に対する言葉で言えば、消費者である。労働者=消費者である。
[資本家と呼べる階級がない]
共産主義(マルクス主義)では、資本家階級と、労働者階級という言葉が使われるが、日本は、財閥が解体されて、純粋な資本家と呼べそうな階級がない。
[資本家的発想]
◎私は、資本家階級に当たるのが、資本家的発想だと思う。たとえ、それが企業によって雇われている社長であっても、企業(生産)の維持発展という視点から物事を捉えるならば、その人は資本家的発想をする。
[労働者的発想]
◎それに対しては、労働者的発想が位置する。それは、個人や家庭の維持発展という観点から物事を見る。
[ピラミッド的組織]
◎人をピラミッド的組織にたとえれば、ピラミッドの頂点は、資本家的発想をもち、基礎部分は、労働者的発想をする。だから、階段を上っていった人は、発想の転換をする、労働者から資本家へと。
[企業の発展は労働者にも大きな恩恵を]
◎日本では、戦後の企業(生産)の発展は、労働者(消費者)にも大きな恩恵をもたらした。その結果、労働者(消費者)には大きな不満はなかった、日本人は全て中産階級だと歓喜した。
[終身雇用制度]
◎それどころか、企業(生産)の発展が個人の発展をもたらすと思えた。それを象徴するのが、終身雇用制度であった。企業(生産)が成長発展すれば全て上手く行くと見られた。
[労働者も不満を感じなかった]
◎企業・農民(生産者)が支えた自民党政治に、自民党でもいいんじゃないのと、労働者も余り不満を感じなかった。これが戦後からの自民党一党独裁を可能にしてきた。
[経済は日本中で雪崩現象]
◎しかし、バブルの崩壊(株価は1989年の12月29日に最高値38,915円87銭を付けたのをピークに暴落に転じた)を境にして、経済は日本中で雪崩現象を引き起こした。そのことによって、労働者は企業との一心同体が崩れた。その結果、労働者であり消費者であるという視点が生まれ始めた。
[労働者消費者の視点が確立]
◎そして、ここに来てようやく、労働者であり消費者であるという視点が確立し始めた。これを格差社会と呼んでいる事実である。これが今起こっていることである。政府は消費者という視点を明確に導入すべきだ。
[内部告発]
◎労働者・消費者として社会で動いている。具体的には、内部告発である。さまざまな偽装が発覚しているのは、消費者的怒りからくる。今までは、労働者・消費者としての自覚が希薄だったので、 生産者と対峙するという意識も強くはなかった。
[自民党は生産者の側に立つとの労働者・消費者の確信]
◎企業・農民(生産者)と自民党は表裏一体の関係であった、という意識が、労働者・消費者側で芽生えた。自民党は生産者の側にしか立っていなかったという労働者・消費者側の確信である。
[過去のゆがみの表面化]
◎これが見事なほど次から次へと暴露され続けている。これが、過去のゆがみ(実は自民党は生産者の側にしか立っていなかったという政治姿勢)が表面化することによって生じた、雪崩現象である。体力のある間は、隠れた病気は表面化しない。いま体力の衰えと共に、さまざまな症状が噴出している。
[新テロ特措法]
◎この事実を、自民党も、民主党もよく知らねばならない。自民党が最優先課題とする、新テロ特措法は、労働者・消費者側からは、我々のことを全く考えていないという確信を強める。この事実には民主党ですら気づいていないようだ。 これで民主党が何をすべきか判断できよう。