真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

知識の能動的体系化

[シュタイナー教育から学び 日常に生かすために]
◎私は、ブログ、「シュタイナー教育から学び 日常に生かすために」、から送られてくるメールを毎回楽しみにして、読んでいる。
[改変引用]
◎今回(2008/01/06 )届いたメール内に、このような文章があった。少々短くするために、改変した。お許し願いたい。


その対象として取り上げたもの(目の前のコップ、ボールペン)について考える。そして、その素材であるとか、色や大きさについて、どのような意図でどんな課程を得て作られたのかとか、それにまつわる出来事であるとか、とにかく外部から指示されたものを外部の指示するように考えていくのではなく、「自分」が選んだものを「自分」自身の問いかけによってその対象となるものについて関連づけられるものを思い浮かべていく。
注)この文章は、「人間の四つの気質」(シュタイナー著 西川隆範訳 風濤社)からの引用だそうである。
[自分が選んだものを自分自身の問いかけによって]
◎この内で、「外部から指示されたものを外部の指示するように考えていくのではなく、「自分」が選んだものを「自分」自身の問いかけによってその対象となるものについて関連づけられるものを思い浮かべていく」、という部分に注意が向いた。
[他人を自分化する作業]
◎私は、この部分を、「知識・情報を自分の意識・意志の元に置く、あるいは、置き換える」、という作業ではないかと感じた。一般化すれば、他人を自分化する作業。
[知識・情報を能動的に体系化]
◎私は、知識・情報を使い物になるようにして行くためには、ばらばらな知識・情報を能動的に体系化する必要があると思っている。相手を使うには、相手を自分化しておく必要がある。
[必要時に必要物を取り出す]
◎特に、「必要なときに、必要なものを取り出せる」ようにするためには、是非とも、自分の意識・意志の元に置くこと(他人を自分化する作業)が必要だと思う。
[クリスマスツリーに飾り付け]
◎その作業をイメージ的に表現すると、クリスマスツリーに、さまざまなものをつるしてゆくように、さまざまな知識・情報を一本の体系(ツリー)に束ねてゆくことである。
[高校野球の取組表]
◎もっと厳密な言い方をすれば、知識・情報をディレクトリー(階層)構造に組み立ててゆくことである。その「ディレクトリー(階層)構造」をイメージ的に捉えるには、高校野球の取組表を思い浮かべられたし。
[トーナメント形式]
◎私は、高校野球の取組表、トーナメント形式が、宇宙の基本形式だと感じている。八卦がそうのような形式を持つ。動物や植物の分類体系もそうである。
[グーグルニュース]
◎私は、グーグルニュースを毎日と言うほど、いや、毎日何回か、読みに行く。日本語版しか読まないが、それであっても、600以上の報道サイトの記事を一覧表示してくれる、もちろん全てではないにしても。
[さまざまな分野・世界の動きが見えてくる]
◎しかも、分類(9種類ほどに)表示してくれるので、さまざまな分野・世界の動きが見えてくる。(関連)記事の多さが、その記事内容の重要性をバロメータする。
[一覧には能動的な作業]
◎このように、あるテーマに従って、出来るだけ多くの知識・情報を一覧するためには、意識的な能動的な作業が必要である、グーグルニュースがやっているように。
[知識・情報を束ねる]
◎日頃から、時々、そのようなテーマに沿って知識・情報を束ねる作業をしてゆくことが、賢くなるためには、どうしても必要である。
[学校でも取り入れて欲しい]
◎この作業を、学校でも取り入れて欲しいものである。私は、ゆとり教育による、総合学習の時間に、この作業をして欲しいと願っていたのだが。夢は泡と消えてしまった。
参考)総合学習:成績向上…推進校、学力テスト好結果 - 毎日新聞(2014/08/19)

私の過去のブログを参照→
「学校はいまだ知識の配給所」
「哲学とは経験の体系化」
「ネット情報の結合」