真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

滋賀県琵琶湖の嘉田い、内湖再生

[琵琶湖が拡大?]
◎2008/1/9付け、産経新聞の記事、「琵琶湖が拡大? 滋賀県が早崎内湖の復元を本格化へ」を見て、テーマを思い付いた。「嘉田い」は、「課題」を引っかけてある。
参考資料⇒「早崎内湖再生協議会〜早崎内湖を見つめる〜」

[民主主義実現のモデル的知事]
嘉田由紀子知事は、民主主義実現のモデル的知事だと思う。琵琶湖博物館研究顧問を経験した彼女は、琵琶湖を世界遺産に登録することを目指している。
[干拓事業]
◎琵琶湖の、37カ所(総面積約29平方キロ)あった内湖は、高度経済成長の過程で食糧増産のために干拓事業が進み、昭和60年までに23カ所(4.32平方キロ)に減少している。
[嘉田由紀子]
◎ここで、嘉田由紀子氏を振り返ってみたい。「もったいない」を合言葉にして、①新幹線新駅の建設凍結、②県内計画中のダム凍結見直し、③予定中の廃棄物処分場の凍結、など具体的目標を掲げて滋賀県知事選挙に出馬した。
[全国で5番目の女性知事]
◎2006年7月2日、自民、公明、民主の3党の推す国松善次前知事を破って、滋賀県知事選に当選した彼女は、全国で5番目の女性知事となった。日本はもっともっと女性の目線を必要とする。
[廃棄物処分場の凍結]
◎予定中の廃棄物処分場については、平成19年度での、それへの関係予算をつけないことが決まって、事実上凍結が達成された。
[新駅建設反対派が推進派を上回る]
◎新幹線新駅の建設凍結に関しては、県議会選挙で、新駅建設反対派が推進派を上回った。その結果を受けて、推進派の自民党滋賀県連は、新駅凍結賛成へと切り替えた。
[新幹線新駅の建設凍結の実現]
◎また、大半の市長が、新駅建設の根拠となる各種協定が白紙に戻ることを容認した。かくして、嘉田知事は、知事選で訴えた最重要公約「新幹線新駅の建設凍結」を、約1年4カ月かけて実現させた。
[ダム凍結見直しは不透明]
◎ただ、ダム凍結見直しに関しては、単純に計画の凍結見直し、とは行かないようである。これに関しては、マスコミや支持者からも批判や不満の声が上がっている。がしかし、逆から見れば、公約を覆して、積極的に、ゴーサインを出したわけでもない。
[日本全体を見直す時代]
◎このようなことを考えれば、このような流れを見れば、日本は、高度経済成長からはずれて、改めて、日本全体を見直す時代に入っているのだと実感される。
[見失ったものを見直す]
◎つまり、高度経済成長路線を突っ走ることによって、無くしてしまった、見失ってしまった、打ち捨ててしまった、ものを、今改めて、見直す時代に入っていると宣言できる。
「アレックス・カー氏「田舎のリサイクル」が本物の自然を取り戻す 昔には戻れないから、精神的に「卒業」するべき - ECO JAPAN〈エコジャパン〉」=From"nikkei BPnet 環境ポータル"
[早崎内湖の復元]
◎そして、その一環が、食糧増産のために自然が破壊された、滋賀県早崎内湖の復元ではないのだろうか。これは、これからの時代を暗示しているように思える。
[高度経済成長時代は夢であった]
◎戦後の高度経済成長時代は、日本にとって、一時(数十年間)の夢であったと思う。復興という旗印に踊った結果、バブルにまで膨らんだ。2007年2月10日公開の日本映画、「バブルへGO!!」(歴史を遡りバブル崩壊を阻止しようと計画)が作られたのも偶然ではないだろう。
[観光立国日本]
◎私は、日本を、再び(?)、観光立国日本としても(もちろん技術立国日本も同時に)、蘇ってもらいたいと願っている。美味しい食べ物と、自然のあふれる風景、落ち着いたたたずまいの建物、箱庭のような手入れの行き届いた庭園、のんびり落ち着く温泉。
参考資料→「押し寄せるアジアの観光ビッグバン」
[憧れの地ジパング]
◎ヨーロッパやアジアから来る観光客に対して、憧れの地、ジパング、を提供するというのはどうだろうか。メイド喫茶は背中がむずがゆくなってくるが、「心からのもてなし」を合い言葉に、日本を再生する、特に地方を再生するというのはどうだろうか。
参考資料→
「観光立国推進基本法の成立」平成19年1月1日より施行。From"国土交通省総合政策局観光政策課"
「観光立国推進基本法」from"Wikipedia"