真 夢人 日記

心理学、哲学、脳科学、宗教に関心があり、それらについて自分なりにまとめたものをこのブクロで発信していきます。

転職を通じてキャリア形成の機会をつかむ

[コラム記事を読んで感動]
◎あるコラム記事を読んで、感動を受けたので、それを伝えたい。感動といっても、「こんなことがあったんだ」、という驚きの感動である。
[新たなキャリアパスの描き方]
◎その記事とは、「“就社”から抜け出す新たなキャリアパスの描き方」、である。
[ビジネスを考える目]
◎そして、それは、コンサルタントの(百年コンサルティング代表取締役)鈴木貴博氏が、連載する、「ビジネスを考える目」に、載った記事である。
[新卒者は就職ではなく就社する]
◎まず最初に、記事内の言葉をちりばめながら要約を示す。日本では、新卒者は、就職するのではなく、就社する。職を得るのではなく、職場を得るのである。
[転職を勧める]
◎そういう事情なので、キャリア(自分が“天職”だと思う仕事)を形成するために、転職を勧めている。
[スキルを身につけよ]
◎一回で四年間の勤務経験を、2回転職(合計8年間)をすることによって、一生の天職(やりたい仕事)を勤めあげる技能や知識などをそこで身につけよと勧める。
[スキル獲得の転職]
◎つまり、後ろ向きの(今の職場・仕事がいやだからどこかへ替わりたい)転職ではなく、本当にやりたい仕事に就くための、必要な技能や知識や体験や人脈などを、身につける場を獲得するための転職を勧める。
[会社に勤める意識が当然]
◎そういう転職を勧めるのは、今までは、終身雇用が当たり前だったので、職に就くというよりも、会社に勤めるという意識の方が当然だった。それがいまだに続いている。
[定年退職まで勤め上げる]
◎終身雇用時代には、自分に向いていない職場・職業でも、定年退職まで勤め上げるのが一般的であった、家族のためにも。
[中途採用アリの時代]
◎しかし、今や「中途採用アリの時代」では、30歳代半ばぐらいまでは再チャレンジの可能性がある。欧米では、この考え方(自分磨き、自分売り込み転職)がごく普通である。
[下る方向での転職]
◎しかし、それ(再チャレンジ)はキャリアの形成を心がけてきたものにだけいえることである。単なる(志の定まっていない)転職であれば、上る方向ではなく、逆に下る方向での転職になりがちである。
[就社から自分のキャリアが始まる]
◎今であっても、あるいはいつの時代であっても、ほとんどの新卒社員は、自分の意思に関係なく最初の職が決まってしまう就社から、自分のキャリアが始まる。
[与えられた仕事をする場所]
◎そうであっても、そこで学べる事柄はたくさんある。だが、1〜2年では表層的な事柄しか学べない。新卒で入った職場は、自分の意思とは関係なく、たまたま上から与えられた仕事をしなければならない場所にしか過ぎない。
[スキルアップを求めて次の転職先を]
◎それ故に、現在の会社では身に付けられない技能・知識・体験を求めて、次の転職先を探す。以前の職場で得られなかったもの(キャリア形成)が獲得できるというのが、最初の転職で目指す視点になる。
[中途採用、募集職種も提示]
◎幸いなことに、中途採用の場合、募集している職種も明確に提示される。つまり、募集内容を見れば、自分の求めるものに適合するかどうかがわかる。
[得られなかったスキルのつく職種]
◎さらに次の転職先は、その前でも得られなかったスキルを身に付けられる職種を探し出せばよい。あるいは、大学や大学院での資格取得でもかまわない。
[将来展望を早い段階で作り上げよ]
◎しかし、そのように、30歳代半ばぐらいまでに、自分の職業技能を築き上げるには、自分の職業面での将来展望を、早い段階で作り上げて行かねばならない。
[将来展望を熟慮する習慣を]
◎自分の子供たちや、部下や後輩などに、早くから職業について、将来展望を熟慮する習慣を付けてあげられることを願う。
[いい会社に入りなさいの助言はするな]
◎そうでないと、これからの時代を、上昇志向で登ってゆくことは出来ないだろう。専業主婦などに多いのだが、子供に対して、「いい会社に入りなさい」的アドバイスは願い下げて欲しい。会社を求めさせるのではなく、職を求めさせることを切望する。